船橋市で2階雨樋の外れ補修でお問い合わせを頂きました。破損箇所は広くはありませんが、足場仮設もしくは高所作業車の手配が必要になります。
特にメンテナンスが必要ない時期・状態でしたら最小限の補修でも構いませんが、外装リフォームが必要な時期でしたら、足場を組み、まとめてのメンテナンスをお勧め致します。
今回のお住まいは築15年頃、塗装は未実施でしたので、屋根外壁の点検も行い、工事のご提案をさせて頂きました。
施工内容
外壁塗装 屋根塗装 防水工事 シーリング打ち替え
使用材料
屋根:サーモアイSi(クールコーヒーブラウン)
外壁:パーフェクトトップ(ND-111.146)
今回のお問い合わせ内容は、2階雨樋の外れです。屋根から集めた雨水が集水器を通らず、まっすぐ下に落水してしまいます。
すると、大きな音を立てて地上に落ち、水たまりを作って地盤を崩します。最悪の場合は建物が傾くようなケースもあるようで、小さな問題が大きな事故に繋がってしまう事もあります。
また外れた集水器は通常よりも壊れやすく、被害が更に拡大することが考えられます。強風で折れてしまうと、近隣への飛散も考えられますので、大変危険です。
不具合に気付いた時には、早急に補修の検討をしていきましょう。
雨樋を上から確認してみると、枝や苔の繁殖もなく詰まりもないように感じます。
傾斜(勾配)も、まっすぐ集水器に向かっているようですので、全体的な交換は必要ないでしょう。
築15年程度経過しているようですので、雨樋の金具等にはある程度の劣化が感じられます。
交換するほどではありませんが、やはり築年数に応じて少しずつ、様々な素材が傷んでしまいます。
屋根外壁は、10年前後で塗装メンテナンスが推奨されていますので、素材自体が腐食し、交換が必要になるような事が無いように、定期的な補修を行っていきましょう。
屋根は北側を中心に、苔・藻・カビの付着が目立ちます。日当たりが悪い面の方が、傷みが顕著に表れますね。
色褪せや苔の付着は、塗膜の劣化を示しています。
少し複雑な形状のスレート屋根です。複雑な形状は大変お洒落に見えますよね!
但し、シンプルな切妻や寄棟と比べると雨仕舞が難しく、雨漏りのリスクが高くなります。
その為、より一層メンテナンスに力を入れなければならない事が分かりますね!
谷板金(谷樋)や天窓(トップライト)、換気棟等が取り付けられたお住まいは、屋根材と異なる材料を取り付けていますので、こちらも雨仕舞が難しくなっています。
素材自体のメンテナンスだけでなく、屋根材と接している部分の補修も必要ですので、届くからと言ってご自身で補修しようとせずに、専門家にお任せください!
続いては外壁です。どちらもサイディング外壁ですが、1階部分だけリシン吹き付け仕上げです。
塗装を行う際には、材質というよりは表面の仕上げで補修方法を検討しましょう。
サイディングであればシーラー、モルタルであればフィラーと、素材が異なるだけで下塗りの種類も異なります。
つまり今回は、2階はサイディング、1階がモルタルと考えて点検を行っていきます。
このどちらの外壁材でも、チョーキング現象で塗膜の劣化を見極めることが出来ます。
意匠性のタイル調等のサイディングは、チョーキング現象が現れませんので、目地のシーリング材の肉痩せや亀裂等で、補修時期を決めていきましょう。
チョーキング(塗膜の粉化)は、塗り替えのサインとして紹介されていますが、実際には塗膜が既に限界を迎えてしまっています。
触って手に粉が付く場合には、お早めのメンテナンスをお勧めしています。
雨樋・軒天・破風板・鼻隠し・雨戸・霧除け等の付帯部も、塗膜で保護されている為、いずれは経年によって色褪せを起こします。
お住まいによって付帯部も違いますが、広範囲を占めているお住まいもございます。特に雨戸と戸袋は、開口部と同じ面積を占めていますので、色褪せは非常に目立ちます。
見栄えだけの問題かと思われがちですが、塗膜が付帯部の寿命にも大きく影響しています。
雨樋は直射日光によって、素材が硬化し割れやすくなりますし、破風板・鼻隠しが木部の場合は、吸水により腐食してしまいます。
このような劣化を防ぐために、【塗膜】が非常に重要だと分かりますね。
防水層を形成している材料は、屋根外壁とは違いますが、メンテナンスが可能です。
特に築15年程度と言うと、防水層も傷み始める頃合いです。補修が早急に必要な場合と、そうではないケースがありますので、ぜひ参考にしてください。
表面のひび割れではなく、大きな亀裂・破断・雨水の染み込みがみられる場合は、既に劣化が防水層にまで達していると判断します。
今現在、雨漏りが起きていなくとも、近いうちに発生する恐れがあります。
気が付いていないだけで、室内に雨水が浸入している可能性もありますので、一度点検を行いましょう。
雨漏りが発生していれば、トップコートの補修だけでは意味がありません。
下地の腐食確認・補修、防水工事で問題を改善しましょう。
外壁のアクセントとして貼られたブリックタイルです。
通常メンテナンスが必要ない素材ですが、タイル目地からの雨水の浸透と、タイルの剥がれが心配されます。
そのようなことにならないように、表面を保護することは出来ます。
透明な塗料を使用しますので、風合いが変わることはありません。
雨樋の外れ補修と、築年数を考慮し、屋根外壁塗装工事をご提案させて頂きました。
施工面積は決して変わりませんので、費用を変えるのは補修費用と塗料のグレードや性能です。
素材の破損もありませんので、補修費用は必要最低限に抑えることが出来ます。
残りは塗料のグレードです。ウレタンよりもシリコン、シリコンよりもフッ素系の塗料が耐久性に優れていますので、メンテナンスサイクルも延びます。
性能が高くなるほどに費用は高くなりますが、長期的なコストを抑えることが出来ます。
施工と共に、屋根・外壁塗料の性能をご紹介していきます。
施工前に近隣のお住まいの方に、工事中のご協力いただく点(作業車の出入り・高圧洗浄・騒音の発生等)を弊社にてご案内させて頂きます。
施主様・ご近所様のご不明な点や不安要素は、しっかりと取り除かせて頂きます。
まずは足場仮設です。作業車を駐車場もしくは住宅前に停車させ、単管や踏板の運搬を行います。
単管を叩きながら、頑丈に組んでいきますので騒音が発生しますが、およそ半日で終わりますので、ご了承ください。
雨樋補修です。部材が破損していなければ、そのまま接続し直します。
破損していれば交換を行いますが、部材が廃盤になっている場合は後継製品を使用します。
後継製品が無い部材ですと、広範囲に渡って交換しなければなりませんので、工事前には必ずメーカー・種類を確認させていただいております。
高圧洗浄ではお客様邸の外水栓を使用させて頂きます。
一般家庭用の洗浄機は、水栓にホースを繋ぎ、そのまま水を出すという仕組みかと思います。
しかし、塗装前の洗浄には高い水圧が求められます。大きな容器に大量の水を溜め(溜め水)、吸い上げて高圧に噴射させる洗浄機を使用します。
塗装前洗浄は、「洗う」というよりは「そぎ落とす」イメージですので、音も水の飛散も、一般的な清掃と比ではありません。
近隣の車に養生をさせて頂く場合は、お声掛けさせていただきます。
屋根・外壁だけでなく、塗装を行わない窓も水圧を変えながら洗浄しますので、窓の施錠・シャッターの開錠をお願いいたします。
雨漏りが疑われる破損があるお住まいは、洗浄前に補修を行います。
駐車場まで洗浄をさせて頂き(車の移動をお願いいたします)、しっかりと乾燥させます。
仕上げ塗料を屋根材に密着させる為に、下塗りを行います。
屋根材の吸い込み止めの効果もありますので、ムラがないように均一に塗り込んでいきます。
屋根に使用するのはサーモアイSi、下塗りと仕上げ塗料どちらにも遮熱機能を持ちますので、セットで使用します。
クールコーヒーブラウンで中塗り・上塗りを行いました。
遮熱塗料を使用することで、屋根表面温度の上昇を抑え、室内の温度上昇も抑えることが出来ます。
2階が暑いと感じるお住まいで使用したところ、「去年よりも暑さが軽減した!」と喜びの声を頂きました。
生活の中で変化を感じて頂けるのは、喜ばしい事です!
通常の塗料よりも若干費用は高いですが、もしエアコンの設定温度を1~2℃上げることが出来れば、電気代の節約にも大きく貢献できます。
節電がコストの差額を上回るのも、時間の問題でしょう!
外壁塗装にはパーフェクトトップを使用しました。
まず1階にパーフェクトフィラー、2階にパーフェクトサーフで下地を整えます。
パーフェクトシリーズの塗料は、ラジカル制御型塗料と呼ばれる、耳にしたこともない方も多くいらっしゃると思います。
が、シリコン以上フッ素以下の高い耐久性・耐候性を持ちながら、コストパフォーマンスに優れた、優秀な塗料です。
塗料の隠蔽性が高い為、濃色から淡色への塗り替えにも適しています。
仕上がり艶がお客様のお好みに合わせて変更できますので、見本板等で見比べてご検討ください。
ワックスをかけたような艶有、新築時の様なマットな艶消し、艶を少し抑えたい・少しの艶は欲しい等、お客様のご希望は様々です。
ちなみに艶は3年程度で徐々に無くなっていきますので、変化を楽しむのも良いですね!
付帯部はマジックロンやペーパーで、旧塗膜の除去・目粗しを行ってから塗装します。
恐らく外壁の色に合わせて使用色を決めるかと思いますが、1色多くとも2色にまとめ、住宅全体の統一感を持たせましょう。
付帯部は住宅のあちこちにあります。黒色は住宅を引き締めますし、白色は柔らかな印象に仕上げます。
ブラウンは、アイボリーやイエロー系と相性が良い為、多くのお住まいでも採用されていますね。
頭でイメージが出来ない場合は、カラーシミュレーションを作成致しますので、参考にしてください。
ブリックタイルの保護です。水で濡らしたような仕上がりで、タイルの風合いは一切変えません。
表面保護をするだけで、下地の劣化も防ぐことが出来ますので、まとめてのメンテナンスはいかがでしょうか?
ベランダはトップコートの塗り替えを行いました。
床表面に付着している汚れを落とし、油脂をアセトンで取り除いてからプライマー・トップコートを施工します。
トップコートは防水材ではなく表面保護に過ぎませんので、防水層の確認は必ず行います。
5年程度で塗り替えを行い、防水層を傷めないように補修をしていきましょう。
屋根と付帯部をブラウンに統一することで、非常に落ち着いた印象に仕上がりました。
ブリックタイルの色を変えることは出来ませんので、仕上がり色の選択肢は限られるかと思いますが、塗り替えるだけで印象は大きく変わります!
外壁はND-111とND-146の明るいツートンですので、重たい印象を感じさせません。
雨樋補修が、築15年頃のメンテナンス時期と重なり、塗装メンテナンスのきっかけでした。
塗装を行うことで見栄えを良くするだけでなく、外装材の劣化を防ぐことが出来ます。
更に屋根には遮熱機能、外壁に高耐候性、ブリックタイル保護のフルメンテナンスで、しばらく外装でのお悩みは無くなりました。
安心の施工保証・隔年定期点検もございますので、今後の事もお任せください。
生活をしている中で、気にしていなければ補修が後延ばしになってしまいがちな外装ですが、トラブルが起きる前に一度点検をしてあげましょう。
築年数・外観・近隣のお住まいが補修し始めた等、理由は様々です。
少し気になると感じた際には、ぜひご連絡ください。無料点検の上、最適なメンテナンスをご提案させて頂きます!
記事内に記載されている金額は2021年10月13日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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