
今回ご相談いただいたのは、焼津市にお住まいの当社OB様。
これまでにも何度も工事をご依頼いただいている、大切なお客様です。
長いお付き合いのあるお客様からのご相談ということもあり、現地へ駆けつけました。
今回のご相談内容は、積水ハウス製ガレージの雨漏り。
本来であればしっかり調査を行い、最適な改修工事を行いたいところですが、今回は少し難しい事情がありました。
調査の結果、防水工事は可能と判断、今回は塩ビシート防水の重ね張りのご提案を行いたいと思います!
とにかく急ぎたい。でも防水資材が入らない…
お客様としては当然、
「できるだけ早く直したい」
というお気持ちです。
雨が降るたびにガレージ内に雨水が入り、大切に保管していた物が濡れてしまう状況。
精神的にもかなりのストレスだったと思います。
私たちとしてもすぐに改修工事を進めたいところでした。
しかし、ここで問題になったのがナフサショックです。
ナフサとは、石油製品の原料になる材料のこと。
防水材や塗料、建築資材の多くはこの石油製品から作られています。
そのため原料価格の高騰や供給不足が起きると、防水資材も品薄になります。
今回もまさにその状況で、
必要な防水資材が軒並み入荷しない
という状態でした。

「資材が入るまで何もしない」
それでは、お客様の被害が広がってしまいます。
そこで今回は、まず応急処置として緊急補修を実施しました。
使用したのはファストフラッシュという防水補修材です。
これは、柔軟性があり複雑な形状にも追従しやすい防水テープのような材料で、雨漏りの応急処置に非常に役立ちます。
さらに今回は念のため、その周囲をアルミブチルテープで囲い、防水性能を高めました。
アルミブチルテープとは、防水性と粘着力に優れた補修用テープです。
正直に申し上げると、見た目はあまり綺麗ではありません。
ですが今回は、
「見た目よりもまず被害を止めること」
を最優先にしました。
積水ハウスなどハウスメーカー住宅の防水が難しい理由
ここで少しお話ししたいのが、ハウスメーカー住宅の防水工事についてです。
積水ハウスさんに限った話ではありませんが、ハウスメーカーの建物にはメーカー独自の工法や専用部材が数多く使われています。
つまり、一般の工事会社では同じ材料が使えないケースが多いのです。
そのため、
・どこまで既存仕様を活かすか
・どの工法なら安全か
・メーカー仕様と干渉しないか
こういった判断が非常に難しくなります。
正直に言えば、
ハウスメーカー製住宅の防水は、そのメーカーに依頼するのが最も無難です。
ただし、その分費用は高額になる傾向があります。
そこで私たちのような地域の施工会社は、
安全性を確保しながら、できるだけコストを抑えられる方法を探すことが大切になります。
協力会社さんにも同行いただき、徹底調査
今回は判断が難しい案件だったため、防水工事の協力会社さんにも同行していただきました。
経験豊富な専門業者さんと一緒に現地を細かく確認していきます。
積水ハウスのこのタイプの屋上防水は、
ALCパネルの上に勾配断熱が施工されている構造になっていました。
ここで少し補足すると、
ALCパネルとは軽量で断熱性のあるコンクリート系パネル。
住宅やガレージの床・壁によく使われます。
そして勾配断熱とは、水が流れるようにわずかな傾斜をつけた断熱材のことです。
この構造だと、既存防水の上から新しい防水を施工できるかどうかを判断するために、
断熱材の厚みを正確に把握する必要があります。
実際にドリルで穴をあけて構造を確認

図面だけでは分からないこともあります。
そこで今回は実際にドリルで調査穴をあけ、断熱材の厚みを確認しました。
「穴をあけて大丈夫?」
と思われるかもしれませんが、こうした調査は適切な補修を前提に行う正式な確認方法です。
見えない部分を想像だけで判断してしまう方が、結果として危険です。
もちろん、穴をあけたところは水が入らないように念入りな防水処理を行いました。
今回は塩ビシート防水の重ね張りが可能と判断
詳細な調査の結果、今回は
塩ビシート防水の重ね張り
で対応できると判断しました。
塩ビシート防水とは、防水性能の高い塩化ビニール製シートを貼って防水する工法です。
耐久性が高い人気の防水方法です。
そして今回のポイントは、
既存防水を撤去せず、その上から施工できる可能性が高いこと。
これにより、
・解体費用
・廃材処分費
・工期
を大きく抑えることができます。
つまり、
大幅なコストダウンにつながるご提案ができそうです。
また、既存の防水を撤去する必要がないことは、工事中の雨リスクを減らすことができます。
防水を撤去した状態で雨が降れば、雨漏りをおこしてしまう可能性が高まります。
雨漏りでお困りなら、まずは調査が第一です
雨漏りは、放っておいて自然に直ることはありません。
むしろ、
「少しだから大丈夫」
と思っているうちに被害が広がるケースがほとんどです。
特にハウスメーカー住宅は構造が特殊なことも多く、経験の少ない業者が安易に工事すると、かえって悪化することもあります。
だからこそ大切なのは、
正しく調査して、最適な方法を選ぶこと。
弊社では、塗装だけでなく防水工事のご相談にも対応しています。
「メーカーに頼むと高そう…」
「どこに相談すればいいかわからない…」
「まずは見てもらいたい」
そんな時は、お気軽にご相談ください!
記事内に記載されている金額は2026年05月14日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。


















