点検時の様子をご紹介した八千代市萱田町の2階建て住宅ですが、今回から屋根外壁塗装工事の様子を工程や日数と合わせてご紹介していきたいと思います。お住まいの経年劣化によって工程が逆になる可能性もありますので、その理由もあわせてご説明したいと思います。
屋根外壁塗装工事の作業工程
1日目 足場仮設工事


工程の打ち合わせと近隣にお住まいの方へのご挨拶を行ってからの工事です。まずは足場の仮設ですがお住まいの駐車場や前面道路、もしくは周辺のコインパーキング等に作業車を停めて作業を行います。一時的に道路が狭くなり単管の移動もありますので周辺環境に合わせて足場組みを進めます。塗装工事の場合は水や塗料の飛散も考えられますので、メッシュシートの取付が必要となります。住宅の規模や形状により多少前後しますが、ここまでの作業時間は半日ほどです。
2日目 バイオ洗浄


足場仮設の翌日に高圧洗浄を行いますが、こちらは半日~夕方までかかる事があります。苔の繁殖が著しい場合は再発生を防ぐ為に「バイオ洗浄」を行う事がございます。通常の高圧洗浄でも苔の根絶ちを行えるほどの水圧ですが、バイオ洗浄はカビや苔の原因となる菌を死滅させるため、通常の高圧洗浄よりも高い殺菌・洗浄効果が期待できます。バイオ洗浄を行う場合は洗浄剤を全体に散布し時間を置いてから洗浄を行う為、通常よりも作業時間が長くなります。
屋根外壁材が水分を含んでいると塗装後に膨れを起こす可能性が高くなりますので、高圧洗浄を行った日は他の作業を行わずしっかり乾燥時間を設けます。高圧洗浄は雨天時にも関係なく作業が行えますので日程が変わる事はほとんどありませんのでご安心ください。
サイディングに見られる浮きの原因と補修方法

ここからはサイディング外壁に見られる浮きの補修ですが、状態の良否によって洗浄前に補修を行うこともあります。外壁材の浮きが著しいと洗浄水が外壁の隙間から入り込み、雨漏りを引き起こすこともあるからです。同様の理由で目地シーリング打替え補修も先に行う事があります。このように屋根や外壁に二次被害を招くような劣化がある場合は作業工程が変更しますが、施工前に予めご説明させていただきますのでご安心下さい。


サイディング外壁が浮いてしまう原因は多くが釘による固定不足です。ほとんどのお住まいは14㎜厚のサイディングを使用しており釘を使用して張られています。しかし建物の揺れで釘も徐々に抜けてしまい、サイディング自体が浮いてしまいます。またサイディングの塗膜が劣化し吸水・乾燥を繰り返すと反りが起きてしまいます。反りの力に負けて釘が抜けることもありますので、塗装メンテナンスと釘の浮き確認は定期的に行う必要があります。今回は浮き部分にビスを打ち込むことで改善することが出来ましたが、反りが酷くなると張替以外に補修方法が無くなってしまいますので早急に対応しましょう。ちなみにご自身でも補修は可能ですが、ビスをそのまま打ち込もうとするとサイディングが割れる可能性が高い為、錐で穴を開けておきましょう。またビスを奥まで留めようとしても割れる原因になりますので、周辺の外壁材に合わせて適度なところで手を止めましょう。お住まいで気になる事がございましたら、小さなことでもお気軽に街の外壁塗装やさんへご相談ください。名前や住所を明かしたくないという方ももちろん構いません。
次回はスレート屋根とサイディング屋根のメンテナンスでお住まいの今後を左右する下地処理の様子をご紹介したいと思います。
記事内に記載されている金額は2019年12月05日時点での費用となります。
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