こんにちは。街の外壁塗装やさん大阪平野店の有持です。
本日は八尾市太子堂のO様邸で、付帯部(ふたいぶ)の塗装を行いました。
付帯部とは、外壁や屋根以外の塗装が必要な細かい部位のことです。シャッターボックス・雨樋・軒天・笠木・水切りなど、お家のあちこちについている部材が該当します。
じつは付帯部は外壁よりも先に傷みが出やすいんですよね。金属製の部材が多く、紫外線や雨水によって錆(さび)が発生しやすいからです。
今回はそんな付帯部を一つひとつ丁寧に仕上げていきました。写真とともにご覧ください。
O様邸は2階建てのALC外壁(ALCとは、軽量気泡コンクリートを使ったパネル状の外壁材のこと。断熱性・耐火性に優れています)の建物です。
今回の工事で対象となった付帯部は、シャッターボックス・雨樋・笠木・水切り・軒天の5か所です。
どれも毎日目に触れる部分ではありませんが、実はお家の耐久性に大きく関わっています。塗膜が劣化して錆が進行すると、その影響が外壁や屋内にまで波及することがあります。
だからこそ、外壁塗装と同時に付帯部もしっかり仕上げることが大切なんです。O様にも、細かい部分まで気にかけていただいていたことがうれしかったです。
施工前のシャッターボックスは、全体的に色あせてくすみが目立つ状態でした。
上塗りを終えた後は、ツヤのある白色塗膜がきれいに仕上がっています。これがケレン→錆止め→中塗り→上塗りという4工程を経た結果です。
見た目が蘇るだけでなく、金属の錆の進行を食い止める防錆効果も回復しています。
今回は写真がないのですが、塗装の前にまず「ケレン」という下地処理を行いました。
ケレンとは、金属面の錆や汚れ、古い塗膜をサンドペーパーやワイヤーブラシで削り落とす作業のことです。地味に見えますが、塗装の仕上がりと耐久性を大きく左右する最重要工程といっても過言ではありません。
なぜかというと、塗料は凸凹がある面の方がよく密着するからです。つるつるのまま塗っても、塗膜がすぐに剥がれてしまいます。
今回はシャッターボックス・雨樋・笠木・水切りの各金属部分にケレンをかけ、塗料がしっかり食いつく下地をつくりました。この一手間があるからこそ、塗膜が長持ちするんですよ。

ケレンが終わったら、次は錆止め塗料の塗布です。写真のシャッターボックス天板部分をご覧ください。黒色の錆止め塗料が施されているのが分かりますか。
錆止め(さびどめ)とは、金属面に防錆成分を浸透させることで、内側から錆が発生するのを防ぐ塗料のことです。
特にシャッターボックスは常に外気にさらされ、雨水も溜まりやすい形状なんですよね。放置すると錆が拡がり、最終的には金属が腐食して変形・穴あきといった状態になることもあります。
錆止めをしっかり塗っておくことで、その後に重ねる中塗り・上塗りの防水効果も格段に上がります。お家を長持ちさせるための、見えないところの大事な一手です。

こちらは水切り(みずきり:外壁の下端に取り付ける金属製の板で、雨水を外壁から切り離す役割を持つ部材)の錆止め工程です。
外壁の一番下に位置する水切りは、地面からの跳ね返りや雨水を常に受け続ける場所です。そのため金属の劣化が進みやすく、しっかりした錆止め処理が必要なんです。
写真では刷毛(はけ)を使って塗料を丁寧に塗り込んでいるのが確認できます。ローラーでは届きにくいエッジ部分も、刷毛なら細かく塗り込めます。これがプロの仕事の丁寧さです。

錆止めの乾燥を確認してから、中塗りを行います。写真の左半分が塗布済み、右半分がまだの状態です。塗料が広がっていく様子がよく分かります。
中塗りは単なる「下準備」ではありません。上塗り塗料がしっかり乗るための「土台」の役割を果たしています。中塗りを省略すると、上塗りがムラになったり、耐久性が大きく落ちたりします。
丁寧に乾燥時間をとりながら、均一に塗り広げていきます。

中塗りの後、しっかりと乾燥時間を確保してから上塗りを行います。写真では職人がローラーを丁寧に押し当てながら、塗膜の厚みを均一に仕上げていく様子が見てとれます。
上塗りが仕上げの層です。この層が部材を紫外線・雨風から直接守る役割を担います。ムラなく均一に塗ることで、ツヤのある美しい仕上がりになります。
また、上部の外壁はすでにレンガ調の色合いで仕上がっており、シャッターボックスの白色との対比が美しいですよね。色の組み合わせにも、O様のお気持ちが伝わってくるようです。
施工前の雨樋は、全体にくすみが出ており経年劣化の状態でした。
上塗り完了後はすっきりと仕上がり、視覚的にも清潔感が戻ってきました。
雨樋は雨水を適切に排水する大切な部材です。塗膜が劣化すると素材自体が傷み、ひび割れや破損につながることがあります。今回の塗装でしっかり保護できました。

こちらは雨樋の下塗り(錆止め)工程です。足場の上から、ローラーをしっかり押し当てながら塗布しています。
雨樋には塩化ビニール製と金属製があり、金属製の場合は錆止めが必要です。O様邸は金属製のため、ケレンで旧塗膜を除去してから錆止めを施しました。
足場があるからこそ、こうした高所の細かい部位にもしっかりアプローチできるんですよ。足場は足場代という費用がかかりますが、それだけの価値がある理由がここにあります。

こちらは雨樋の上塗り工程です。ローラーを縦方向に丁寧に動かしながら、塗膜を均一に仕上げていきます。
縦樋のような細長い部材は、ローラーの動かし方で仕上がりのムラが出やすい部分です。一定の力加減でゆっくり動かすことが大切で、職人の技術が光るポイントでもあります。
仕上がった雨樋は見た目が蘇るだけでなく、紫外線・雨水からの保護機能も回復します。細い部材でも、手を抜かず仕上げることが長持ちにつながります。

水切りの上塗り工程です。刷毛(はけ)を使い、エッジ(端部)にしっかり塗料を乗せながら仕上げていきます。
水切りは外壁の最下部に位置するため、地面からの湿気を受けやすい部分です。しっかり塗料で保護することで、錆の発生を防ぎ、外壁への水分浸入を防ぐことができます。
ローラーではなく刷毛を使うのは、細い部材の角部分まで確実に塗料を行き渡らせるためです。こうした細部への気配りが、仕上がりの質と耐久性を左右します。
なお、笠木(かさぎ:屋上やベランダの頂部に水平に取り付けられた板状の部材で、雨水の浸入を防ぐ役割があります)についても同様に、ケレン→錆止め→中塗り→上塗りの工程で仕上げました。
笠木は上面が雨に直接当たるため、劣化が進むと雨水がベランダ内部や壁体内に浸入するリスクがあります。今回の塗装でしっかり防水性能を回復させています。
施工前の軒天(のきてん:屋根の軒先部分の天井面のこと)は、全体にくすみと汚れが目立つ状態でした。
上塗り完了後は、清潔感のある白色に仕上がっています。お家の印象がぐっと明るくなりますよね。
軒天は外壁と違って雨が直接当たりにくいものの、湿気がこもりやすく、カビや剥がれが発生しやすい部位です。今回の塗装で通気を確保しながらきれいに仕上げました。

軒天の下塗りが完了した状態です。通気口(換気口)が写っているのが分かりますか。
軒天には通気口が設けられており、屋根裏の湿気を逃がす役割があります。塗装の際は、この通気口を塗料で塞いでしまわないよう気をつけながら作業します。
職人がこうした細かい部分を意識しながら施工していることが、お家の劣化を防ぐことにつながります。下塗りでしっかり下地をつくり、その後の中塗り・上塗りで仕上げていきました。
- 付帯部塗装は必ず外壁塗装と一緒にやらないといけないですか?
- 必ずしも同時でなければならないわけではありませんが、外壁塗装と同時に行うことを強くおすすめしています。
理由は主に2つあります。1つ目は「足場の費用」です。付帯部は高所にある部材が多く、塗装には足場が必要になります。外壁塗装の足場を利用すれば、改めて足場を組む費用がかからず、コストを大きく抑えることができます。
2つ目は「見た目のバランス」です。外壁だけ新しくなって付帯部が古いままだと、全体的にアンバランスな印象になってしまいます。一緒に仕上げることで、お家全体が生まれ変わったような仕上がりになります。
- ケレンをしないと、どんな問題が起きますか?
- ケレン(金属面の錆・汚れ・古い塗膜を削り落とす下地処理のこと)を省略すると、塗料の密着力が大幅に下がります。
具体的には、塗装してから短期間で塗膜が剥がれてきたり、錆が塗膜の下で進行し続けたりします。見た目がきれいに仕上がっても、耐久性が低ければすぐにやり直しが必要になってしまいます。
ケレンは地味で手間のかかる作業ですが、塗装の寿命を大きく左右する最重要工程の一つです。当店では省略せず、必ずしっかり行っています。
本日は八尾市太子堂O様邸の付帯部塗装として、シャッターボックス・雨樋・笠木・水切り・軒天をケレン処理から上塗りまで丁寧に仕上げました。
金属部分(シャッターボックス・雨樋・笠木・水切り)は「ケレン→錆止め→中塗り→上塗り」、軒天は「下塗り→中塗り→上塗り」と、部材に合わせた工程で丁寧に仕上げました。工程を省かず積み重ねることが、長持ちする塗装の基本です。工程を省かず丁寧に積み重ねることが、長持ちする塗装の基本です。
O様、工事中はご不便をおかけしておりますが、引き続きていねいに進めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
次回はベランダ防水の工程を行う予定です。ベランダ防水もしっかり写真でお伝えします。
同じような付帯部の傷みでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。お見積もり・ご相談は無料ですので、気になることがあればどんな小さなことでもお声がけください。
記事内に記載されている金額は2026年07月22日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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