杉並区阿佐谷北にて鉄部の塗装をご検討中のお客様よりお問い合わせいただき調査をさせていただいたことが工事のきっかけでした。
既存の鉄骨階段にはサビが出ており、旧塗膜もボロボロになってしまっておりました。鉄部のサビは景観を悪くするのはもちろんのこと、耐久性も著しく低下してしまいます。近年にも鉄骨階段からの落下事故があったことが記憶に新しいかと思います。その事故を皮切りに鉄骨階段のお問い合わせも多くいただくようになりました。
鉄骨階段の塗装を行う際に重要な工程がケレンという作業になります。ケレン作業のケレンは英単語のcleanから来ており、やすり掛けを行うことで下地を整えることを目的としております。
ケレン掛けも目の粗いやすりと、目の細かなやすりを使い分けて表面をなだらかにしていきます。その際に旧塗膜の浮いている部分に関しては取り払っていくのですが、下地の出ている部分と旧塗膜の残っている部分が出てまいりますのでどうしても表面に凹凸ができてしまいます。この塗膜の段差が塗装後にも残ってしまうことがございますのであらかじめご承知おきいただけますと幸いです。
使用しました塗料は日本ペイントのファインSiです。ファインSiはシリコン系の塗料なのですが、非常に幅広いものに塗ることができます。鉄部はもちろんのこと、雨樋などにも使用することのできるオールマイティな塗料です。鉄部や雨樋は気温によって伸縮膨張をいたします。そのため塗料には弾性のある塗料が適しているのです。
錆が非常に頑固でしたのでケレン作業に時間がかかってしまいましたが、職人さんがしっかりとケレン掛けを行ってくれましたので、仕上がりも綺麗になりました。使用したお色に関しても事前にお打ち合わせさせていただきお選びいただいた色で仕上げを行いました。塗料にはよりますが大抵の塗料では調色ができますのでお色選びも塗装工事の醍醐味といえるのではないでしょうか。
私達、街の外壁塗装やさんでは新型コロナウイルス感染防止対策としてマスクの着用を徹底しております。何かお困りごとありましたら安心してご相談ください。
使用材料
日本ペイント ファインSi(19-70D)
杉並区阿佐谷北にて、鉄骨階段の塗装工事を行わせていただくことになりましたので、その様子をご紹介いたします。
まず初めに工事のきっかけとなりました調査時のお写真からご覧いただければと思います。
既存の鉄骨階段は塗膜が剥がれており錆が多く見られました。
鉄部は錆が生じるともらい錆びといってもらい錆という症状が大きい。どんどんと錆が広がってしまいます。
一度錆びた鉄は耐久性が著しく低下し穴あきや最悪の場合崩落する恐れもございます。
数年前にも鉄骨階段からの落下事故があったばかりですので、錆が広がってしまう前にしっかりとメンテナンスしてあげましょう。
鉄部の塗装を行う際、重要になってくるのがケレンと下塗りの錆止めです。ケレンというのは英単語のcleanから来ている単語で、文字通り下地を綺麗にして整える作業になります。まずは膨れが生じている既存の塗膜を綺麗に剥がし、その後に錆を落としていきます。
金属ヘラやスクレーパーという言われる道具で膨れの生じた塗膜を剥がしていきます。
この際に古い塗膜が剥がれた部分と残った部分が生じます。最終的に塗装を行った際、こういった部分の凹凸は消すことが難しいので、どうしても残ってしまいます。その点、調査やご提案時にあらかじめご説明をさせていただきますので、ご承知おきいただけると幸いです。
古い塗膜を剥がし終えましたら、続いてはサビを落としていきます。目の粗いサンドペーパーやヤスリを使って粗めにケレン作業を行った後、目の細かいサンドペーパーで目荒し作業を行ってきます。
目荒し作業というのは鉄部塗装で行う作業の一環で、あえて下地に傷をつけることによって、塗膜の吸着を助けると言った作業になります。あまりにも表面がツルツルした状態では、塗膜がしっかりと吸着しせず、数年後の剥がれや膨れの原因になってしまいます。こういう細かな作業が最終的な仕上がりに響いてくるのです。
ケレン作業が終了しましたら、下塗りの作業を行って参ります。下塗り作業ははけやローラーを使ってまんべんなく行っていきます。
下塗り作業の前に今回使用させていただいた塗料をご紹介いたします。
下塗りとしては、日本ペイントのハイポンファインプライマーⅡです。この塗料は錆止め、性能はもちろんのこと、速乾性がございますので、非常に作業効率の良い塗料になります。
続いて仕上げ材ですが、こちらも同じく日本ペイントのファインSiという塗料を使用しました。このファインSiはシリコン系の塗料なのですが、様々な部分で使用できる塗料になります。鉄部はもちろんのこと、雨樋や外壁といったお家のほとんどの部分で使用することのできるオールラウンダー的な塗料です。
鉄分や雨樋の塗装にはよくウレタン塗料やシリコン塗料が使われるかと思います。これにもしっかりとした理由がございます。
雨樋の部分や鉄部は外部の熱によって伸縮膨張を日々繰り返しております。ここに塗膜の固い塗料を塗ってしまうと、下地の動きに追従できずひび割れなどを起こしてしまいます。その点、ウレタンやシリコン塗料はウレタンやシリコン塗料は弾力性の高い塗膜を形成しますので、下地の動きにも追従できます。
ウレタンやシリコン塗料耐久性が低いのではないかという考えもあると思いますが、塗装を行う際には適材適所、長所、短所を見極めて塗料を使用することが大切なのです。
それでは下塗り作業の様子です。一般的な外壁の塗装では、下塗りは仕上げの塗料の付着を助けるものですが、鉄分の塗装に関しては錆止め入りの塗料を使用してサビの発生を抑えるという目的がございます。
せっかく綺麗に塗装しても、またサビが出てきてしまうと、塗膜の膨れの原因にもなり、仕上がりにも響いて参りますので、ケレンと下塗りをしっかり行いましょう。
下塗りを終わりましたら、続いて中塗り作業に入っていきます。中塗り作業に関しては仕上げ材と同じ塗料を使用します。中塗りと上塗りでは仕上がりの色が若干異なります。中塗りで思った色でなくても上塗りを行うことでしっかりと発色しますのでご安心ください。
中塗り作業終了後、しっかりと乾燥期間を設け、翌日に上塗り作業を行いました。塗装工事ではしっかりとした乾燥期間を設けることによって塗膜の形成をいたします。時間がないからと言って乾いてないのに塗装を重ねてしまうと塗料本来の力は発揮できず、劣化が早まるなどの弊害を生じてしまいます。
塗装工事を行う際には、ある程度余裕を持った工期を持たせていただきますので、その点ご了承いただければと思います。
廊下の塗装も行っていきます。使用した塗料はインターナショナルペイントのIP速乾フロアという塗料です。
文字通り乾くのが非常に早い塗料なので踊り場や廊下の塗装に適しております。
中塗り作業終了です。
IP速乾フロアの塗装に関してもプライマー、中塗り、上塗りの3工程で塗装を行いました。
上塗り作業が終了しましたら、最終確認をして塗装工事が終了になります。
塗膜の剥がれが多く発生し錆が生じていた、鉄骨階段が塗装によって綺麗に仕上がりました。お客様にもご確認いただき、綺麗に仕上げていただいてよかったですとお声をいただきました。
私達、街の外壁塗装やさんでは新型コロナウイルス感染防止対策の一環としてマスクの着用を徹底しております。また、作業の際にもソーシャルディスタンスを保ち、感染リスクの低減に努めております。何かお困りごとございましたら安心してお問い合わせください。
2023年4月7日追記 工事後1年点検にお伺いしてまいりました
昨年工事を行わせていただいてから1年が経過いたしましたので、1年点検にお伺いしてまいりました。
工事内容は
鉄部の塗装工事及び波板の交換で、波板の交換工事に施工保証をお付しておりましたのであわせて塗装工事の部分の点検も行いました。
工事内容によって
施工保証がお付できない場合等ございますが(部分補修、簡易補修工事等)、基本的に全体改修工事では施工保証をお付させていただいております。
工事後もご安心いただけるようにしっかりとアフターも行わせていただいておりますので、工事ご用命時はご安心いただければと思います。
今回、1年後の点検においては問題は生じておりませんでした。施工保証の年数に応じて隔年点検も行わせていただいております。
今後もしっかりと確認させていただければと思いますので、次回3年点検時にお伺いさせていただきます。
今回使用しました日本ペイントのファインSiのご紹介をさせていただきます。上記でもご紹介をさせていただいておりますが、こちらの塗料はオールマイティーに色々な部分に使用できる塗料です。
外壁はもちろんのこと、鉄部、雨樋、破風など様々な下地に適応しているので非常に使いやすい塗料で性能として、弾性が高く、防藻・防カビ効果もありますので付帯部塗装にはもってこいです。
仕上がりとしては基本艶有の仕上げになりますが、艶を落とすことも可能です。必要に応じて艶を落として仕上がりを落ち着けることも可能です。また、基本色も豊富にあります。調色対応も可能な塗料なのでお気に入りのお色選びを行うこともできます。
付帯部塗装は外壁塗装を行う際に一緒に行うと足場代などの節約にもなりますのでオススメしております。外壁塗装のプランとしましては選べる料金プランとして税込657,800円から承っております(総2階、25坪まで)。建物の形状、外壁材の種類等で金額は変動いたしますので詳しくはお問い合わせください。
私達、街の外壁塗装やさんでは引き続き新型コロナウイルス感染防止対策を実施させていただいておりますので何かお困りごとございましたら安心してご相談ください。
記事内に記載されている金額は2023年04月07日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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