屋根外壁塗装工事を行った八千代市村上のお住まいです。前回ブログでは下地処理をご紹介しましたが今回はついに塗り替えの段階ですので、下塗りの役割と仕上げ塗料の特徴、お住まいにあった選び方をご紹介いたします。塗料を塗るだけと思われがちですが、形成した非常に薄い塗膜が屋根材の劣化を防いでいます。誤った施工を行うとせっかく形成した塗膜もすぐに剥がれてしまい補修が必要になってしまいますので、適切な塗り替えを行う業者を見極めてメンテナンスを行いましょう。
セメント瓦屋根の塗装工事


高圧洗浄で表面に付着した苔や汚れ、劣化した旧塗膜を洗い落とし充分に乾燥させてから塗り替えを行います。下塗りを塗らずにこのまま仕上げ塗料を塗るとどうなるかはご存知ですか?経年劣化が見られる屋根材は塗料を吸い込みやすく、色ムラを起こし見た目は斑に仕上がってしまいます。しかも密着力が悪く塗膜の剥がれを起こしてしまいます。このような現象を防ぐ為に塗装面には必ず下塗りを行います。下地に合わせてシーラーやフィラー、プライマー等を使用しますが、屋根材にはシーラーが多く、経年劣化が著しい場合はフィラー(ベスコロフィラーHG等)で肉痩せした屋根材を補修・補強していきます。近年ガルバリウム鋼板等の普及により人気の金属屋根材は、密着性に優れたプライマーで塗膜の剥がれを防止します。
地球に優しい屋根用塗料バイオマスR-Si


今回使用した塗料は水谷ペイントのバイオマスR-Si(オリーブブラウン)です。通常の塗料に使用される樹脂には石油系資源が多く用いられているのですが、塗料の製造工程や焼却の際に大量のCO2を発生させ、地球温暖化を促進させてしまいます。水谷ペイントは産学官の連携により石油系資源の使用を大幅に減らした塗料の開発に力を入れています。バイオマスR-Siもその塗料の1つとしてバイオマス原料を使用した屋根用塗料です。低汚染性に優れたナノコンポジットWも石油系資源の使用を減らした地球に優しい塗料です。
遮熱・断熱塗料は地球温暖化対策に貢献します
地球に優しい塗料、地球温暖化対策に貢献している塗料といえば遮熱塗料や断熱塗料もそうです。猛暑の夏、極寒の冬はエアコンを多く使用するお住まいが増加します。涼しくしたり暖めたり出来るエアコンの冷媒は、オゾン層の破壊に関係のあるフロンですので、使えば使う程に地球温暖化を促進させてしまいます。遮熱塗料は暑さの原因となる赤外線を反射し、室内の温度上昇を軽減させます。断熱塗料は熱を伝わりにくくし室温上昇防止・保温をすることが出来ます。室温が快適になることでエアコンの使用頻度は減り地球温暖化対策、更には電気代の節約も期待できます。
屋根には高耐久塗料がお奨め!

中塗り・上塗りを行い表面保護は完了です。バイオマスR-Siはシリコン系塗料ですので耐用年数は8~15年です。お住まいの立地や屋根の経年劣化によって異なりますので、定期的な点検で塗り替え時期を決めていきましょう。また屋根は常に太陽光や雨水に晒され続ける為、外壁よりも劣化しやすい傾向があります。屋根と外壁のメンテナンスサイクルを合わせたい場合は、外壁にシリコン系塗料を使用した場合は、更にグレードの高いフッ素系や無機系の屋根用塗料を検討しましょう。硬膜で割れやすいと言われるフッ素系や無機系塗料ですが、屋根材に適する塗料で正しい施工を行えばトラブルは起きません。
お住まいのメンテナンス方法で分からない事がある、塗料の特徴や施工費用を知りたい、まずお住まいがどのようか状態か見てほしい等、気になることがありましたらお気軽に街の外壁塗装やさんへご相談ください。点検・お見積りは無料にて承っておりますのでご安心ください。
記事内に記載されている金額は2019年12月05日時点での費用となります。
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