葛飾区堀切にお住まいのS様邸にて行った
外壁塗装工事の様子をご紹介致します。
お問い合わせのきっかけは「スレート屋根の棟板金が強風で飛んでしまったようなので修理をお願いしたい。」と、ご相談をいただいたことが始まりです。
屋根の調査を実施すると隅棟の棟板金が飛散しており、屋根材のスレートも傷んでおり棟板金を固定している釘の浮きも多く見られましたので屋根カバー工事をご提案したところ工事のご依頼をいただきました。その際、足場を組むのなら外壁塗装工事も一緒に行いたいとご相談をいただき、S様がお住まいの葛飾区では
遮熱塗料(高日射反射率塗料)を対象とした助成金制度があり、活用したいとの事でしたのでお打ち合わせを重ね、対象塗料になる日本ペイントのサーモアイウォールSiにて外壁塗装工事のご依頼をいただきました。
サーモアイウォールSiは外壁用の遮熱塗料で上塗り、下塗りのダブルで熱の反射を行います。また、日本ペイント独自の赤外線透過テクノロジーを採用しておりますので上塗り層では反射できない赤外線を透過させることで反射性能を有する下塗り層の遮熱効果を最大限に発揮しますので、塗膜トータルで高い遮熱性能を発揮します。遮熱性能は、表面の汚れや色相が変化する事で低下してしまいますが、サーモアイウォールは高耐候性や低汚染、防藻・防カビ性や透湿性などを兼ね備えておりますので長時間に渡り高い遮熱性を保持する事が可能な塗料になります。遮熱塗装の施工によって空調の使用頻度を軽減するなど省エネ問題に貢献する塗料になるのです。助成金の申請を自治体にしたところ許可が下りましたので
屋根カバー工事とあわせて外壁塗装工事を実施致しました。
使用材料
サーモアイウォールSi(21-60D) パーフェクトトップ(22-30D)
工事費用
税込1,230,000円(足場工事含む)
外壁の調査の様子です。外壁はALC外壁になります。
ALC外壁は塗膜で保護されており、太陽光や紫外線、風雨や塵埃等の外的影響を受けて塗膜が剥がれてしまいます。 塗膜が剥がれてくると外壁は色褪せてしまい防水性が低下してしまいます。防水性が低下すると雨水を吸収しやすくなりますので汚れが付着しやすくなります。
塗膜が剥がれてきますと劣化症状として粉状になり、直接手で触ると手に外壁の色が付着します。この劣化症状を
チョーキング現象と呼び、塗膜が剥がれてきている事を意味しますので
塗り替えのサインになります。
チョーキング現象は塗料の劣化が原因になり、塗料に含まれている合成樹脂が分解され粉状になった顔料が表面に浮き出てくるので手で触ると粉状のものが手に付着するのです。
サッシ廻りの様子です。サッシ廻りに付着した汚れは雨水で流れて雨垂れの原因になります。防水性の低下により汚れの付着や苔の発生は美観を損ねるだけではなく耐久性の低下に繋がります。
苔の発生は、特に日照時間が短く陽当たりの悪い北面に顕著に見られます。外壁の防水性の低下は耐久性の低下に繋がりクラック等の原因になりますので定期的にメンテナンスを行う事でお家の寿命を延ばす事に繋がります。
また、外壁は四季の寒暖の差や様々な天候の影響により膨張と収縮を繰り返しているので、負荷が掛かります。
負荷に耐えられなくなると傷みの原因になりますのでS様に調査のご報告をし、ご希望の助成金対象となる遮熱塗料での外壁塗装工事のご提案をしたところ工事のご依頼をいただきました。
外壁塗装工事の工事費用は、総二階・25坪までですと税込657,800円から対応致しております。
使用する塗料や建物の形状により工事費用が異なりますので詳しくは私たち街の外壁塗装やさんまでお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装工事の様子です。外壁塗装工事は先ず、旧塗膜や汚れを除去するため高圧洗浄にて洗浄作業を行い、丁寧且つ確実に洗い流していきます。
塗装工事では高圧洗浄を行わないと新しい塗料が密着せず、塗料の耐用年数に影響してきます。旧塗膜や汚れが付着したままですと耐用年数が短くなってしまう事が懸念されますので高圧洗浄作業は必ず行います。 洗浄作業の際は外壁だけではなく雨樋や雨戸、玄関ポーチなど洗浄できる部分は洗浄していきます。建物の高所から水圧を調整しながら行い全て洗浄が完了しましたら洗浄作業の工程は完了となります。
洗浄作業後、外壁が十分に乾燥しましたらシーリング材の増し打ちの工程に移ります。
目地やサッシ廻りには、接着力を高めるためのプライマーを塗布していきます。プライマーの塗布はシーリング材の接着力を高めるための重要な工程になりますのでシーリング材を充填する際には必ず塗布します。
プライマーを塗布しましたら、専用のカートリッジで充填していきます。
シーリングを充填しましたら、専用のヘラで中に空気が入らないように押し込みながら均していきます。側面への密着度を上げるためでもあります。雨漏りしやすいサッシ廻りも同様の作業を行いシーリング増し打ちの工程は完了になります。
養生作業の様子です。塗料が飛散したり、跳ねたりして汚れてしまわないようにする為、マスカー(ビニールシート)等で塗料が付着してはいけない箇所に養生をしていきます。
細かい隙間や境目もマスキングテープ等で塞ぎ塗料が入らないようにしていきます。
養生の工程は、塗料による汚れ防止の他、仕上がりを左右する重要な工程でもあります。塗る部分と塗らない部分を明確に分ける事で作業効率も上がります。
下塗りの様子です。外壁塗装工事の上塗りにはサーモアイウォールSiを塗っていきますので下塗り塗料はサーモアイウォール専用のサーモアイウォールシーラーを塗っていきます。
下塗りは外壁材と中塗り・上塗りの塗料との接着力を高める重要な工程になります。いくら耐久性に優れた上塗り塗料で塗装をしても下塗りの工程を行わないと塗料に気泡が発生したり、外壁材に染み込んでしまうので耐久性を損ってしまいます。 使用するサーモアイウォールシーラーには反射性能を備えておりますので遮熱効果を発揮します。上塗りのサーモアイウォールSiとのダブル反射で従来の塗料よりも高い遮熱性能になります。外壁は凹凸がありますので専用のローラーでムラなく丁寧に塗り込んでいきます。細かい部分は刷毛を用いて塗り残しが無いように確認しながら作業を進めていきます。
中塗りの様子です。下塗り塗料が乾燥しましたら中塗りの工程になります。
使用する塗料はエコ助成金の対象となる高日射反射率塗料の日本ペイント株式会社のサーモアイウォールSiになります。
色は外壁を2色に塗り分けたいとのご希望でしたのでお打ち合わせを重ね、出窓が設置されている部分で塗り分ける事になりました。
ご希望としては、サーモアイウォールSiの標準色ではなく、日本塗料工業会発行の色見本の中からお選びいただく事となりベースの色は21-60Dをお選びいただきました。
出窓の縦のラインは22-30Dをご希望でしたが、助成金対象となるサーモアイウォールSiでは反射率の関係によりメーカーより製造不可との返答となりましたので、同じ日本ペイントのパーフェクトトップにて塗装を行いました。
中塗りが終わりましたら上塗りの工程になります。上塗りは仕上げの工程になりますので丁寧に均一に塗りしっかり乾燥させます。
塗り分ける部分はマスキングテープを使用し、丁寧に塗っていきます。
サーモアイウォールは赤外線を反射し蓄熱を抑制する効果があります。外壁面の温度や室内温度を低減し、電力の総使用量の削減や電力ピーク時の電力削減や環境にも貢献できますので省エネに繋がり光熱費も削減できます。サーモアイウォールは陽当たりがとても良く、ヒートアイランド現象に悩む都市部にお住いにお薦めの塗料です。
付帯部の塗装の様子です。外壁塗装工事を行なう際には外壁以外の付帯部と呼ばれる雨戸や雨樋等の塗装も行います。
建築資材の殆どは塗膜で保護されておりますので付帯部も塗装する事により耐久性の保持に繋がり、美観の維持にも繋がります。
付帯部の塗装は2回塗りになります。霧除けや笠木も付帯部になりますので雨戸や雨樋と同様に2回塗りを行い丁寧に仕上げていきます。
下塗りの上に仕上げの塗装をムラの無いように行い綺麗に仕上げていきます。
全ての塗装が終わりましたら、塗り残しが無いか確認しながらタッチアップを行い、外壁塗装工事が完了となります。
塗り分けを行った外壁はイメージ通りだと仰っていただけきS様に大変満足していただけました。
私たち街の外壁塗装やさんでは引き続き
新型コロナウィルス対策を行っており、飛沫感染のリスクを防ぐためマスク着用でお伺いさせていただいております。ソーシャルディスタンスを徹底し、お客様やスタッフの安全管理を徹底致します。
外壁塗装工事を施工させていただいてから1年が経過致しましたので定期点検(1年点検)にお伺いさせていただきました。 当社では工事後の定期点検を実施し、安心のアフターメンテナンス体制で責任を持ってしっかりとサポートさせていただいております。
外壁塗装工事の定期点検は、塗膜の剥がれや膨れが発生していないか外壁全体の点検を行います。 塗装工事では下地の調整や下塗りの工程に不備があると工事完了後に塗膜が剥がれたり膨れてしまう事がありますが、丁寧且つ確実に施工した事により不具合は無く塗料の艶もしっかりと維持されており問題の無い状態でした。
続いて雨樋等の付帯部の点検の様子です。付帯部の塗装も外壁と同様に塗膜の剥がれや膨れは無く問題はありませんでした。 外壁の塗装は勿論の事ですが、付帯部は外壁と比較すると劣化が早い部分になりますので定期的に確認する事が重要になります。
S様に点検のご報告をし、特に問題は無かったことをお伝えし定期点検は終了となります。 次回の点検は、隔年点検の3年点検になり2年後の点検になります。安心のアフターメンテナンス体制で今後も責任を持ってしっかりとサポート致しますにので引き続きどうぞ宜しくお願い致します。
記事内に記載されている金額は2023年11月24日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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