建物に使用する部材の「
でんでん」をご存じですか? 「
でんでん」は、外壁に「
竪樋(たてとい)」を固定する
金具です。今回は、竪樋を固定している「
でんでん」について簡単にご紹介します。
「
でんでん」という名前の由来は「
でんでん太鼓」の形からだそうです。「竪樋:たてとい」をはじめ、「雨樋(横樋や這樋)」などの「樋:とい」は、建物に沿うように取り付けられており、地味で目立ちません。更に「取付金具」に至っては、じっくり見ることもないかもしれません。竪樋を固定する「でんでん」には、
打ち込みタイプと
T字タイプがあります。
打ち込みタイプの「でんでん」は、先端が
釘のようになっています。好きなところに固定しているわけではなく、サイディングや外壁内側にある「
柱」に固定しているのです。写真は、
モルタル外壁の「でんでん」打ち込み部分が緩んできている状態です。緩んで
下方向へ下がった部分には、縦樋を伝ってきた雨水が溜まりやすくなります。その状態が続いたことで、打ち込み部分に「
錆」が発生しています。このままでは、内側の「
柱」も雨水を含んでしまうことになります。そして、徐々に雨水が建物内部へ浸入し、
雨漏りに繋がるおそれもあります。出来るだけ早めに補修されることをおすすめします。
シーリング部分に「でんでん」を打ち込むのは施工不良という方もいらっしゃいます。
打ち込みの場合
シーリング部分(目地)の内側には、必ず
柱などのしっかりした
下地があるため、そこを狙って打ち込んで固定しています。シーリングは、建物が揺れたときや、サイディングが寒暖差で伸縮したときにも、衝撃を吸収する役割をしています。そして、ゴム状で
押し戻す力が働くため「でんでん」を打ち込んだため漏水に直結するということはありません。しかし、シーリング材が劣化しては、機能を果たすことができません。定期的な
メンテナンスが必要です。シーリングは耐用年数が長く
性能の良いものがおすすめです。
近年外壁に多く使われている
窯業サイディングへ「でんでん」を打ち込むということは、壁に太い釘を刺すようなイメージになりますので「
T字でんでん」で
ビス固定する方法もあります。私たち街の外壁塗装屋さんでは、お客様のご意向を踏まえ、現状で最適なメンテナンスをご提案いたします。
記事内に記載されている金額は2022年03月02日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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