千葉市中央区で塗装工事のご相談をお受けしている最中にご質問がありました。 アルミサッシは塗れるのか?いろいろな疑問が皆さんあるようです。 外壁や屋根塗装以外の付帯部、塗装できる箇所とできない箇所があるとお伝えしています。 そこでよく聞くのが「サッシ」の塗装です。 原則的にアルミやステンレスは塗装をしません。 簡単に言うと塗料がはがれやすいからです。よく聞く言葉だと思います。 塗って塗れないことも無いのですが、 私たちもおすすめしません。 鉄などの金属は放置するとサビを発生させます。このサビにも種類があるのです。 一般的な金属、昔からあるトタン屋根等は鉄製金属です。 サビは水と金属と酸素があって初めて発生します。 鉄のサビは金属を劣化させる働きがあります。ですから錆びると建材は駄目になり、穴があいたりします。 俗に言う「赤錆」です。
施工中にサビを落としているシーンです。ワイヤーブラシや専用の工具を使って一生懸命落としています。 屋根材は間違いなく薄くなっています。 このようなサビに強い金属として最近はガルバリウム鋼板が主流になっています。 これは通常の金属の上にガルバリウムメッキをしたというイメージを持ってもらえればいいと思います。 サビに強いのですが、傷が付いたり、折れ曲がっている部分はそのメッキが弱くなりそこから錆が発生することがあります。
一見するとサビは見えませんが板金の折れている部分はうっすらとサビのようなものが発生しています。 これに対抗してアルミやステンレスなどは錆びないと思われがちです。 が、実はそうではないのです。 じつはアルミやステンレスは非鉄金属という材料です。これは簡単にうと自らサビを作って本体をコーティングしているのです。 (酸化皮膜といいます) この皮膜で自らを覆うことで腐食を防いでいるのです。 サビにも腐食させるもの(赤錆)と材料を守るもの(酸化皮膜)があるのです。 そしてこのコーティングは塗料が極端にのりにくいのです。 塗装をする場合は先ずは汚れを十分に落とし、酸化皮膜を壊し、そして塗装面に傷を付ける必要があります。 それって、そこまでして塗るの?って思いませんか?
サッシの塗装、本格的にするには全部外したほうがいいですけど、物理的に..ですよね。 ステンレスも同じようにサビで被膜を作るタイプ、非鉄金属です。 ステンレスは合金です、構成により金額に差が出てきます。 錆びやすいもの、そうでないものがあるのです。 自ら錆びづらくても貰いサビといって鉄釘などを使っているとそのサビを受けて赤く変色したりする場合があります。
建材に使われるステンレスはそれほど高価なものは使われていないのでサビ(腐食するサビ)の出やすい方でしょう。 ともあれ、非鉄金属にも塗装は出ますが、その材料の持つ特性を考えると塗ることは避けたほうが良いと思います。 どうしても塗る場合は、相当な工程を踏んで(価格も高額になります)施工をし、尚且つその他の部位よりはがれやすいと言うことを ご理解頂いてからご依頼をお願いいたします。(関係なく塗っちゃう会社さんもたくさんありますが)
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