建物1Fはガレージになっている為、2Fに玄関があり玄関への動線として階段が設置されています。
鉄階段には、細かなサビの発生が確認できました。建物外部に設置され紫外線、雨の影響を絶え間なく受けていますので通常よりも劣化が早くなってしまいます。この様なサビを放置すると、鉄の腐食が進行しますので階段の耐久性
階段の裏面を確認しますと、一部塗膜が大きく剥がれてしまっていました。階段裏なので雨に濡れることはありませんが、サビは湿度が高くても発生しますので塗膜の剥がれはサビの原因にもなります。踊り場の裏は、細かいサビが発生していますが著しい劣化は見られませんでした。
階段床面はモルタル下地に防塵塗料を塗った仕上がりになっていました。この様なモルタル下地は振動や伸縮によりクラックというひび割れが発生しやすい素材になっております。こちらの階段の踊り場にもクラックが複数入っておりました。クラックは大きさによりますが水が浸水してしまう可能性もあり、浸水するとモルタルの下にある鉄部の劣化を進行させてしまいますので、早めに対処するのが長持ちさせるポイントになります。
鉄部の塗装はおよそ5～7年程が塗り替えの目安と言われており、外壁の塗装と比べると短くなっていますがその分傷みやすいので定期的にメンテナンスが必要となります。
記事内に記載されている金額は2024年04月21日時点での費用となります。
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