
「外壁のシーリングが剥がれており、メンテナンスを考えているので見に来てほしい」とお問い合わせをいただきました。現場調査に伺ったところ、やはりシーリングの劣化が気になりました。シーリングの亀裂や欠落をそのまま放っておくと、建物内部に雨水が侵入し、寿命を縮める恐れがありますので、メンテナンスをオススメさせていただきました。
また目地シーリングのカバー工法もしてほしいとのご要望でしたので、耐久性を向上させるご提案で、御見積りをさせていただいたところ、工事のご縁をいただきました。
施工内容
外壁塗装 塀・擁壁塗装 シーリング打ち替え 足場工事 付帯部塗装
使用材料
外壁【エスケープレミアム無機】 シーリング【オートンイクシード】 付帯部【ファインパーフェクトトップ/水性ケンエース】
工事費用
¥1,250,000‐(税込) シーリング目地カバー工法¥237,000-(税込)
築11年の一軒家で、外壁の種類は、
窯業系サイディングといって、日本で8割を占めている人気の高い外壁材です。
セメントと繊維質原料を混ぜてつくられており、板状に薄く加工してあります。
外壁材自体に、防水性能がないため、紫外線や雨風の影響、経年とともに塗膜が劣化してしまうので、定期的にメンテナンスが必要です。外壁の現状は、
やや色褪せしているものの、チョーキング現象(触ると手に粉がつく現象)はありませんでした。
手に粉が付く場合は、塗膜の防水性が失われているので、雨水を吸収してしまう状態になっており、苔やカビが発生したり、耐久性を低下させてしまいます。
シーリングの現状は、
ひび(亀裂)ややせ、剥がれや黒ずみがみられます。
窯業系サイディングには、外壁材のつなぎ目や窓と外壁材のつなぎ目(隙間)を
シーリング材で埋めて建物内に雨水の侵入を防ぐ役割があります。
外気にさらされているシーリング材は、紫外線や雨、温度変化の影響により劣化します。
劣化したシーリング材は、弾力性を失い、硬くなりひび割れが生じます。
亀裂や剥がれが発生すると、その隙間から雨水が外壁自体や裏面に侵入し、
長期間放置してしまうと、外壁内部の劣化が進みます。
まず
足場を設置します!!一軒家の場合、大体1日で工事が終わります。
※足場工事の際、大型車両の出入りや組み立て時に多少の騒音がございます。
足場を設置しましたら、高圧洗浄をしていきます!(^^)!
高圧洗浄を行なう理由外壁は雨風や花粉、ほこり、排気ガスなどの影響で、経年とともに劣化していきます。
高圧洗浄によって汚れや旧塗膜を落とすことで、塗料の密着性を高め、塗装の耐久性を向上させます。
シーリング打ち替え工事とは
古いシーリング材を撤去してから新たにシーリングを新設していきます!
まずは
古くなった既存のコーキング材を撤去します!
カッターや専用工具を使い綺麗に撤去し、清掃します。
撤去が終わりましたら、
テープで養生し、プライマーを塗布していきます。
プライマーを塗る事によって密着性を高めますので、接着剤のような役割になります。

今回使用するシーリング材は、オート化学工業の
『超寿命シーリング材 オートンイクシード!!』「シーリング部分の劣化がとても気になる」とのご依頼を受けましたのでより耐久性が高いこちらをご提案させていただきました(^O^)/
なんと!!
耐久性が30年!!と言われております!(立地条件により変動します。)
プライマーをしっかり乾燥させてから、専用のコーキングガンでシーリング材をたっぷり充填していきます。
乾燥する前に、両サイドに貼ってあった養生テープをはがして完成になります!
オートンイクシードは完全に硬化するのに一週間以上かかる場合があります。
新しく打ち替えたシーリング目地にカバーをかける『シーリング目地カバー工法!』
ガルバニウム鋼板製のカバーを目地に被せてビスで止めていきます。
シーリングが主に劣化する原因!「紫外線」から守ってくれます(^O^)/
シャッターボックスや下屋根板金にサビ止めを塗っていきます。
錆止めを塗布する前に、必ずサンドペーパー等で
ケレン作業を行います。
このように
研磨し旧塗膜を除去し、細かなキズをつけること(目荒らし)によって密着性を高めます。地味な作業ですが、
この作業がとても大切で耐久性を向上させます!
鉄部(金属製)は、必ず下塗り材にサビ止めを塗布します。上塗り材のみの塗装だけでは、鉄部の捲れや錆びが発生したりしてしまいます。
防錆力の高い
一液ハイポンファインデクロという錆止め材を使用しております。
上塗り材の塗料の色によって、錆止めの色も使い分けていきます。サビ止め完了しました(^O^)/
塗装前に、玄関ドアなど塗装しない部分をビニールで保護していきます。(養生)
この養生作業も実は重要で、塗らない部分と塗る部分の境目をキレイに養生することで、見た目の仕上がりにも差が出るのです!!
下塗り材は、『
窯業サイディングボード改修用下塗り材 日本ペイントのパーフェクトサーフ』で塗っていきます!!
パーフェクトサーフの特徴〇窯業系サイディングボードの塗り替えに最適な下塗り材です。
〇下地の隠ぺいにすぐれているので、濃い色から淡い色への変更にも最適です。
〇きめ細かいので、上塗りの吸い込みを抑え、ムラのない美しい仕上がりになります。
〇防藻・防カビ機能で長期間キレイな外壁をキープできます。
〇微弾性機能で、小さなひび割れへの追従性があります。
下塗りがしっかり乾いたら、中塗り作業にはいります!
エスケー化研の超低汚染ハイブリッド水性無機塗料の
『エスケープレミアム無機 N-80 3分艶』を使用しました。
塗りたての色と乾いた色では、多少色が異なって見えるかと思います。
塗料に含まれる成分によって、乾燥する過程で多少色が変わるのです。乾燥前と乾燥後では反射率も屈折率も変化しますので、色や艶感が違って見えるのです。

エスケープレミアム無機の特徴〇超耐候性!!
ハイブリッド技術、ラジカルコントロール技術により、紫外線などの劣化に強く、長期間キレイな状態を維持することができます。
〇超低汚染性!!
汚れが付着しにくく、塗膜は親水性のため、雨水で汚れを洗い流すことができます。
〇防かび・防藻性
特殊設計により、かびや藻等の微生物汚染から外壁を守ります。
〇優れた仕上がり性
中塗りが乾燥したら、上塗りも同じ塗料で塗っていきます。
同じ塗料を2回塗りすることで、塗料に厚みを持たせ、塗料本来の性能を発揮し、外的環境から建物を保護します。
またムラがなくキレイな仕上がりへとなります。
これで、上塗り完了しました(^O^)/
次は外壁以外の付帯を塗装していきます。
外壁の塗り替えでは、基本的に外壁を塗装するのに合わせてお家周りの雨樋や雨戸、軒裏も塗装していきます。
こうした外壁・屋根以外の箇所をまとめて付帯部といいます。
外壁が綺麗になった時に付帯部が塗装がされていなければ、その箇所だけ色褪せや汚れが目立ってしまい、又、そのままにしておくと部材が劣化し、耐久性も損なわれるので外壁とセットで施工する事をお勧めします(^O^)/
付帯部は基本的に2回塗りで施工させて頂いています。塗り重ねる事により耐久性、耐候性が向上します!
軒天井(外壁よりも外側に突き出している屋根の天井の部分)の塗装を行いました
軒天井は、普段はあまり気にされない部分かもしれませんが、実は雨染みや汚れが付いていたりする事がよくあります。
その原因の1つとして天井部分は日陰になりますので湿気が溜まりやすく、カビ等が生えやすい箇所でもあります。
日本ペイントの水性ケンエースで塗っていきます!
水性ケンエースの特徴落ち着きのある艶消しの塗料で、密着性、耐水性に優れております!
藻やカビの発生を抑える効果があり、長期間キレイな状態を維持することができます。
同じ塗料の水性ケンエースで2回目を塗って、完了しました。
雨樋は、日本ペイントのファインパーフェクトトップ(19-30B/15-85A)2回塗りし、仕上げました。
ファインパーフェクトトップの特徴ラジカル制御技術により紫外線や水に強いので塗膜が劣化しにくく、長期間美観を維持することができます。
低汚染性と防藻・防カビ性を備えており、親水化技術により雨水で汚れを洗い流せるセルフクリーニング効果を持ち、藻やカビの発生を抑制します。
カラーバリエーションが豊富なうえ、艶の調整が可能で幅広いデザインが実現できます。
木部や金属など、多様な下地に対応可能で、外壁以外の付帯部にも使用できます。
雨樋の下の部分を鼻隠しといい、こちらもファインパーフェクトトップ(19-30B)2回塗りし、仕上げました。
破風板もファインパーフェクトトップ(19-30B)で2回塗りし、仕上げました。
シャッターボックスは、先に錆止めを下塗りで塗っております。
その後、ファインパーフェクトトップ(15-70A)で2回塗りし、仕上げました。
最後に門塀の塗装を行いました。
色褪せが目立っていますね(>_<)!
まず、水性ミラクシーラーエコ クリヤーで下塗り作業を行いました。
特徴は、下地に強固に密着し、塗膜の浮きを防ぎます。特殊設計により、下塗りからカビや藻の発生を防ぎます。
ファインパーフェクトトップの現状色(元の色に合わせて調合)で2回塗りし、仕上げました。

『初めての塗装』は不安がつきものだと思います。何の塗料が良いのか、予算はいくらなのか、などなど悩まれることが多いと思います。
街の外壁塗装やさん神戸店へでは、お悩みやご要望などしっかりお伺いし、安心できる工事をさせていただきます!(^^)!
『初めての塗装!』は、是非、弊社にご相談くださいね(*^▽^*)
塗装後も安心の保証や定期点検も実施しております。
お気軽にお電話やメールにて、お問い合わせお待ちしておりまーす☆彡
記事内に記載されている金額は2025年03月04日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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