江戸川区松島のお客様で、お住まいの外装メンテナンスをご検討されていると言うご相談を頂き、現状調査にお伺いさせて頂いた事が始まりです! こちらのお宅は建てられてから15年強経過している状況で、お客様からは年数的にもそろそろ屋根、外壁共に塗装によるお手入れを進めて行きたいとのご依頼となります。 耐久性と快適性重視で屋根については、遮熱型のサーモアイ4Fのフッ素塗料、外壁についてはラジカル制御形塗料のパーフェクトトップでの施工となります。 更に色についても従来の単色仕上げでは無く、目地シーリングのラインで分割した2色分け塗装で仕上げさせて頂きました(^O^)/
施工内容
外壁塗装 屋根塗装 シーリング打ち替え 色選び
使用材料
屋根:日本ペイント サーモアイ4F(クールジェノバブラウン) 外壁:日本ペイント パーフェクトトップ(ND-108及びND-342)
こちらが施工前の現地調査の状況となります! 屋根材はスレート葺き、外壁についてはサイディングを使用しております。 建てられて15年以上を経過している事からも、年数から来る汚れの付着や部分部分においての劣化症状が見られました(>_<)
サイディングについてはオシャレな彫り深いサイディングとなります! ベランダ下部のコーナー部分のサイディング同士の角継ぎ目はシーリングも痩せており、開口になっている状況が見られました。
更に全体的に目地シーリングにも所どころで割れの症状が見られます。 この目地シーリングについては既存撤去、新しいシーリング材を充填する打ち換え施工を行い、補修を施した上で塗装で仕上げて行く必要が有ります。
塗装工事の施工前に重要な準備があります。 それは今回新しく塗装する色の選定となります! 私たち街の外壁塗装やさんでは、この色選びにおいてカラーシミュレーションを作成し、お客様にイメージして頂きながらご検討頂いております。 こちらは屋根のカラーシミュレーションで既存の色を踏襲したミラノグリーンと、ガラッとイメージを変えたクールジェノバブラウンの2通りを作成させて頂きました(#^^#)
屋根についてはこれまでのイメージを変えるべく、クールジェノバブラウンをお選び頂きました。 続きまして外壁の色選びです! これまでは単色の外壁サイディングでしたが、こちらもイメージを変えて2色分けでやってみたいとのお話となりました。
色は決定ですが、色分けの位置もいくつかのパターンでご提示
色はいくつかのパターンの中からこのND-108とND-342のツートンで確定です。 後はどの位置で色分けをするかを決めて参ります。 濃いポイントとなるND-342をベランダのみとするパターンや、ポイントを建物の中心部分のみ等、こちらも複数のパターンを作成してご検討頂きました。
最終的にはこちらの建物の中心部分からベランダに亘って濃いポイントを据え、その他をベージュ色で包み込む形のこのパターンで決定致しました。 これで準備も万端整いました。 いよいよ施工の始まりとなります(^O^)/
工事の方は足場の架設作業からスタートです。 3階建てと言う事も有り、3名の足場職人で朝から夕方まで丸一日掛かりましたがメッシュシートも張り終えて無事架設工事の終了となります。
続いて作業は高圧洗浄作業となります。 この作業から塗装職人の乗り込みです。 洗いは上から下の順になるので先ずは屋根洗浄作業です! 特にコケや汚れは高圧水で落とせるだけ落として行きます。 最終的にはこの様に表面の剥離し掛かった既存塗膜も剥がれて、少し白くなるくらいまで洗い流していきました。
外壁洗浄についても同様に、年数分で付着した汚れやコケを落として参ります。 屋根外壁ともに高圧水での洗浄ですが、建材自体が若干弱っている部分が有りました。 そう言った箇所についてはあまり激しく水を充て過ぎない様に建材も保護しつつ、状態を見て調整しながら作業を進める必要が有ります!
目地シーリングの打ち換え施工は第一段階として既存シーリングの撤去を行います。 カッターで切り込みを入れると既に密着性が低下していると共に硬化もしているので、この様に比較的容易く撤去出来ます!
撤去したシーリング部分にマスキングテープで養生して、プライマーを塗布していきます。 接着性を高める為に重要な準備作業です! プライマー塗布後、このオートンイクシードを充填していきます。 このオートンイクシードは製造メーカー曰く、期待耐用年数として20年以上と謳われている高耐久シーリング材となります。
シーリング工事には2つの施工パターンが有ります。 一つは前段でもご説明した目地シーリングに代表される打ち換えの施工、そしてもう一つはこちらの窓やドア等の開口部周りの打ち増し施工とになります。 プライマーを入れ、既存シーリングの上からシーリング材を増して打っていく施工法となります!
オートンイクシードは乾燥までに何日か必要ですので、その間に屋根の塗装作業を行って参ります。 こちらのお宅はスレート屋根となり、夏場は特に暑さが著しくなる状況とご相談頂きました(>_<) ですので遮熱効果のある塗材で快適性を図るべく、日本ペイントの遮熱型塗料サーモアイシリーズを使用します! 更に一般材料のシリコン塗料よりも耐久性もあるフッ素樹脂塗料、サーモアイ4Fを使用して施工させて頂きます。
屋根塗装作業の始まりです(^O^)/ 先ずは下塗り作業から行いますが、スレート屋根におけるサーモアイ4Fの下塗り材、サーモアイシーラーを塗布していきます。 白色の塗料となるので、下塗り完了後はこの様に屋根が雪化粧をした様な状況となります。
屋根の主剤塗料を塗布する前に、こちらも重要なひと手間の作業、タスペーサーの取り付けを行います。 タスペーサーとは上と下のスレートとスレートの重なりの隙間を確保する為に装着する部材です。
これは屋根材と屋根材の隙間を塗料が塞いでしまう事で中に入り込んだ雨水の抜け場が無くなる様になり、雨漏り原因となる可能性が想定される事から、その対策として取り付ける物となります!
1枚のスレートに2箇所取り付けを行い、屋根全体に漏れなく装着致しました。 この様にしっかりと屋根材の重なりの間隔を確保して置く事で、これから塗布する主剤塗料が重なりの隙間を塞がない様に致します。
屋根の中塗り作業で1回目の主剤塗料の塗装、更に既定の乾燥時間を経て2回目の主剤塗料の塗装、上塗り作業を行います。 下塗りから数えて合計3回塗り、これが塗装施工の基本となります!
上塗りを掛けた屋根は、この様により色味と艶感が増した仕上がりとなります。 青空に生えた屋根が、より一層仕上がりを引き立たせる印象です(#^^#)
そして作業は外壁塗装へと進んでいきます! 外壁の下塗り材は既存下地がサイディングの場合、このパーフェクトサーフです。 屋根の下塗り材のサーモアイシーラーと同様に白色で、主剤塗料の密着性を高める為の塗材となります。
下塗りを終えるとこちらも一旦外壁全体が白く染まります。 その上に主剤塗料を乗せて行きますが、主剤塗料はいよいよカラーシミュレーションで分けたツートン仕上げの作業と言う事です。
外壁の中塗り、上塗りで使用する主剤塗料は日本ペイント製のパーフェクトトップです。 色番はND-108のベージュ系と濃い系のポイントとなるND-342の茶系の2色となります。
中塗り、上塗りと掛けて外壁を塗っていきます。 一般的に中塗り・上塗りでは同様の塗料、それぞれの同色で塗り色味を乗せて行きます。 今回の場合、中塗りで塗布して乾燥した塗料と上塗りで塗布する塗料とでは写真の様に若干色が異なりますので、塗り残しの心配はありません。
2色の境界となる目地の部分はマスキングテープを使用しつつ、細かい手直しも繰り返して境界ラインを取っていきます。 職人さんの腕とセンスが問われる細かい作業となります!
屋根、外壁と施工も一区切り付き、ラストスパートの仕上げ工程へと進みます。 雨樋を始めとした屋根外壁に付随する付帯部塗装と呼ばれる部分塗装作業です。 こちらは雨樋と基礎の上の水切り板金を塗装している模様となります。
軒天や破風板の塗装も行います。 軒天はケンエースと呼ばれる軒天専用塗材、破風板は先程の雨樋や水切り板金と同様の日本ペイントの弱溶剤塗料、ファインシリコンフレッシュを使用致しました。
これら付帯部塗装も主剤塗料の重ね塗りは変わりません。 更にケレンと呼ばれる目荒らし下地調整も行った上での重ね塗りの塗布作業ですので、この様に密着性を有した艶感のある仕上がりとなります!
ベランダの方も当然お手入れの対象です。 FRP仕上げのベランダで表面の劣化が若干ですが進行しているので、表面保護膜の形成となるトップコートの塗布を行います。 これは防水工事とは異なり、飽くまでも表面塗装の延長となる作業です。 傷みの進行がそれ程著しくない場合は、このトップコートによるお手入れで充分です(#^^#) アセトン拭きで下地を洗浄、プライマー、トップコートの順で塗布を重ねて参ります!
こちらのトップコートも下塗り、中塗り、上塗りの3工程入れて行きます。 乾燥してエアコンの室外機を戻して完了となります。
最後の最後に電灯の枠やポストの支柱、更にはラティスと呼ばれる木製の囲い等も塗装させて頂き、これでようやく塗装作業の終了となります。
無事足場の方も外し、久し振りに開放感のある状態に復旧致しました。 工事の完了です(^^)/ 2色分けもカラーシミュレーションの通りしっかりと仕上がった印象です!
足場解体前に最後に屋根の方も確認し問題は無しです。 フッ素塗料ですので艶感も非常に鮮やかな出来栄えとなっています!
裏面もツートンカラーでの色分けを行っています。 元来がスタイリッシュなお住まいですので、こちらもしっかりとバランス良く仕上がった印象になりましたね(#^^#)
私たち街の外壁塗装やさんでは、耐久性を求めた施工は勿論、お客様のニーズの沿った塗料のご提案、カラーシミュレーションを活用した色選び等、多岐に亘るご対応を心掛けて取り組ませて頂いております!新型コロナウィルス対策も維持継続しながら業務の方も運営させて頂いておりますので、どうぞ皆様もお気軽にお声掛けご相談頂ければ幸いです。
記事内に記載されている金額は2023年11月15日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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