暮らしに“便利”をもたらすウッドデッキ。洗濯物を干すときのスペースなど実用的な使い方はもちろん、バーベキューやティータイムといった趣味の場としても活躍します。
ウッドデッキは、新築のときは綺麗に輝いて見えますが、雨や風、太陽の光を受け続けているうちに塗料が剥がれてくることから劣化を感じるようになります。
「色がくすんできた」「塗膜が剥がれてきた」など、見た目だけを問題に感じた場合、すぐに補修しなくても良さそうに思えるかもしれません。しかし、ウッドデッキは「人が乗る」「物を置く」ことを想定しているため、劣化が原因でケガにつながることも考えておく必要があります。
木製のウッドデッキは、水の浸透による腐食や劣化を防止する目的で塗装が施されています。しかし、塗膜の効果が薄れると本体の寿命が縮まり、使用上のリスクにもつながるでしょう。定期的な塗装メンテナンスは、ウッドデッキを綺麗に保つほか、劣化も防ぐことができるのです。
こちらのページでは、ウッドデッキの塗装メンテナンスについて詳しく説明していきます。塗装方法やメンテナンスの時期、塗料選びをぜひ覚えていってくださいね。
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
↓ ↓ ↓
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。
動画で見たいという方は是非ご覧ください!
お住まいにウッドデッキを設置している方に是非覚えておいていただきたいのは「塗装メンテナンスのサイクル」です。ウッドデッキとは言っても、雨風や紫外線を受ける状況によっても劣化の進み具合は違うため、「どの程度劣化したらメンテナンスすべきか」と悩む方も多いかと思います
ウッドデッキのメンテナンスにおいて大事にしたいのは「劣化を未然に防いで、ウッドデッキの寿命を延ばしてあげる」という意識です。木が腐ってからでは、塗装や簡単な補修程度では済まなくなります。
また、腐食の恐ろしいところはシロアリ被害の可能性です。腐った木材をそのままにしておくとシロアリが集まり、それが住宅の柱や基礎などに潜り込む…というケースも考えられます。
このような「木の腐食」を防止するためにも、塗装は3~5年程度で検討することをおすすめします。ただ、先ほどもお話したとおり、腐食が起きてからでは塗装では済まないこともあるため、3年程度でまずは劣化の状態を点検しましょう。
次に、ウッドデッキに塗装が必要なサインをいくつか説明していきます。
天然木を使ったウッドデッキには、無塗装で使える「ハードウッド」、塗装メンテナンスが必要な「ソフトウッド」があります。
ハードウッドの場合、もともと木の材質が“腐りにくい”という特徴があるため、無塗装でも問題ないとされています。しかし、塗装はいらないものの、雨や風、紫外線を受けないわけでないため、次第に色褪せによる「白銀化」は起こります。
また、塗装が必要なソフトウッドのウッドデッキの場合ももちろん経年により見た目の変化が起こります。雨風や紫外線の影響を受けると塗膜が破壊され剥がれてくるなどの劣化症状に現れることが多いです。
無塗装のウッドデッキなら、選ぶ段階で「年数が経ったときの色の変化を楽しみたい」と考えているケースもあるでしょう。ただ、そのままにしていると白さが際立ってきて、本来の木の美しさが失われていくことを不安に感じられる方も多いと思います。美しい素材感をキープしたいときには、色褪せが起こり始めたときがメンテナンスのタイミングです。
もともと塗装が必要なタイプのウッドデッキの場合は、塗装が剥げてきたように感じたら、劣化を食い止めるためにも早めに塗装を考えましょう。
苔や藻などが繁殖してきたら、ウッドデッキに塗装が必要なサインです。
苔や藻が育つ要因として「水分」があるため、木材に水分が溜まっているという証とも言えるでしょう。本来、木材に水分が染み込まないように塗料を塗っているので、その機能が失われているということです。
苔や藻が大量に繁殖すると、見た目が悪くなるだけでなく、木材がどんどん腐食し劣化することに。ウッドデッキの耐久性が大きく損なわれることとなり、とても危険です。もろくなった木材は、ちょっとの刺激で割れや折れなどが起こるリスクが伴います。その上を歩くのは不安ですし、ケガをしては大変です。「木が腐った」「木が割れた」などの状態に陥ってしまえば塗装では補修ができません。少しでも、苔や藻が見られたときには、早めに塗装で対応しましょう。
屋根塗装や外壁塗装の場合、「足場を組まなければならない」「面積が広範囲」とコストが高額となるケースがほとんどです。でも、ウッドデッキへの塗装なら足場を組む必要はなく、しかも塗装範囲が狭いのでリーズナブルです。こまめに塗装メンテナンスができれば、大がかりな補修となることはありません。定期的に点検をし、必要な時期にきちんと塗装してあげましょう。
ウッドデッキ塗装にはどんな塗料があるの?
ウッドデッキを塗装するとき、どんな塗料を使うのでしょうか?
大きく分けて、「浸透タイプ」「造膜タイプ」があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
浸透タイプの塗料は、塗膜を作らずに木材に塗料を浸透させます。表面に塗膜ができないため、塗膜によって木目が隠れてしまうことがなく、木が持つ木目をそのまま活かす塗装が可能です。
造膜タイプの塗料は、塗料を塗ることで表面に膜をつくります。塗料の膜で表面が覆われるため、浸透タイプの塗料よりも耐久性は高めです。ただ、塗膜に木目が埋もれてしまうというデメリットもあります。
2つの塗料があっては「どちらで塗った方がいいのか」と悩んでしまいますよね。塗料の特徴をよく理解したうえで、最も重視したい部分を叶えてくれる塗料を選んでいきましょう。
「木目を隠さずに木が持つ美しさを眺めていたい…」と思われる方は、浸透タイプの方が合っているかもしれません。一方、「頻繁に塗装しなくていいほど耐久性を持たせたい」とお考えの方は、造膜タイプで塗ることをお勧めします。
また、塗料のタイプだけではなく、「どんな色で塗るべきか」に迷うこともあるかと思います。実は、造膜タイプの塗料にも、クリアータイプで木目を活かせるタイプもあるのです。塗料の選び方に迷ったときは、ぜひ街の外壁塗装やさんにご相談ください。お客様のご希望やお好みをじゅうぶんにお伺いし、最適のご提案をいたします。お気軽にお申し付けください。
ウッドデッキに塗装メンテナンスが必要な点についてはお分かりいただけたかと思います。ですが、塗装は単に塗ればいいというわけではありません。きちんとした工程でしっかりと塗ってこそ、本来の塗料の効果が得られるのです。街の外壁塗装やさんでは、お客様が安心してウッドデッキをお使いいただけるように、正しい工程に沿って塗装をしております。実際にどんな手順でウッドデッキを塗装するか見ていきましょう。
①清掃、洗浄
はじめに、ウッドデッキを清掃していきます。汚れがある状態で塗っても、塗料がうまくなじみません。雑巾での水拭き、デッキブラシでの洗浄など、ウッドデッキの状態に合わせて丁寧に洗浄作業をしていきます。
汚れがひどければ高圧洗浄機を使うケースもあります。ただ、水圧によって汚れを取り除く高圧洗浄機の場合、パワーが強くて木材が余計に傷んでしまう可能性があります。木材を傷めない適度な力加減で、高圧洗浄をすることも大事です。
全体的にきちんと洗浄をしたら、しっかりと乾燥させます。
②下地調整
続いては、下地調整の作業です。ウッドデッキの表面をサンドペーパーで磨きます。その際、釘が飛び出ている部分があれば、打ち直します。
塗装後の仕上がりに凹凸が見られないように、塗装の剥がれ部分、木のささくれ部分など、平らに塗装できるように研磨していきます。
ウッドデッキ全体に研磨作業を施すことは非常に大変な作業となります。しかし、下地調整は仕上がりに大きく影響する大事な工程です。隅々まで、丁寧にチェックして凹凸がないように仕上げていきます。
また、造膜タイプの塗料が塗られているウッドデッキの場合、下地調整のときにいったん塗膜を剥がさなければなりません。
③養生
次は、ウッドデッキの周りを養生テープやビニールシートで養生する作業です。一般的には、窓や外壁、金具、庭の芝生、植木、花など、塗料がついては困る部分をすべて覆います。塗料を使うため、周囲に飛び散らないための作業です。
④塗装(下塗り、上塗り二回)
次はいよいよ塗装です。専用の刷毛で、デッキ同士の隙間や溝などから丁寧に塗装していきます。その後はデッキ表面の塗装を行い、デッキの裏側を塗装してまいりましょう。
ウッドデッキの床下は、ふだんはまったく目にする機会がなく、腐食にも気づきにくい場所。湿気が溜まりやすいため、表面よりも木材が腐るリスクが高めとなります。表面はもちろん、裏側までしっかり塗装することが大切です。
ウッドデッキの塗装は2度の重ね塗りが基本です。先ほどご紹介した下塗りを1回目とし、乾燥させたあと上塗りをしていきます。全ての作業完了に要する時間は3~5日程度です。
次に、ウッドデッキ塗装における重要なポイントをいくつかご紹介していきます。
乾燥時間を十分に確保する
塗装では、乾燥時間の確保がとても大切です。洗浄後や塗装後の乾燥が不十分では、本来の塗料の効果が薄れてしまいます。塗装工事は、同じ工程をこなしたとしても、一つ一つの工程に対する作業の質の違いによって仕上がりに差が出ます。街の外壁塗装やさんでは、高品質な塗装に仕上げるために、作業を丁寧に行うことはもちろん、適切な乾燥時間を守ることを心がけています。
天候にも気を配る
塗装工事において、天候に配慮することは重要なポイントです。天候の重要性はウッドデッキはもちろん、屋根や外壁など「塗装工事」全般に当てはまります。いざ始めたあと、雨が降ってしまえば工程を中断せざるを得なくなり、その分作業期間も伸びてしまいます。ウッドデッキの工程は、だいたい3~5日程度ですので、その工事期間中に晴れの日が続けば、工期が遅れることなくスムーズに進むでしょう。そのため、雨が少ない季節、晴れの日が続きそうなタイミングでご依頼いただくと、スケジュールに遅れが出る可能性が低くなります。
木材が腐っている部分は交換が必要
ウッドデッキ塗装では、基本的に腐っている部分は交換しなければなりません。しかし全ての木材を交換す必要があるかといえばそうではなく、「部分的に傷んでいる」「一部だけ腐っているようだ」という場合は、部分的に木材を張り替えることで対応が可能です。
しかし、「全体が腐ってしまった」「ウッドデッキを支えている柱まで腐っていた」というケースは、大がかりに補修しなければならないでしょう。”主要箇所が腐っている”、”広範囲に渡って腐食している”という場合は、塗装だけでは機能回復ができない可能性が高いのです。
ご自身で点検を実施した際に腐った箇所や傷んだ箇所を見つけた場合、そのままの状態で人が乗るのは大変危険ですので、早めに補修を検討しましょう。
外壁塗装時に併せて塗装するのもお勧めです
外壁塗装をする際、ウッドデッキのメンテナンスも一緒に行うこともおすすめです。
外壁が傷んでいる時期には、雨樋や軒天なども同様に劣化しているケースがあります。そのため、一般的に外壁塗装のときに、住まいの付帯部もメンテナンスをすることが多いです。外壁塗装とウッドデッキ塗装を一緒に行うことで、工事を一度で終わらせることができます。そのため「どこにお願いするか」「見積もりを依頼する」などの手間もまとめられ、さらには工事タイミングが一緒ですから、「いつメンテナンスを行ったか」という時期も忘れずに済むでしょう。
10年に一度という、比較的長いスパンでのメンテナンスの外壁塗装と比べると、ウッドデッキは3~5年とメンテナンスサイクルが早めです。そのため、「つい、この前メンテナンスした気がする」「もう少し後でもいいのでは?」と思いがちかもしれません。しかし、木材は塗装の効果がなくなると傷みやすくなるデリケートな素材。塗装を怠ったばかりに、せっかく便利で楽しい使い方ができるウッドデッキが「腐って危険で使えない」「見た目がひどい」「補修にお金がかかる」ということにもなりかねません。
街の外壁塗装やさんは、ウッドデッキのみの塗装のご相談も喜んでお受けします。「我が家のウッドデッキは塗装した方がいい?」と塗装にお迷いの方は、まずはお気軽に無料点検をご活用ください。
ウッドデッキの塗装の際、一緒に外壁塗装もやってしまおうかとご検討中の方もぜひご相談ください。街の外壁塗装やさんでは、屋根や外壁などお住まい全体の塗装工事も承っております。塗装に関しての知識も豊富で、多くのお客様のお住まいのお悩みを解決してまいりました。塗装工事のエキスパートとして、品質の高い工事を心がけています。まずは、お気軽に無料点検をご活用ください。
-
ウッドデッキの塗装は3~5年程度のサイクルでのご検討がオススメです。
-
ウッドデッキの塗装サインは、剥がれや色褪せ、苔や藻の繁殖です。
-
ウッドデッキ塗装で使う塗料には、浸透タイプ塗料と造膜タイプ塗料があります。
お客様のご要望をお伺いし、最適なご提案をいたします。 -
ウッドデッキの塗装工程は「清掃と洗浄→下地の調整→養生→塗装(2回塗り)」です。
-
木材の傷みや腐食がひどい場合、塗装だけで機能を回復させることはできません。
部分的な張り替えや補修など、塗装以外の作業が大がかりに必要なこともあります。 -
外壁塗装と一緒にウッドデッキの塗装をご検討されることもおすすめです。
-
街の外壁塗装やさんではウッドデッキのみの塗装のご相談・ご依頼も大歓迎です。