
H様より、サッシから雨漏りが発生しているとのご相談をいただき、現地調査に伺いました。
室内側では2階・3階のサッシまわりに漏水の形跡が見られ、見た目には窓が原因のように感じられる状態でした。
しかし雨漏りは、実際には少し離れた外壁の隙間やひび割れから水が入り込むことも少なくありません。
そこで私たちは室内外を丁寧に確認し、散水試験も行いながら原因を絞り込みました。
その結果、外壁の目地の劣化とクラックが主な侵入口と判明し、クラック補修を含む目地打ち替え工事をご提案。
H様にも内容をご理解いただき、工事をご用命いただきました!
工事費用
約900,000円(税込み)(足場含む)

まずは室内側の漏水箇所を確認しました。
こちらは2階サッシの上部で、赤丸部分に雨水が現れていた箇所です。
サッシまわりから水が出ていると、窓枠そのものやサッシの取付部が原因と思われがちですが、実際には外壁内部を伝って別の場所から水が回り込んでいるケースもあります。
特にサッシ上部は、侵入した雨水が溜まりやすく、症状として表面化しやすい位置です。
今回も表面的な補修だけでは再発の恐れがあるため、
漏れている場所と入っている場所は別かもしれないという前提で、慎重に原因調査を進めていきました。

続いて3階サッシまわりも確認すると、こちらも同様に雨漏りの疑いがある状態でした。
複数階で似た症状が出ている場合、局所的な不具合ではなく、外壁面全体の防水性低下が関係していることが少なくありません。
今回の建物でも、同一面の外壁に経年劣化が進んでいる可能性が高いと判断しました。
サッシ自体に大きな破損がなくても、外壁の目地やひび割れから侵入した雨水が内部を流れ、下階や別の開口部に影響を与えることがあります。
こうした症状は放置すると下地材の傷みにつながるため、
早めの原因特定が大切です。

外部を調査すると、外壁の目地部分にひび割れが見られました。
目地は外壁材どうしの継ぎ目を保護し、建物の動きに追従しながら雨水の侵入を防ぐ重要な部分です。
しかし、紫外線や風雨の影響を長年受けることで、
シーリング材は硬化し、痩せたり切れたりして防水機能が落ちていきます。
今回のように目地に明確な割れが出ている状態では、そこから雨水が浸入しても不思議ではありません。
見た目には細い隙間でも、雨が繰り返し当たることで建物内部へ水が入り込むため、
目地の劣化は軽視できない症状です。

さらに、外壁面そのものにも
クラックが発生していました。
今回確認したひび割れは、外壁の角付近に伸びており、雨水の侵入口になりやすい位置です。
モルタル調の外壁や凹凸のある仕上げでは、細かなクラックでも内部に水が回ることがあります。
特に角部は建物の動きが集中しやすく、ひび割れが進行しやすい場所です。
サッシから雨漏りしているように見えても、実際にはこのような外壁クラックから浸入した水が壁内を伝って現れているケースは珍しくありません。
今回は
目地だけでなく外壁クラック補修も必要と判断しました。

原因を確実に絞り込むため、散水試験を実施しました。
疑わしい箇所に順番に水をかけ、室内側の反応を確認することで、雨漏りの侵入口を探っていきます。
今回の調査では、外壁の目地やクラックに散水した際に室内側で症状が再現され、
漏水原因は外壁の目地劣化とクラックであることを特定できました。
雨漏り修理では、この原因特定がとても重要です。
やみくもにシーリングを打つだけでは再発リスクが残るため、調査結果に基づいた適切な工事内容を組み立てることが、長持ちする補修につながります。

施工ではまず、まわりを汚さないようしっかり養生を行ったうえで、劣化した既存の目地材を撤去しました。
傷んだシーリングを残したまま上から増し打ちすると、十分な密着が得られず不具合の原因になることがあります。
そのため今回は、目地打ち替えとして古い材料をできる限り丁寧に取り除き、健全な下地を整える工程を重視しました。
外壁の意匠を傷めないよう工具の入れ方にも注意し、深さや幅を確認しながら作業を進めています。
見えなくなる下準備こそ、仕上がりと耐久性を左右する大切な工程です。

既存目地の撤去後は、清掃を行ってからプライマーを塗布しました。
プライマーは新しいシーリング材と下地をしっかり接着させるための接着促進材で、この工程を省略したり塗布量が不足したりすると、施工直後はきれいでも早期の剥離につながる恐れがあります。
今回も目地の側面へムラなく塗り広げ、細かな部分まで確実に塗布しました。
こうした下処理を丁寧に行うことで、建物の動きに追従しやすく、雨水の侵入を防ぐシーリング本来の性能を発揮しやすくなります。
長く安心していただくために欠かせない工程です。

プライマーが適切に乾いたことを確認した後、新しい目地材を充填していきます。
シーリング材はただ入れればよいわけではなく、目地の奥までしっかり行き渡らせ、内部に空隙ができないよう施工することが大切です。
今回もガンを使って一定の速度で充填し、厚み不足や充填ムラが出ないよう注意しながら作業を進めました。
雨漏り修理においては、この充填不足が再発原因になることもあるため、特に慎重さが求められます。
外壁目地の防水ラインをしっかり再構築するイメージで、一本ずつ丁寧に打ち込んでいきました。

充填した目地材は、そのままでは表面が不均一で内部に空気が残ることがあるため、ヘラで押さえながらならしていきます。
この工程では見た目を整えるだけでなく、シーリング材を目地の側面へしっかり押し付けて密着性を高める役割があります。
押さえが不十分だと、わずかな浮きや隙間が残り、後々の剥離や漏水リスクにつながることもあります。
今回は外壁の凹凸に合わせて力加減を調整しながら、まっすぐきれいに仕上げました。
機能性と美観の両方を意識した、仕上げの重要な工程です。

ならし作業まで終えると、目地はまっすぐ整い、外壁との取り合いもすっきりとした状態になりました。
テープを外した後のラインが乱れていないか、充填不足がないか、表面に気泡やへこみが出ていないかを確認しながら仕上がりをチェックしています。
雨漏り補修では機能面が最優先ですが、毎日目に入る外壁だからこそ、見た目にも違和感のない施工が大切です。
今回も建物全体の印象を損なわないよう配慮し、
防水性と美観の両立を意識して仕上げました。

今回の工事では、主な外壁目地だけでなく、配管まわりなど付帯部の目地についても打ち替えを実施しました。
こうした取り合い部分は形状が複雑で、雨水が溜まりやすかったり、シーリングが切れやすかったりするため、見落としなく補修することが大切です。
せっかく主要部を直しても、周辺の劣化部が残っていれば別の場所から水が入る可能性があります。
街の外壁塗装やさんでは、雨漏りの再発を防ぐためにも、原因箇所だけでなく関連部位まで確認し、必要に応じて補修範囲をご提案しています。

すべての工程が完了した後、建物全体の仕上がりを確認しました。
補修した目地は外壁になじみ、見た目にもすっきりとした印象です。
雨漏りは目に見える症状だけでなく、建物内部で静かに進行していることもあるため、今回のように原因を特定したうえで必要な補修を行うことがとても大切です。
お引き渡しの際にはH様にも仕上がりをご確認いただき、満足のいく工事となりました。
今後も安心してお過ごしいただける状態へ整えることができ、私たちもほっとしています!
今回は、豊島区東池袋でサッシからの雨漏りにお困りだったH様邸にて、現地調査・散水試験を行い、外壁目地の劣化とクラックが原因であることを特定したうえで、クラック補修を含む目地打ち替え工事を実施しました。
雨漏りは、漏れている場所だけを見ても本当の原因にたどり着けないことが多く、正確な調査が何より重要です。
また、今回の工事費用は約900,000円(税込み)にて実施いたしました。
私たちは一つひとつの症状を丁寧に確認し、建物の状態に合った補修方法をご提案しています。
街の外壁塗装やさんでは、外壁塗装はもちろん、シーリング工事や雨漏り修理のご相談にも幅広く対応しております。
無料調査も承っておりますので、サッシまわりの雨染みや外壁のひび割れ、目地の切れが気になる方は、どうぞお早めにお問い合わせください。
早めの対応が、お住まいを長持ちさせる大きなポイントです!
記事内に記載されている金額は2026年10月28日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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