千葉市花見川区天戸町にお住まいのM様より、住宅の屋根外壁塗装前点検を承りました。今回は多く採用されている木造住宅ではなくプレハブ住宅になります。プレハブと聞くと工事現場の仮設住宅というイメージが強いと思いますが、仮設という意味合いではなくその施工方法からプレハブと呼ばれるのです。そこで今回はプレハブ住宅の特徴とメリット・デメリットも含め瓦棒屋根の点検をご紹介したいと思います。
プレハブ住宅の屋根塗装前点検


プレハブ工法とは構造部分や床・壁・窓等を前もって作り、現場で組み立てる工法を指します。技術や知識が異なる大工さんが一から作り上げる木造住宅と較べると、安定した品質に期待が持てますし、軽量鉄骨造ですので木材が反ったりという変形も生じません。工場で部材を生産し、現場で組み立てるだけですので工期が短く、だからこそ災害時の仮設住宅に採用されているのです。また部材の加工がほとんど必要ない為、施工費用も最小限に抑えることが出来ます。耐火性・耐久性に劣る為、セカンドハウスや離れ等、毎日使用することが少ない場所に採用されることも多いですね。
今回は屋根に使用されている瓦棒(トタン)屋根調査の様子をご紹介します。
瓦棒(トタン)の錆が雨漏りを引き起こすこともあります


雨水の流れを妨げない縦葺き屋根材は、横葺き屋根材で施工できない1~2寸程度の緩勾配屋根に使用されるケースが多いです。金属屋根材ですのでセメント系屋根材よりも耐久性に優れていますが、傷や凹みから錆が発生すると耐久性が著しく低下してしまいます。以前はトタン(亜鉛鉄板)が使用されていましたので、現在も正式名称の瓦棒よりもトタンと呼ばれることが多いようですね。現在は錆びにくいガルバリウム鋼板が使用されることが多い為、従来の屋根材よりも高い耐久性を持ち、メンテナンス回数を減らすことも可能です。
金属屋根材でアンテナ等の金属系素材を設置している場合は、錆の流出によって屋根材も劣化してしまいますので、アンテナ等も定期的にチェックしていきましょう。
無料点検で屋根塗装が可能かを確認する必要があります

瓦棒は芯木と呼ばれる木材を支点に屋根材を固定しています。その為、芯木に固定されている釘が浮きや抜けは見られないかは必ずチェックしていかなければなりません。M様邸では釘に抜けも見られず、今の所は屋根材が剥がれる恐れもありませんが、釘に錆が見られる場合も要チェックです。釘は錆びると新品の釘よりも抜けにくくはなります。しかし錆が進行すると釘が途中で折れることもありますので、打直しやビス固定等が必要になります。屋根材に異常が見られない場合は下地処理後、錆止め塗料で錆の発生・拡大を防いだ上で塗装メンテナンスを行いましょう。
今回は破損や雨漏りも見られないため、屋根カバー工法や屋根葺き替え工事を行う必要もありません。必ず屋根材の経年劣化をしっかり調査し、屋根塗装が可能かどうかを確認しましょう。屋根材の状態が気になる場合、屋根塗装に関するご質問がある場合はお気軽に街の外壁塗装やさんへご相談ください。点検・お見積りは無料にて承っております。
記事内に記載されている金額は2019年12月05日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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