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空気中に漂う塵や埃、紫外線や雨水などから屋根材や外壁材を保護することが、屋根塗装や外壁塗装の主な目的です。空気中に舞い上がった土埃や砂埃のザラザラとした粒子は、外壁や屋根を傷つけてしまいます。また工場や自動車から排出される煤煙には有害物質が含まれており、屋根材や外壁材に付着すると化学変化を起こして悪さをする可能性もあります。
粘土瓦を除けば、外壁材や屋根材の主な原料はセメントや金属です。セメントは強いアルカリ性ですから、酸性のものが多く含まれる工場や自動車からの煤煙が付着すると中和されて外壁や屋根に悪影響を及ぼします。
金属の場合は錆の原因にもなり、屋根や外壁の劣化を引き起こしてしまいます。
セメントや金属が主原料という代表的な屋根材
セメントや金属が主原料という代表的な外壁材
外壁材・屋根材を水分から守る「塗装」
埃や塵は屋根材や外壁材の大敵ですが、水分も劣化を引き起こす原因の一つです。たとえばスレート屋根材やモルタル外壁、近年人気の窯業系サイディング外壁などはそれ自体に防水性がありません。そこで塗装を行い表面に塗膜を形成することで、外壁材や屋根材に水分が浸み込むことを予防するのです。
塗装をしないと屋根材や外壁材が雨水を吸い込み、膨張してしまいます。そして乾燥すると膨張した箇所は収縮します。そもそも硬い性質の屋根材・外壁材は、膨張・収縮のような体積の変化に弱く、繰り返されると建物全体が脆くなりかねません。
特に屋根材や外壁材に浸み込んだ水分が寒さで凍ると、水や水蒸気のように分散されずその場で固体になり体積が増えてしまいます。すると浸み込んだ部分に隙間ができ、クラック(ひび割れ)や剥がれが発生する原因になります。
雨が浸み込まない金属の建材ではこのような心配はありませんが、水分を含むと錆の発生原因になるため、やはり塗膜で保護することが非常に重要なのです。
正しい室内点検のやり方:雨漏りは早期発見が大切
雨漏りの確認は室内からも可能な場合があります。壁や天井、そして窓枠やサッシの周りを入念に雨染みがないか目で確認してみましょう。
ただし不審な染みがあってもすぐに「雨染み」だと判断するのは待ってください。埃や汚れの染みかもしれません。もしもその染みが雨漏りによるものであれば、雨が降るたびに拡がるはずです。雨が降るたびに染みの箇所が拡大していないかどうか、よく観察してみてください。
点検する際には同じアングルで画像を残しておくと、染みの状態が拡がっていないか簡単に比較・確認できるのでおすすめです。
小屋裏(天井裏)を点検できる場合は、懐中電灯などを使用して隅々までよく確認してください。点検時は目だけでなく、嗅覚も活用いただきカビ臭くないかどうか確認することも大切です。雨漏りしていると湿気が溜まり、カビが発生するからです。ただしあまり掃除をしない小屋根では埃とカビの臭いを勘違いすることがあります。雨上がりに湿った感じがなく臭いもいつもと変わらないようであれば、雨漏りではないでしょう。
点検時には埃やカビを吸い込まないように、必ずマスクを着用して行ってくださいね。
雨漏りを発見したらどう対応する?
雨漏りを発見したら、まず写真を撮って保存しておきましょう。触ることのできる場所であれば、触って湿り気も確かめます。しかし湿っていたとしても雨漏りではなく、結露かもしれません。
結露の場合は雨漏りとは違う対策が必要です。結露が発生しやすい時間帯にもう一度触ってみてください。そのときに濡れているのであれば雨漏りではなく、結露の可能性があります。
雨漏りは信頼できる業者に点検依頼を!
雨漏りを確認した場合は、信頼できる業者に依頼してどこから雨水が侵入しているのか特定をしてもらいます。屋根や外壁以外にも、ベランダやバルコニーから雨漏りを起こしている可能性も考えなければいけません。また雨漏りの原因が建物そのものではなく、排水溝が詰まっているだけのケースもあります。一か所以上から雨漏りしている場合は、すべての雨漏り箇所を特定することが難しいこともあります。
ここで「屋根塗装と外壁塗装で雨漏りは解決します」と言うような業者は信用できません。信頼できる業者であれば、こんな安易な答えは出しませんし、そもそも塗装の目的は表面を保護し耐久性を向上・回復させることであり、塗装で雨漏りが改善するとは考えにくいです。
「雨漏り箇所が複数ありそうなのですが、全ての箇所を今すぐ特定することは難しいです」と正直に答えてくれる業者なら信頼できます。
もしも「屋根塗装と外壁塗装をすれば大丈夫ですよ」と言われたのであれば、実際にどのような作業をするのか、塗装前に尋ねてみることをおすすめします。信頼できる業者の場合は具体的に作業内容や工程を説明してくれるはずです。しかしざっくりとしか説明してくれないのであれば、状態の改善を考えていない「塗るだけ」の工事を行う業者です。
塗装することしか考えていない業者よりも、どのような作業が必要であるか理解し、全ての作業工程を大切にしている業者の方が信頼できますよね。
外壁塗装の依頼時は見積もり項目に着目!下地処理の内容は?
外壁塗装の下地処理といっても通常の下地処理と雨漏りを起こしている場合の下地処理では、作業内容はもちろん必要材料や価格も異なります。当然見積書や工程表には詳しい内容が反映されているべきです。
業者によって見積書の書き方は異なるため一概には言えません。しかし「使用部材」や「処理が必要なクラック数」くらいは記載されているはずです。ただ中には「〇〇一式」や「〇㎡」というような表記のみで、詳しい内容を記載されていないケースもあります。見積書からも信頼できる業者を見極めることができますから、よく確認することが大切です。
屋根塗装や外壁塗装だけで雨漏りは解決できません。塗装前に適切な処置を行うことが重要なのですが、雨漏りの補修には幅広い知識が必要となるため、雨漏りの適切な処置を行える業者は実はそう多くはないのです。たとえ塗装で評判が良くても、雨漏りの処置に関しては知識が少ないということはよくあります。
雨漏りの補修を含む屋根塗装や外壁塗装で業者をお探しの方は、ぜひ街の外壁塗装やさんにご相談ください。街の外壁塗装やさんは外壁塗装だけでなく、屋根の全体工事やベランダ・バルコニーの防水工事など外装リフォーム全般の知識と経験が豊富にあります。お住まいを入念に調査させていただき、お住まいに最適な補修・塗装をご提案させていただきます。
塗装の目的は屋根材・外壁材の保護
塗装の目的は屋根材・外壁材の保護に加え、防水性を維持・回復することです。しかし防水性を回復するといっても、雨漏りを直すという意味にはなりません。確かに屋根材や外壁材の防水性は塗装によって回復しますが、継ぎ目の部分からの雨水の侵入は塗装だけでは防げません。
実際に雨漏りの多くは建材同士の取り合い(接合部や継ぎ目)部分が原因であることが多いのです。
つまり屋根材や外壁材を塗装したところで、雨漏りの原因を特定し修復しない限り、雨漏りが改善することはありません。雨漏りを塗装だけで修復するという業者には注意してくださいね。
雨漏りを安易に塗装で解決しようとする業者には2つのケースが考えられます。
●お客様の不安を煽って早く契約を取りたい
●雨漏り補修に関する知識が乏しい
お住まいに関する不安には雨漏り以外にも自然災害やシロアリ被害などがあります。地震・火災・台風などで住宅が被害を受けた場合、火災保険(地震保険含む)に加入していれば補修費用を負担してもらえる場合もあります。
シロアリなら定期的な薬剤散布でシロアリの発生および繁殖を防ぐことができます。このように自然災害やシロアリ被害なら万が一に備えておくことが可能です。
しかし雨漏りに関しては、はじめから発生原因を推察して対処することができません。予防も起こった場合の対処法に関しても明確な基準がないため分かりづらく、不安要素となってしまいます。
プロの業者と言えど、専門知識が乏しい業者は確かにいます。お住まいに長く快適に住み続けるためには、塗装業者は慎重に選ばなければいけません。雨漏りの症状がみられるときはなおさらです。雨漏りは迅速な対処が重要とはいえ、決して焦ってはいけません。まずは業者に雨漏りの状況を伝え、補修内容や見積もり、施工方法など詳しく説明してもらいましょう。丁寧に点検、現状や補修内容の説明をしてくれる業者を選ぶことがなにより重要です。