袖ケ浦市のぞみ野、本社から車で10分位の所にある住宅街です。 その住宅街にお住まいのI様より屋根のメンテンスのご相談をご依頼いただきました。 先ずはお話をしっかりとお伺いします。 やりたいこと、ご希望がわからないと提案しても一方通行です。 ご希望のご予算や不安に感じてらっしゃること、お話をお伺いしました。 今回は屋根のメンテナンスをご希望されていました。飛び込み業者に煽られ、急いで工事をしたほうが良いのか お悩みです。早速屋根の上に登って調査の開始です。 【建物調査】 先ずは外観を拝見します。壁についている汚れはコケです。陽の当たらない箇所や水はけの悪い箇所にはどうしてもコケが付着しやすくなります。 この汚れが残ることで外壁を徐々に傷めていきます。 飛び込み業者がつけ込む格好のネタにもなるんです。
屋根の上に登って調査の開始です。 屋根の上に登らず、下から見て傷んでるなんて神様みたいな業者さんもいるようですが、そういうところは相手にされない方が賢明です。 (神様なら別ですが) 屋根はコロニアル屋根で塗装歴があります。
塗膜に関しては大きな剥離はなく、下塗り・中塗り・上塗りときちんとした施工をしていたようです。 黒っぽく見える部分、なぜでしょう?
棟板金の釘浮きが若干見られます。前回は釘を直さないまま塗装したようで釘の浮いた胴の部分にも塗料が付いています。 ほんの一手間なんですけどね。 先ほどお話した黒い部分は水が残りやすい箇所です。屋根材と屋根材の重なり部分は水が残りやすいのでこのような現象になります。 そして鼻先(先端部分)。藻が生えています。
屋根材の先端部分は一番最後まで水が残るところ。そして小口(断面)は塗装が剥離してしまい、コケや藻が発生しやすい状況なのです。 屋根の状況から言って、今回は塗装工事で対応可能と診断し、ご提案をいたしました。 【足場と高圧洗浄】 屋根の塗装工事には足場が必要です。 危険防止はもちろんのこと、洗浄時の飛沫が飛んでしまう恐れがあります。 近隣のご迷惑にもなりますのでしっかりとした足場とメッシュシートを設置します。
高圧洗浄、今回は屋根だけでなく、外壁もコケを落とします。
強すぎて塗膜を落とさないよう、圧力を下げて洗浄します。
ちょっとしたことですが気配りと技術が必要な作業です。 他にも玄関周りなど、お客様が喜んでいただけるような箇所は無償で洗浄いたしました。 【下処理・下塗り】 今回の屋根はコロニアル屋根です。 洗浄後、下塗をしていきます。 今回使用する塗料は日本ペイント社製の「サーモアイSI」です。 これはシリコンのしゃ熱塗料になります。熱を遮る効果のある塗料です。 この塗料の特徴は下塗り(白)にも遮熱の効果があることです。 ほかの塗料は上塗材だけに効果があるものが主流です。 下塗りをしたあとはタスペーサーを設置します。
これは「縁切り」と言われる作業で塗料で屋根材の隙間を埋めないようにするための作業になります。 これも材料の両側に入れずに一箇所だけ入れたり、入れない箇所があったりという施工業者が非常に多いので 注意すべき工程です。 【中塗り】 今回の塗料はサーモアイSI。色はクールミラノグリーン。外壁の黄色系の色には絶合うのでお勧めいたしました。 奥様もよいとおっしゃっていただいたのでその色で施工です。
最初に塗料の入りつらい部分から塗装していきます。
その後に全体をローラーで施工します。 続いて一定時間乾燥をさせて上塗りをして仕上げていきます。 工事が完了いたしました。
記事内に記載されている金額は2021年06月24日時点での費用となります。
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