こんにちは！街の外壁塗装やさん大阪平野店 松本です。
本日は堺市中区にてお見積り依頼で伺った現地調査のご紹介です。
外壁の劣化状況はもちろんのこと工事をするうえで確認が必要なことや施主様の要望も確認しながらチェックしますのでそのポイントも解説したいと思います。
それでは見ていきましょう！
まずは建物の引きで外観から確認します。
外壁の種類、敷地、トラック搬入の際に把握しておかないといけない道路の幅などざっと確認します。
ここで一番目立ったのはベランダ手すりからの錆び汚れです。
手すりは鉄製でその劣化状況からケレンなどの下地処理が必要だと確認できます。
ケレンとは主に鉄部に対して行う「素地調整」を意味する言葉で、素地調整の中でもさび落としの意味合いで使われることが多いです。
建築現場では「素地ごしらえ」「下地処理」などという言葉も使われていますが、基本的に行う作業は同じです。
塗料を塗る前に素地をキレイにする、整えることをいいます。
外壁にひび割れが起きています。
正確には実際のひび割れと、以前にひび割れを補修したコーキング材が原因で「ブリード」現象を起こしています。
「ブリード」現象とは、コーキング剤に含まれる可塑剤がにじみ出てくることで起こります。
可塑剤が補修表面に溶け出た塗料や汚れと反応して変色してしまうのです。
その原因は、コーキング剤と塗料の相性です。 相性が悪いものを使うと反応することによって、その成分が表面ににじみ出て変色してしまうのです。
敷地内に大きく育った植木がありました。
これは工事に支障がありそうなので、施主様に報告したところ切ってほしいとのことでした。
処分費をご負担して頂くことにはなりますが、弊社では伐採することも可能ということをお伝えしました。
裏側から見ると一階の下屋根まで伸びていたのですが雨樋の中にも枯葉や土が溜まっており、排水の妨げになっていました。
この場合は雨樋の交換を推奨しています。
もちろん補修で済むこともありますが、雨樋自体が変形して勾配が崩れてしまっている場合は交換となってしまいます。
最後にテラスの屋根である波板が完全になくなっており完全に波板張り替え工事も必要になります。
また、形が斜めになっているため波板カットの加工も必要になります。
波板は尺＝約30.3㎝で計算するため波板の尺数も割り出す必要があります。
今回の現地調査ではケレン作業有無や、付帯工事（雨樋交換、波板張替え）の有無、植木伐採など一言塗装工事のお見積りと言ってもたくさんのチェックポイントがありました。
一つ一つ施主様の要望確認しながらお見積りに入れる項目をご提案させて頂きました。
後日、お見積りをお持ちさせて頂きますのでご縁がありましたら、また記事にさせて頂きたいと思います。
本日は以上となります。最後まで読んで頂きありがとうございました(^_-)-☆
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