窯業系とは、紙とセメントを混ぜて固めた建材で、素地そのままでは水を吸収してしまう為、工場で製造時に塗装がされています。
しかし、紫外線や外気に晒されることにより最初の塗装が劣化します。
写真のように壁を手でなでると、外壁色の粉が付着します。
この状態がチョーキングと呼ばれる、最初の塗装が劣化してきたサインとなる最も分かりやすい症状です。
南面や特に日当たりの良い面で発生します。
北面やお風呂場の近く等、湿気の多い箇所に発生します。
見た目で汚れ具合が分かるので、この苔の発生を気にされる方も多いです。
窯業系サイディングはこのように素地が水を吸収し晴れた日に乾いてを繰り返すと外壁自体が変形してしまいます。
変形してしまった外壁は真っすぐ元の状態に戻すのは困難な為、チョーキングやこのような苔の発生が確認できましたら、早い目のお手入れが必要です。
シーリングと呼ばれる箇所で、新築時は弾力があり隙間なく施工されています。
しかし経年と共に徐々に表面が硬化し、割れてきます。
サッシの特に上部の劣化は雨漏れの直接の原因となります。
シーリングの劣化は目視で確認できるので、小さなひび割れが発生している場合は注意が必要です。
記事内に記載されている金額は2023年12月22日時点での費用となります。
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