下地処理の様子までをご紹介した八千代市萱田町で屋根外壁塗装工事を行っているお住まいです。今回はお住まい全体の印象を決める仕上げ塗料の特徴、スレート屋根とサイディングに適した塗料の選び方を合わせてご紹介したいと思います。今後お住まいの塗装メンテナンスをご検討中の方は是非参考にご覧ください。
ファインシリコンベストでの屋根塗装


艶有塗料の方が艶消し塗料よりも耐久性に優れています
屋根は1液ベストシーラーで下塗り後、タスペーサーを取り付けている状態です。中塗り・上塗りには日本ペイントのファインシリコンベストのブラックです。弱溶剤塗料ですので施工中気になる臭いも少ない化粧スレート(コロニアル、カラーベスト)用の塗り替え塗料で、全24色艶有塗料です。塗料には艶有と艶なし、中間に3分艶や5分艶等に調整した塗料もありますが、艶有塗料は添加物が含まれていないため塗料本来の鮮やかな色が出ます。塗装してから数年で艶が無くなりますが、新築のような輝きのある見た目に仕上げる事が出来ます。艶有塗料の方が耐久性が高い為、過酷な環境下に晒される屋根には艶有塗料がお奨めです。ファインシリコンベストは高い耐UV性機能に加えて防藻・防カビ性によって綺麗な状態を長期間に渡って維持することが出来ます。
水系ファインコートシリコンでの外壁塗装


続いて外壁塗装ですが、高圧洗浄後を行い旧塗膜を剥がしたことにより素地が露出している部分も見られました。シーリング打替え補修後に塗り替えを行い、強靭な塗膜を形成していきます。まずはシーラーで経年劣化が見られる下地と塗膜の密着性を高めます。シーラーにはクリアー(透明)とホワイトがありますが、ホワイトは下地の色を隠しますので中塗り・上塗りの発色が綺麗に仕上げる事が出来ます。
現在の水性塗料は油性塗料に劣らず高性能です


充分に乾燥させてから菊水ペイントの水系ファインコートシリコン(KN045F)で中塗り・上塗りを行っていきます。水系ファインコートシリコンは7分艶・半艶(5分艶)・3分艶・艶消の中から選択できますが、塗装中に調整を行う訳ではありませんので塗装を開始する前までに見本板等で確認し、仕上がりを決めましょう。以前は溶剤(油性)塗料の方が耐久性に優れていましたが現在は水性塗料の開発も進み、耐候性・耐久性・低汚染に優れた塗膜を形成することが出来、期待耐用年数は10~15年です。
サイディングには透湿性の高い塗料を使用しましょう

塗装は基本的に3回塗りです。薄く塗り重ねることで髪の毛程の厚みの塗膜に形成し、外壁の劣化・吸水を防いでいきます。外壁塗料は種類が多いのですが、外壁材ごとに適した塗料は違います。サイディング外壁は吸水性が高く表面温度が高くなりやすい傾向があります。伸縮性の高い塗料・弾性塗料を使用すると、サイディングが含んだ水が蒸発する際に熱で柔らかくなった塗膜に膨れや剥がれを起こす可能性がありますので、内部の湿気を排出することのできる透湿性の高い塗料を使用し、塗装後のトラブルを防いでいきましょう。
次回は外壁塗装と同時に行う付帯部塗装の様子と全体の仕上がりをご紹介したいと思います。ブログや施工事例をご覧になって色や塗料、施工方法に関して気になる事がございましたら、お気軽にお電話もしくはメールにてご相談ください。お待ちしております。
記事内に記載されている金額は2019年12月05日時点での費用となります。
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