市川市南八幡で
屋根工事をされたお客様より、
外壁にひび割れの跡が有り、気になってきたので
この機会に外壁塗装工事も検討したいとのご相談を頂いた事が始まりです。
工事としては屋根工事が先付けで決まっておりましたが、当然足場が立つ工事となる為、都度の足場で無駄が出るよりは効率を考えて同時に施工を行ってトータルコストの削減を考えてのご相談です。
この様に
屋根工事をされるお客様で、同時に外壁工事の方も施工する事は長い目で見ると大きなコスト削減に繋がります。
こちらが施工前の
モルタル外壁の状態となります。
この正面の2階部分の外壁が、クラックの発生に伴いシーリング補修を入れた形跡が判ります。
年数と共に
シーリング材の可塑剤がにじみ出でてしまう事で起こる変色でブリード現象と呼ばれる症状です。
正面のみでは無く、ほぼ全体に亘りこのブリード現象による補修部の変色が顕れている状況です。
お客様もこの辺りを気に掛けられ、今回の外壁塗装工事のご検討と至りました。
それに加えて部分的にでは有りますが、
表面の剥離症状も始まっておりました。 この状況を考えるとやはり外壁塗装メンテナンスは実施された方が好ましいと感じられます。
今回この
瓦屋根を金属屋根に葺き替えを行いますので、必然的に足場も有る事から
外壁の同時施工も含めて進めて行く事となりました。
屋根工事と外壁工事を同時に行う事は、別々で行う時よりも足場費用が一本化されるので、コスト的に15万~20万程の大きな削減に繋がります。 状況が許されるようであれば、やはり足場が必要となる工事は一時に行う事をお勧め致します。
外壁の作業は高圧洗浄作業から進めていきます。
外壁に付着した大まかな汚れをしっかりと洗い落とします。
高圧水流での作業となりますので、汚れと同時に剥離し掛かっている外壁表面も剥がして参ります。
特に表面剥離が進行していた破風部分に水を充て、
徹底的に表面剥離の方も飛ばして作業を進めていきました。
しかし高圧洗浄で落とせる範囲にも限りは有ります。
落とせなかった箇所についてはケレンによる手作業で剥がしていくしかありません。 見落としの無い様細かく回ってケレンを掛けていきました。
剥がした部分に
シール材等で修復を行い下地の調整を図ります。
同時にクラック部分に付いても改めてシーリング補修を行い、開口と成る箇所が無い様に下地の調整を図ります。
下地調整を終えると塗装工程となりますが、今回下地の方が若干荒れていたことも有り、補修箇所が多くありました。
補修した箇所はそのまま塗装すると非常に目立ってしまいます。 そこで
下塗りを2工程入れて、1回目をこのシーラーによる下塗り作業、2回目をフィラーによる波型パターン付けの下塗り作業として行う事となります。
シーラーの塗布後に行う
下塗りの2回目がこのパーフェクトフィラーとなります。
凹凸のある外壁において使用する
パーフェクトトップ専用の下塗り材となります。
これをマスチックローラーを使用して
波型パターンを付けて塗装して参ります。
こうする事で
外壁に新たな紋様が付く事となり、補修跡がそれほど目立たなくなります。
下塗り2工程の後は、いよいよ
主剤塗料パーフェクトトップの塗装工事になります。
こちらも2工程入れますので、都合4工程での外壁塗装仕上げとなります。
これが中塗り作業の様子です。
見るからに耐久性の高い塗料である事が判ります。
この
パーフェクトトップはラジカル制御形塗料と呼ばれ、これまでの一般塗料であるシリコン塗料よりもグレードの高い比較的高耐久な塗料となります。
中塗り、上塗りと2工程掛ければ外壁塗装作業の方も一区切りです。
そして外壁に取り付いた付帯部と呼ばれる部分的な塗装を行い本格的な仕上げ工程となります。
付帯部分の代表的な箇所はこの
鉄部塗装となります。
特に錆び症状が生じ始めていたので、
白色の錆止め塗料を下塗りに入れて、茶色の主剤塗料を2工程入れて仕上げて参ります。
それ以外にも
雨樋、破風板、軒天と言った箇所の塗装を行って付帯部塗装の完了となります。
要は外壁塗装工事においては、基本的に塗れる箇所は全て塗っていくと言う施工になります。
足場も払って外壁塗装工事の完了です。
当初のクラック補修跡も完全に消え、且つほぼ目立たなく仕上がりました。 お客様にも非常に喜んで頂けた事は言うまでも有りません。
記事内に記載されている金額は2023年12月08日時点での費用となります。
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