車庫の屋上は約15㎡分あり、お庭として何かと重宝していたそうですが、一時期は老朽化と共に撤去も考えたそうです。ただ撤去するにしても、重厚な作りで作ってしまった事から、解体費用が大きくかかってしまう為、この先現状を維持していこうと思ったそうです。ただ現状を復旧することにどのような工事が、最善にかつ低予算で出来るかが重要で、どのような業者さんを選んだらよいかなど解らない事だらけだったそうです。幸い近くに娘さん夫婦が住んでおり、インターネットで調べてもらった所、弊社のホームページを観覧し、似たような実績が掲載されていたことから、お問い合わせをいただきました。
市原市西国分寺にお住まいのお客様は屋根が踊り場になっている大きな車庫をお持ちです。その屋根付き車庫ですが、築年数が経過し、劣化してきてしまい、雨漏れして車両が濡れてしまうようになってしまいました。しかも雨垂れしてきた雨水に錆が混じっているようで、茶色の雨水が垂れてきて、車両が汚れてしまうとのことです。劣化してきていることは解っていたそうですが、それほど生活に影響がしなかったために、修繕工事などは今まで行わなかったということです。
車庫の屋上は約15㎡分あり、庭として今まで何かと重宝していたとのことですが、一時期は老朽化と共に撤去も考えたそうです。ただ撤去するにも、重厚な作りなので、解体費用が大きくかかってしまうため、現状を維持していく決断になりました。ただ現状を復旧することにどのような工事が、最善にかつ低予算で出来るかが重要で、どの様な業者さんを選んだらよいかなど解らない事だらけだったそうです。幸い近くに娘さん夫婦が住んでおり、インターネットで調べてもらった所、弊社のホームページを観覧し、似たような実績が掲載されていたことから、お問い合わせをいただました。
現地調査をして見ると、思っていた以上にダメージがありました。上部の防水は所々に塗料が劣化して穴が開いてしまっていました。平らな陸屋根でコンクリートが打設されており、その上に塗膜防水がされているようです。メンブレン(塗膜)防水なのですが、その塗膜も経年で薄くなったり、なくなっている所もあります。雨水が染み込んでいる形跡がさまざまなところにあります。浸透した雨水のせいで、支えとなっている鉄骨にも大きなダメージがあり、一部は欠落している状態です。
鉄部分には錆も多く、完全に元には戻す事はできませんが、これ以上劣化が進まないようすることは可能です。
雨漏れが一番の問題ですので、今後のことを考え、どのように雨漏れを止め、耐用年数を長くし、車庫の機能を維持するための工事をご提案いたします。
数年だけのことを考えるのであれば、雨漏れ部分を止める詰め物をするだけでよいのですが、その様な工事ではいくら安いとはいえ、しっかりとした工事とは言えず、お客様の不安と雨漏れがまた短期間の間に再発してしまう為、今回の工事は通気緩衝工法により防水工事をご提案いたしました。
今回の工事は雨水を車庫に入れない様にする為に通気緩衝工法を取り入れました。
通気緩衝工法とは、下地がコンクリートなどの時に有効な防水工事になります。防水には色々な工法がありますが、下地がコンクリートの場合は下からの湿気が問題になってきます。上位部の湿気や雨水は塗膜防水により遮断されます。下からの湿気は塗膜を下地から剥離してしまう事があり、塗膜を浮かせてしまい寿命が短くなってしまいます。通気緩衝工法は下から出た湿気を通気シートを通して脱気塔(煙突)から逃がすことができ、塗膜の耐用年数を向上することができます。その後のメンテナンスも上部のトップコートの塗り替えで低予算で行うことが可能な為、防水工事にかかるランニングコストを抑えることができます。
脱気シートを設置することによりコンクリートの下地から上がって来た湿気や水分を逃がすことができます。今回使用しているメーカーは 株式会社ダイフレックスの脱気シートです。裏地がフィルムとなっているので、皺のないようにしっかりと貼り付ける必要があります。シートをしっかりと貼らないと雨水の流れにも悪影響を及ぼすため、しっかり行わなくてはなりません。
通気緩衝シートとウレタン塗膜防水の組み合わせによる通気緩衝工法になります。ダイフレックスのDSカラー・ゼロを使用しました。ウレタン塗膜防水は乾くまでに時間がかかる為、天候に左右されてしまう工事となります。乾く前に雨などに遭遇してしまうと防水性には問題ないのですが、仕上がりに影響が出て綺麗な面になりません。通常の塗装よりも天候を常に気にかけておかないといけない工事です。
通気緩衝工法では脱気塔と言う煙突装置を付ける必要があります、少々邪魔になってしまいますが、下から上がった湿気を脱気塔から逃がす役割がある必要不可欠な装置です。ステンレスで作られており、次回のメンテナンスでも交換の必要はありません。ただ、移動は出来ないため、取り付ける場所にも気を使わなくてはいけません。
最後にトップコートとしてDSトップ・エコを使用いたしました。色はライトグレーです。トップコートは7~10年程度の耐用年数があるとも言われています。表面塗膜は劣化してきてしまいますが、脱気緩衝工法は次回のメンテナンスも表面塗膜を塗装すれば、これからの防水も維持でき長い間雨漏れのお悩みから、解消できるはずです。(防水のことでしたらこちらまで)
雨漏れがしていた部分の防水工事が完了致しましたので、次の工事として車庫の外壁塗装工事に移行いたします。雨漏れが生じていた根本を解決してからの工事となります。長年の歳月が経っていましたので、壁部分にも色々なゴミが付着していました。高圧洗浄を施しても取り切れない汚れが付着していた為、ケレン作業を致します。ヘラやヤスリなどの道具を使い、出来る限りの清掃作業を致します。
鉄部分は錆の腐蝕により、穴が開いてしまっている部分もあり、このまま塗装しても穴が目立ってしまう為、出来る限りパテ埋めをいたしました。
外壁塗装と言いましてもブロックにより作られている外壁ですので、正直言いますと時間が経つと内側からの湿気で、塗料が剥がれ出してくる可能性もあります。今回お客様のご希望でブロックを塗装いたしました。元のブロックには以前塗装をご自分で何度か塗装していたとの事ですが、剥がれの不具合はわずかで、風船のように塗料が膨れ上がっている部分も無く、状態としては悪くはない状態が保たれていました。
今回外壁に使用した塗料は日本ペイントのパーフェクトトップで、色はND-102になります。シリコン塗料以上の性能を持つラジカル制御形ハイブリット塗料になります。耐用年数が通常のシリコン塗料よりもラジカル制御により長く、太陽光の影響を制御するため、劣化しにくい塗料となっております。
パーフェクトトップを選んだ理由といたしましては、ブロックに特有のエフロレッセンス現象が無い事や、定期的にお客様が何かしらの他の塗料を塗装しているとの事で、水性塗料を選択し、数ある塗料の中から信頼できるものを選びました。
工事工程は3回塗りが基本となり、コンクリート系でしたので、ファインパーフェクトシーラー塗料(白色)を塗装し、仕上げ材となるパーフェクトトップを2回重ね塗りとなります。仕上げ材は白く見えますがND-102を使用し城に近いクリーム色をしています。コンクリートで覆われていますので、ジメッとして暗いイメージをさわやかな色を選択し、イメージを一新したいと言う奥様のご要望でした。
車庫に繋がっている門扉もありました。当時の分譲では良くブロックを加工して、分譲区では門扉を初めから作りつけているものが多く、この場所だけ吹き付けスタッコ調コテ押え仕上げになっていました。現在で考えると一部分だけ仕様を変えると金額が上がってしまいますし、少ない㎡数ですと施工する方も大変になる為に部分施工は余り無いのですが、当時はバブル時代たった事もあり、工事費が掛かっていても施工していたと思われます。
屋上に踊り場があり下の階に車両を入れる車庫の補修工事が完成し、よみがえることが出来ました。長年車庫なのに錆びた雨水が車両に流れ落ち、お困りになっていたお悩みを解決でき心配事が無くなり、お客様もお喜びになってくださりました。これで無事に工事終了となります。この先も防水工事には弊社の施工保証も尽きますので、長期に渡り安心して生活ができます。(擁壁などの塗装のことでしたらこちら間で)
記事内に記載されている金額は2019年09月05日時点での費用となります。
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