船橋市七林町のお住まいで無料点検を行いました。築13年とまだ築年数は浅いのですが屋根はリフォーム、その足場仮設に伴い外壁塗装をご検討中とのことです。今回は屋根外壁材それぞれの特徴と補修方法をご紹介したいと思います。
築13年で初めての外壁塗装前点検


スレート屋根とモルタル外壁で仕上げられた2階建ての住宅です。築13年というとスレートでもモルタルでも関わらず初めての塗り替えメンテナンスに最適な時期ですが、屋根材はニチハのパミールが使用されていました。これは今までのブログでもご紹介してきましたが層間剥離を起こしてしまう為、塗装を行う事が出来ません。パミールは1996~2008年に販売されましたので、丁度塗り替えをご検討されているお住まいで使用されている事が多いです。築10年であれば保証が適用されることもありますが、既に販売中止時期から10年経過していますので、自己負担での補修が余儀なくされます。屋根工事には足場仮設が必要ですので、せっかくですので外壁塗装等のメンテナンスを同時に行っていきましょう。今回はパミールを残したまま新規屋根材を被せる屋根カバー工法をご検討されています。
異素材を使用している外壁は接続部に注意!

外壁はモルタルと部分的なタイルで重厚感のある仕上がりですが、その中でも玄関上だけ色を変えており良いアクセントになっています。タイルは吸水性が低く劣化しにくい為、塗装も必要ありませんが、浮きや目地の割れ等を発見したら随時補修を行っていきましょう。タイルと素材の違うモルタルとの間には隙間ができやすくなってしまいますので、接触部の補修は必ず行わなければなりません。


モルタル外壁は仕上げによって印象も大きく変わりますが、手触りがざらざらしており細かな凹凸に埃が付着しやすいため汚れやすい特徴があります。定期的なメンテナンス等はサイディングの方が簡単かもしれませんが、モルタルのメリットはなんといっても手塗りだからこその温かみのある印象と自由性の高さです。洋風なサイディングが多い中、尚使用され続けるモルタルは、必ず発生するクラックの補修と塗装メンテナンスで長期的に耐久性を維持することが出来ます。
バルコニーは定期的な清掃を行いましょう


最後にバルコニーの防水点検です。硬い表面からFRP防水で仕上げていることが分かります(表面に弾性がある場合はウレタン塗膜防水です)が、築13年程度であればトップコートのひび割れを起こしている可能性があります。点検すると多少の色褪せは見られますが、漏水を起こしている兆候もありませんでした。排水口周辺には泥やゴミが詰まり水捌けを悪くしてしまっていますので、防水工事には関係なく定期的な清掃が必要です。排水口が詰まっている状態で大雨が起こるとバルコニーはプール状態になり、立ち上がりの高さによっては室内に雨水が浸入する危険性も高くなってしまいます。
今回は屋根カバー工法と外壁塗装のお見積りを作成致します。外壁の塗り替えは1色のみでの塗り替えと2色での塗り分けも可能ですが施工費用が異なりますので、いくつかパターンを作成致します。もし無料点検時に「この色が気になっている」等ご希望がありましたら、再訪時にカラーシミュレーションもお持ちいたしますのでお気軽にお申し付けください。
記事内に記載されている金額は2019年12月05日時点での費用となります。
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