船橋市で塗装工事をご依頼いただいたお客様とお話していて感じたことを。
塗装工事をご検討の方、あるいは塗装工事に興味を持っていただいている方がこのブログを読んでいただいていると思うのですが、
「ケレン」という言葉を耳にしたことはありませんか?普通の日常では滅多に聞かない言葉にお客様も首をかしげることがあります。
私たちにとっては当たり前に使う言葉も専門的な用語はなるべく使わないでご説明をするように心がけていきます。
ではケレンとはなんでしょう?
ケレンとは、塗装工事において、塗装前の段階で、さび落としや脆弱な旧塗膜の除去などを行うことを言います。
この作業をするかしないか、どこまで丁寧にするかで仕上がりの美しさや塗膜の寿命に大きな影響を及ぼします。
通常、塗装工事の下処理は高圧洗浄機を使った洗浄がスタートです。
高圧洗浄機で外壁や屋根の場合は汚れや旧塗膜はほとんどが剥がれていきます。
鉄部のサビや木部の腐食による素地の露出は簡単には落ちません。
そこで洗浄後にケレン作業が必要になります。
鉄部のサビの場合、サビの状況によってケレン方法が変わってきます。
多くの場合は金ブラシ、専用の研磨スポンジを使用します。
腐食がひどい場合は素材を傷めないよう注意を払いながらケレンをしていきます。
雨戸などについた星サビ(点々に見えるサビです)はケレンでは完全に除去できない場合もあります。
腐食の進行を止めるためのケレン、完全にサビの後を撤去するためのケレンと工程が変わってきますので
工事前のお客様との打ち合わせが重要になります。
木部も一緒で破風板等、木材を使用している場合、過去の塗装の下処理をしっかりとしていない場合、
塗膜が密着している部分とそうでない部分でハガレが出る場合があります。
これも全体を撤去するには雨樋を外し、専用の機械での工程を繰り返し行うことで木材の素地を完全に露出させることで
塗装工事の工程に入ればきれいに仕上がります。
素材の状態によって仕上がり方にバラつきがありますので、細かい打ち合わせでお客様と意識をしっかりと合わせることが重要です。
どんなことでもご相談をしてください。
それと、プラスチックのように表面がツルツルしたものの表面に塗料を塗ると、簡単に剥がれてしまうことがあります。
塗膜を基材の表面に物理的に密着させることがとても重要なことです。
ペーパー掛けのように、表面に凹凸をつけることによって、接触面積を大きくする方法を「目荒し」(足付け)といいます。ケレンと同じ意味で使われることがあります。
塗装工事の下処理、気にしない業者は注意してください。
普段クローズアップしない工程ですが仕上がりには重要です。工程の数によって仕上がり方に差も出ます。
担当スタッフにどんどん希望をお伝えください。
記事内に記載されている金額は2021年06月10日時点での費用となります。
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