お住まいの塗り替えで最重要項目がシーリングです
お住まいの塗り替えをご検討される際、最も考慮するべきと言っても過言ではないのがシーリング材の性能・耐久性です。
最近では、長期的なコストなどを考慮して長寿命の塗料を使って外壁を塗り替えるというお客様が増えています。そういったご要望にお応えするべく、今までのものよりも長持ちする塗料が、より低価格で手に入るようになってきています。
ただ、より効率よく外壁メンテナンスを行うためには塗料の耐久性だけではなく、「シーリング材」の耐久性にも注意することが重要です。そこで今回は外壁メンテナンスを効率よく行うために欠かせない、約30年の耐用年数を誇るシーリング材「オートインクシード」についてご紹介していきます!
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
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- 3年ほどで寿命を迎えてしまうシーリング材も
- 耐用年数30年の塗料以上の寿命を持つシーリング材「オートンイクシード」
- -一般的なシーリング材と比較したランニングコスト
- 一般的なシーリング材と比較したライフサイクルコスト
- 高耐候・高耐久である3つの理由
- 1.性能を低下させる可塑剤が不使用
- 2.外壁材に強力にくっつく粘着力と、どんな外壁材の動きにも対応できる性能
- 3.他の商品を寄せ付けない耐候性
- シーリング材には、粘着力があること・低モデュラスであることに加えて、非破壊性が要求されます
- 高機能のシーリング材の性能を存分に発揮するためには業者の腕も大切です
- 2面接着と3面接着 サイディングボードに充填するなら2面接着を用いるべきです
多少、塗装メンテナンスにかかるコストが高くなったとしても、足場を組むために必要な費用などを考えると長持ちする塗料を使うほうが長期で考えると安くなるということは珍しくありません。
外壁の塗り替えで一番メインの資材となるのは塗料です。近年では、低汚染・遮熱・断熱などの高性能な塗料が市場に出てきていますので、塗装後の暮らしが快適になることを楽しみに思われている方も多いでしょう。また、建物の雰囲気を変えたい方は何色にするか、どのように塗り替えるのかということだけでも頭を悩まされてしまいますよね。
住宅の再塗装をする際、特に窯業系サイディングの外壁塗装をご検討の際に、決して忘れてはならない注意点が一つあります。それは、窯業系サイディングボードの継ぎ目部分に充填されているシーリング材です。
シーリング材は、外壁の中に雨水が入ってこないようにするだけでなく、地震発生時にはサイディングボード同士が接触して壊れたりしないようなクッションの役目をしています。
また、季節の移り変わりによる暑さや寒さの変化に合わせて外壁は膨張と収縮を繰り返しているのですが、シーリングもその動きに追随するように膨張、収縮をしているため、雨水が入り込まないようになっています。シーリングは、お住まいにとって非常に大切な役割を担っていると言えるでしょう。
3年ほどで寿命を迎えてしまうシーリング材も
シーリング材の中には、周辺の環境等によっても左右されますが、たった3年程で性能が低下し始めるものもあります。3年で打ち替えが必要になるということは、外壁の塗装よりもずっと前にシーリングの打ち替え工事が必要になるケースもあるということです。
先ほどご説明させていただいたように、シーリングは雨漏りを防いでいるとても重要な部材です。外壁はチョーキング(白亜化)が発生し塗膜が劣化をしても、今すぐに塗装メンテナンスをしないと雨漏りが起きてしまうということはありません(もちろん早期の再塗装が望ましいです)。
しかし、シーリング材には、雨水が入り込まないようにする役目もあるので、早急に対応する必要があります。3年ほどでの対応となると、まだ外壁の塗装メンテナンスを行うには早いため、シーリング材を再充填する作業をしなければなりません。性能が低下したシーリング材をそのままにしておくと、劣化した部分から雨水が染み込んでくることになりかねません。
お住まいの大きさによっても異なりますが、通常シーリングの再充填にかかる費用よりも、足場を設置するためにかかる費用のほうが高いのです。もしも外壁塗装と同じタイミングでシーリング補修を行うことが可能であれば、足場の設置費用はその一度だけで済みます。
耐用年数が長い塗料で外壁の塗り替えをするのでしたら、シーリング材も同じように長期間の維持ができるものにしたいですよね。この「オートンイクシード」はなんと約30年の耐用年数を誇り、外壁塗装に使用された塗料のメンテナンスタイミングまで耐久性を維持することが可能です。
オートンイクシードは、かつて「オートンイクシード15+」という名称でしたが、2016年9月に「オートンイクシード」に変わりました。
かつての名称に「15+」とあるように、
15年以上の長期間性能を保つことができるということがこの商品の売りとなる性能です(現在は約30年の耐用年数)。
一般的なシーリング材と比較したライフサイクルコスト
一般的なシーリング材で耐用年数15年超の塗料で塗装した場合
通常のシーリング材を使って耐用年数15年以上の塗料で塗装をした場合は、塗料の寿命と比べてシーリング材が半分ほどの期間で限界を迎えてしまいます。そのため次回の塗装までの間にシーリング打ち替えのために9万円が、足場を設置するために20万円が余計にかかってしまいます。
オートンイクシードで耐用年数15年の塗料で塗装した場合
塗料の耐用年数にも負けず劣らないオートインクシードであれば、次回の再塗装までシーリングを打ち替える必要性はありません。通常のシーリング材を使ったケースと比較して、9万円と足場の費用20万円がかからないので、合計29万円もお得になります。
1.性能を低下させる可塑剤が不使用
シーリング材は可塑剤が配合されることで柔軟性が付与されているのですが、紫外線や雨、気温の上がり下がり、時間の経過などいろいろな影響でシーリング材から可塑剤は抜け出ていきます。
これはブリードといわれる現象で、可塑剤が抜け出たシーリング材は柔軟性と弾性がなくなっていき、ぽろぽろと崩れてしまいます。
オートンイクシードは時間の経過とともに抜け出てしまう可塑剤を使わず、その代わりに新しく開発された『LSポリマー』を使っています。可塑剤と違って、流出していかないので弾性が長期間続きます。
2.外壁材に強力にくっつく粘着力と、どんな外壁材の動きにも対応できる性能
よくあるシーリング材は通常時に対して400%ぐらいまでしか伸びませんが、オートンイクシードの伸び率はなんと1000%以上!他に例を見ないほどの柔らかい伸びがあることで、簡単にちぎれたりすることはありません。30%の圧縮・拡大を4000回行う実験を 3度繰り返してもなお千切れません。
3.他の商品を寄せ付けない耐候性
促進耐候試験を6000時間やっても問題なし。実際の時間なら30年以上性能を長持ちさせることができ、その耐久性でお住まいを保護してくれます。
シーリング材には、粘着力があること・低モデュラスであることに加えて、非破壊性が要求されます
気候に対する強さ・耐久性・動きに対応する性能(柔らかさと伸び)、オートンイクシードはどれをとっても、最高のシーリング材ですが、これらの性能に加えて優秀なシーリング材には非破壊性も要求されます。
シーリングに干渉する物質がシーリングの粘着力や伸縮性によって破壊されてしまわないかどうかという点が、ここで言う非破壊性となります。外壁の強度とシーリング材の粘着力・伸び率のバランスがとれていないと、以下のようなことが発生してしまうのです。
外壁の強度よりもシーリング材の粘着力、強度、伸び率が勝っている場合
外壁の強度と比較して、シーリング材の粘着力が強力で伸び率がよくない場合には、外壁がはがれて壊れてしまうかもしれません。
外壁の強度とシーリング材の強度と伸び率と比べて、シーリング材の粘着力が劣っている場合
外壁の強度とシーリング材の伸び率が、シーリング材の粘着力を上回っている場合シーリングが外壁から外れてしまう恐れがあります。
外壁の強度とシーリング材の粘着力が、シーリング材の強度と伸び率よりも上回っている場合
外壁とシーリング材が強く接着され、シーリング材の強度と伸び率を上回っている場合は、シーリング材がちぎれてしまうかもしれません。
一般的なシーリング材の場合、性能が低下すると、サイディングボードと接しているところから、剥がれてしまうことが多いです。
剥がれた場所からサイディングボードに雨水が入り込み、何度も乾燥や凍結をしていくうちに、その場所が劣化していきます。そうするとサイディングボードが次第に弱まり、ヒビが発生することになります。
オートンイクシードは強力な粘着力があり性能が長く続くため、こうした問題は発生しません。
高機能のシーリング材の性能を存分に発揮するためには業者の腕も大切です
2面接着と3面接着 サイディングボードに充填するなら2面接着を用いるべきです
先に述べたようにシーリング材には、地震や温度変化による外壁材の膨張・収縮などの動きに対応し、負担を和らげる効果があります。サイディングボードが動くことを予め想定して充填されているということですね。
この緩衝機能を効果的に発揮させるためには、サイディングボードの側面にのみシーリングを充填するということが重要になってきます。
そのため、通常は背面がくっつかないように、バックアップ材やボンドブレーカーを差し込みます。
リフォーム会社の中には、こうしたノウハウを知らず、単に充填するだけで3方向を接着してしまうような業者もいるようです。3つの面を接着し、背面まで固定されてしまうとシーリング材が上手く伸縮できず、本来の効果を発揮することができなくなってしまいます。
このような誤った施工方法を取ってしまうと、機能性・耐久性に優れたシーリング材であっても剥がれてしまい、隙間が生じてしまいます。
※接着される部位が変形しないことを前提としている場合、ノンワーキングジョイントという接着方法が用いられます。その場合は背面を固定しても問題はないため、防水性能が優先され3面接着が推奨されることもあります。