横浜市泉区中田南にお住まいのお客様は、近所のお宅を工事していた業者に棟板金の浮きを指摘され、屋根の調査をご依頼くださいました。調査では、大棟部分の棟板金が浮いており、
スレートにも色褪せなどの経年劣化が見られました。
築20年、前回の塗装から年月が経過している為、
屋根塗装もご希望です。「せっかく塗装するのなら、耐久性の優れた塗料を使いたい」との事で、高耐久フッ素塗料サーモアイ4Fを使用した屋根塗装を実施することになりました。棟板金の浮きは、台風被害によるものと判断できましたので、火災保険を適用して補修します。
お問い合わせを頂き、まずは現地調査へお伺いしました。現在、街の外壁塗装やさんでは、
新型コロナウィルス対策として、マスクを着用し、ソーシャルディスタンスを取りながら点検・工事を行っています。
スレート屋根には、色褪せやシミが目立ち始めていました。過去に一度、塗装を行っているようですが、縁切りがされていなかった為、スレートの重なり部分が変色していました。縁切りが不十分だった場合、雨漏りを引き起こす可能性がありますので注意しましょう。
お問い合わせのきっかけとなった棟板金の様子です。ステンレスビスで補強したところで、しっかりと固定できる状態ではありません。棟板金交換工事を行い、下地から全て新しいものに交換しましょう。棟板金の浮きは台風通過後に生じたもので、板金を固定している釘も比較的新しい事から、棟板金の交換には火災保険を適用しました。
まずは、棟板金交換工事を行います。棟板金は、貫板と呼ばれる下地の上から板金を被せ、ステンレスビスで固定します。お客様邸の隅棟(斜めに取り付けられた棟)は差し棟になっており、そちらは異常がありませんでしたので、大棟4mの棟板金を交換しました。
続いて、高圧洗浄を行います。スレートに付着した苔や藻・カビなどの汚れを洗い流していきます。汚れが見られない場合でも、古い塗膜が残っていますので、しっかりと洗浄します。
洗浄後は充分に乾燥させてから、次の工程に移ります。乾燥させる為の時間は最低でも24時間、出来れば48時間は設けたいものです。
前回の屋根塗装では、縁切りがされていませんでしたので、
タスペーサーを設置して、スレートの重なり部分に隙間を確保します。誤った施工方法は後々、不具合を発生させる原因になります。お住まいのメンテナンスを行う際には必ず、信頼できる業者に依頼しましょう。
棟板金を塗装する為には、ヤスリを用いて表面を磨き(ケレン)、錆びや汚れをしっかりと落とします。大棟の棟板金は新しく交換しましたので、差し棟のみケレンを行いました。
続いて、棟板金と差し棟に錆止め塗料を塗布します。錆び止め塗料は、金属の腐食を防ぐ為のものです。赤錆色なので、塗装した部分がよくわかります。
サーモアイシーラーで下塗りを行います。日本ペイントの
サーモアイシリーズは、遮熱機能をもつ屋根塗料です。下塗り材にも勿論、その機能があります。仕上げ塗料と合わせて使うことで、優れた遮熱効果を発揮します。
下塗りを乾燥させてから、サーモアイ4Fで中塗りを行っていきます。サーモアイ4Fの耐用年数は、12~15年程度とされています。非常に高い耐久性をもちますので、次の塗り替えまでの期間を延ばすことができます。耐久性を重視したい方にはお薦めです。
上塗りを行います。上塗りも中塗り同様、サーモアイ4Fのクールダークグレーを使用しました。塗り重ねることで塗膜に厚みをもたせ、塗料がもつ機能性や耐用年数を存分に発揮させることができます。上塗りを行う段階で、美しい艶が出てきました!
サーモアイ4Fを使用した屋根塗装が竣工となりました。クールダークグレーは、上品で落ち着いた色です。グレーの屋根は、どんな外壁とも合わせやすい為、塗装を検討している方は是非、取り入れてみてはいかがでしょうか。
私たち街の外壁塗装やさんでは、お住まいの現地調査からお見積り作成まで無料で実施しています。初めての塗装を検討している方や施工不良にお悩みの方も、お気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2021年03月22日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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