東京都江戸川区にてガレージ室内と擁壁控え壁の塗装工事を承りました。
室内塗装で注目すべき点は、外壁とは異なり臭気がこもり易いスペースでの作業になります。作業前の養生と作業中の臭気を考え、水性塗料パーフェクトトップでの塗り替えをご提案致しました。
使用材料
パーフェクトトップ(H22-90A調色)
現在はクロス張りのお住まいが増加しておりますが、塗装は基本的にどのような下地でも施工が可能ですので、簡単に安くイメージチェンジを行い場合には最適です。
塗り替え依頼を頂いたのは、東京都江戸川区で事務所として使用しているガレージです。モルタル仕上げですがとても綺麗な状態ですので特に補修をする必要もないでしょう。現在はピンク色ですが、色によって表れる効果が違う事はご存知でしょうか?
色は見た目だけでなく、人の交感神経・副交感神経に働きかける効果が違います。この2つの自律神経は日常生活の中で無意識に働いているものですので、自分でこうしよう!と動かせるものではありません。その為、〇色を見たからこの効果を得られる!という訳ではありません。あくまで無意識にでも人に与える効果ですので、色を選ぶ際に参考にしてみても良いでしょう。
現在のピンク色は副交感神経に働きかけリラックスする効果があり、緑色にも同様の効果があるようです。自然の色ですのであえて室内を塗るではなく、植物を置いてみるだけでも手軽に効果が感じられそうです。
多くのお住まいでも使用されている白色は神経自体に影響はなく、部屋を広く明るく見せる効果があります。清潔感が高い為、色に特にこだわりが無い場合は白色を選ぶと良いでしょう。落ち着く色としてベージュも挙げられます。
黒色は生活感を感じさせないスタイリッシュな印象を与えます。とても格好いい仕上がりですが、他に鮮やかな色を組み合わせると疲れを感じさせてしまいますので、彩度を抑えた色と組み合わせましょう。
赤色は交感神経に働きかけ気持ちをポジティブにする効果があります。食欲増進・アドレナリン分泌・温かみを感じる効果があります。冷え症対策にも効果があるようですので、色の効果が身体に影響を与えることが分かりますね。食欲増進というと橙色にも効果があるようです。頭の働きによい効果を示す色として黄色も挙げられます。集中力を高められる為、仕事スペースに取り入れることで仕事の効率も上げられそうですね。
青色は沈静効果、気持ちを落ち着かせる色です。催眠効果もある為、寝室に最適です。精神状態を安定させるという意味では茶色も良いです。重厚感もあり高級感が感じられますし、家具に取り入れても良いですね。
色が変わるだけでこれほど与える効果が変わります。
さて、続いては室内塗装の色の決め方です。〇色を使用したい!とここまでは決めている方も多いと思いますが、ホワイトでも真っ白のものやオフホワイトのような色もあります。少し明るくするつもりだったのに想像よりも明るくなってしまった、ということにならないように、チェックするべき点がいくつかあります。
まずは太陽光の日射条件です。建物の向きや窓の数によって取り込む太陽光の量も違います。室内で過ごす際に時間帯をチェックし、最も過ごしやすい色を見本板で確認していきましょう。
同様に照明器具の明るさです。蛍光灯やLED等使用する電気は異なると思いますが、色温度によって昼光色・昼白色・白色・温白色・電球色などに分類され、色が異なります。全体を照らす色が異なれば室内の色も変わりますので、電球の変更を行う機会に色もチェックしていきましょう。
色が決まれば早速塗り替えです。汚れや埃が多く付着している場合はほうきで払い落としたりし、下地を綺麗にしていきます。室内の物が汚れないように養生をし、天井から下塗りをしていきます。いかに綺麗な下地であっても、下地処理と下塗り塗装は非常に重要な工程ですので必ず行います。天井にはローラーにつぎ柄をつけてまんべんなく塗っていきます。塗料が垂れないように慎重に作業していきます。
壁も同様に塗りしっかり乾燥させます。塗料には独特な臭いがあり、外壁では気にしなくとも室内では非常に気になる点です。そこで今回は、臭気の強い油性(溶剤)塗料ではなく、水性を使用しました。
外壁塗料にも水性塗料が増えてきておりますが、昔は耐久性の高さから溶剤塗料が人気でした。今では水性塗料の性能も高くなったため耐久性にも違いが無いと言われていますが、何が違うのかご存知でしょうか?
塗料に含まれている顔料や添加物等は全て個体です。一度液体に溶かし塗装、乾燥させて塗料に密着させます。液体に戻すために塗料を希釈するのが水かシンナーかで水性と油性塗料が分かれます。油性塗料は、希釈させるシンナーの溶解力の強さによって「強溶剤」「弱溶剤」に分類されます。お住まいで使用される溶剤塗料は、塗料用シンナーで希釈する弱溶剤塗料が主流でしょう。それでもシンナーを使用している為、強い臭気が残ってしまいます。その点、水性塗料は水で希釈している為臭気を抑えることが出来ます(全くない訳ではありません)。
水性塗料は気温が低い場合や水に濡れる場所ような条件下では使用できませんが、今回は室内ですので特に問題はありません。また有機溶剤を使用していないため、人体にも環境にも優しい塗料です。
水性だからムラが出るといったトラブルはなく、仕上がりは施工業者の腕により決まりますのでご安心ください。
中塗り・上塗りにはパーフェクトトップのH22-90Aを調色して塗装しました。薄いイエローは優しい印象を持ちながらも集中力を高める空間に仕上げることが出来ました。艶を抑えることで、照明の反射も優しい印象にします。
完全に乾燥させた後に荷物を戻し室内塗装は完了です。DIYでも施工は可能ですが、道具の準備は面倒ですし、養生は案外難しいものですので、綺麗に仕上げたい場合は一度街の外壁塗装やさんへご相談ください。点検・お見積りは無料にて承っておりますのでお気軽にご連絡ください。
続いては控え壁の塗装です。地震で擁壁が倒れてしまった事故が発生してしまいましたね。目隠しフェンスに控え壁を取り付けているお住まいは少ないと思いますが、高さがある為倒壊には注意する必要がありますね。今回はブロック積みの控え壁を塗装し、フェンスの色に統一していこうと思います。
控え壁は3.4m以下ごとに設置していきますので、塀の長さによって数も異なります。道路の面にあり倒壊の恐れがあるブロック塀で、控え壁が無い場合は早急に取付や高さの変更を行いましょう。
下地処理としてサンドペーパーで表面の汚れを落としていきます。下塗りシーラーで塗料が剥がれにくい下地に仕上げます。ブロックは雨水を吸い込んでしまいますので、雨天時を避けてしっかりと乾燥させてから塗装をしていきましょう。
目隠フェンスの色に合わせてこげ茶色に調色して2回塗りを行います。フェンスに付着しないようにマスキングテープで養生し、ムラが起きないよう丁寧に塗り重ねていきます。控え壁にもパーフェクトトップを使用していますが、隠蔽性の高い塗料ですので下地の透けを起こさずに希望の色に仕上げることが出来ます。
防藻防カビ性能も持っていますので、汚れを付着させず綺麗な状態を維持することが出来ます。色ムラはない事を確認し工事は完了です。
塗装を行うだけで印象を大きく変えることが出来ます。素材の耐久性を低下させないようにするためにも、塗装が必要な箇所はメンテナンスを行いましょう。街の外壁塗装やさんでは、屋根・外壁塗装はもちろんですが部分塗装も行っています。気になる事がありましたらお気軽にお問い合わせください。素材・状態に合わせて適切なメンテナンスをご提案させて頂きます。
記事内に記載されている金額は2019年02月02日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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