使用材料
屋根塗装:日本ペイント サーモアイSI クールミラノグリーン 外壁塗装:日本ペイント パーフェクトトップ 05-90D
こちらが
調査実施時の外壁状況となります。使用している外壁材は
モルタルリシン吹付仕上げの外壁で、やはり年数から来る汚れの付着と共に、ひび割れの発生と言うリシン仕上げならではの症状が所どころに発生しておりました。
このクラックとも呼ばれるひび割れは年数の経過と共にどちらのお宅でも生じてきます。塗装施工においては、これらのひび割れをしっかり補修して塗料によるコーティングを行う事が重要です。更に北面にはコケの付着も見られるので、高圧洗浄で落とせるだけしっかり落として、ある程度綺麗にしてから施工していく必要が有ります。
屋根についてはスレート葺きとなります。同様にコケの発生が見られますので、高圧洗浄とひび割れ補修、更に塗装コーティングは外壁の同様の仕上げとなります。今回、お客様のお宅から我々街の外壁塗装やさん東東京支店が近接していることも有り、工事のご提案についてもご理解頂けましたので、当社の方で
屋根塗装、
外壁塗装工事を進めて行く事となりました。更に工事の前に
カラーシミュレーションで
色決めが行える事も決め手の一つとなりました。
施工の前にカラーシミュレーションでお作り致しましたのがこちらの2パターンです。桃色か水色の系統で見てみたいとのご要望に沿って作成致しました。この2つの中で桃色の方になり、後は濃さの調整を行って参ります。
そして最終的に決まりましたのが、原案から桃色を薄めに、更に明るさを持たせたこのバージョンで色の方は決まりました。屋根についてはクールミラノグリーンでの塗装となります。
いよいよ工事のスタートです。当然工事の始まりは足場架設作業となります。敷地延長のタイプのお宅ですので、道路からお宅まで運びの距離が有りましたが、職人さんもチームワークを以てスピーディーに進めてくれました。
足場架設後、塗装職人の乗り込みとなります。最初の作業は高圧洗浄作業です。現地調査時にも確認した通り、汚れやコケの付着が見られましたので、屋根、外壁共極力建材を傷つけない程度にしっかりと洗浄し、汚れ落としを行って参りました。
洗浄も終え、各症状の出ている箇所の補修と塗装工程へと進みます。今回使用する一連の材料はこちらです。屋根塗装は日本ペイントの
サーモアイSI。遮熱性を有した快適性を図れる屋根専用塗料です。外壁についてはこちらも日本ペイント製の
パーフェクトトップ。ラジカル制御形塗料と呼ばれ従来のシリコン塗料よりもグレード的には一段上の位置付けの塗料です。それぞれの下塗り材も既存建材に合わせて屋根はサーモアイシーラー、外壁はパーフェクトフィラーとなります。
屋根の下塗り作業です。サーモアイシーラー(白色)の塗布工程です。下塗り材の役割は主剤塗料として塗布するサーモアイSIの密着性を高める為となります。要はこの密着性が高まる事で、塗装の持ちや耐久性の向上を図っていく事に繋がります。
下塗り完了後には下地処理の一環として
タスペーサーの取り付け作業を行います。スレート1枚当たり2箇所取り付けます。このタスペーサーの役割は塗料によるスレートの重なりを塞ぐのを防止する事です。この隙間の確保は、内側に入り込んでしまう水の出口として確保する必要が有る言う訳です。この水の出口が無いと水が内側に滞留してしまい、先々の雨漏りの原因となってしまい兼ねないのです。
屋根の主剤塗料サーモアイSIを2工程入れて行く作業が、中塗りと上塗りの工程となります。この主剤塗料の重ね塗りが塗料の塗り残しや塗りムラを防ぐと共に、艶感と防水性を有したきちんとした仕上がりに繋がって参ります。
屋根塗装を終えて、外壁へと作業は進行していきます。外壁も同様に下塗り、中塗り、上塗りの3工程。と言いたいところですが、今回外壁のひび割れや劣化が若干多めに見受けられましたので、下塗りにミラクシーラーエコを1工程余計に入れて、そこにシーリングでクラックを補修を施し施工していきました。要は耐久性を求めて密着性を更に高めるべく、下塗りを2工程、更に中塗りと上塗りの2工程の合計4工程入れさせて頂きました。
下塗りの2工程目がパーフェクトフィラーです。屋根下塗り同様白色の塗料となります。塗り終えると一旦この様に外壁全体が白く染まります。これで主剤塗料の塗布準備の完了です。
いよいよ外壁塗装の本番、パーフェクトトップの登場です。色は05-90Dとなります。ご覧の通り爽やかな薄ピンク色です。どういった仕上がりになるか非常に愉しみです。
外壁の上塗りも終えて一旦一ひと区切りです。こちらの画像は1工程目の中塗り後の画像です。未だ艶感、色乗り共もう一息ですが、上塗りを掛けるとかなり印象が変わりますので完成画像と比べてみて下さい。
仕上げの塗装作業は、雨樋や破風板等の付帯部と呼ばれる箇所の部分塗装となります。色番はN-90で白色系です。ピンク色に対してこの白色がポイントとなり、全体的にソフトな印象の仕上がりを目指します。この付帯部も下地処理、主剤塗料の2回塗りは同様です。
シャッターボックスの方は現状のサッシの色に合わせて調色して、このベージュで色を作って塗布して参りました。ほぼほぼサッシと色は変わらず違和感無しです。流石は職人さんと言った印象です。
ベランダトップコートも行いました。FRP専用のトップコート材でプライマー塗布で下塗り、トップコート材を中塗り、上塗りの2工程入れての仕上げです。こちらも問題無く終了しました。
全作業を終えても未だ終わりません。熟練の職人とは言え人間が行う作業ですから絶対は無く不備が有るかのチェック確認を行います。職人の心意気で最後の最後まで油断せず、徹底的に仕上げ参ります。
手直し作業も終えてこれで塗装作業の完了です。屋根、外壁、付帯部全てがしっかりと塗装出来ました。早く足場を取り払ってどのような仕上がりになっているか見たいところです。
そして最後にこの足場を払って完了です。狭小な部分も有りましたが細心の注意で撤去作業を行い、こちらも問題無く無事足場解体が完了致しました。工事の最初と最後は足場の職人さんです。彼らの気配りが工事成功の鍵を握っていると言っても過言でありません。
これで屋根外壁塗装工事の完成となります。夕映えにうつる薄ピンク色の外壁がタイル部分とのバランスも良い感じで、非常に可愛らしく想定よりも素敵に仕上がった印象です。
屋根については足場解体前に確認済みです。こちらもクールミラノグリーンで真夏の森の木々の様に鮮やかに仕上がりました。屋根外壁塗装工事はセットで行うとお得な工事となります。尚、屋根外壁塗装工事の
費用の目安はこちらをご参考にされて下さい。
屋根の鮮やかなグリーンと外壁の薄ピンク色、更に付帯部の白色で優しい印象のお住まいになりました。お客様にもシミュレーションのイメージ通りと仰って頂く事が出来、これでようやくホッと一安心です。私たち街の外壁塗装やさんでは、現状でも
新型コロナウイルス対策も継続しながら、事前調査から施工まで細心の気配りとお客様目線を心掛けて取り組ませて頂いております。是非皆様もお気軽にお声掛けご相談頂けますと幸いです。
記事内に記載されている金額は2022年05月13日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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