長年、紫外線や雨風に晒され色褪せているスレートです。汚れたように見えるため綺麗にしたいとのことでご相談をいただきました。スレートの表面が劣化するとざら付いたように艶が無くなり見た目が悪くなるだけでなく、撥水性が落ちます。水が染み込むようになるとスレート材自体の耐久性も低下し。割れや欠けが起きやすくなってしまうので、早めに塗り替えて撥水性を保つことで屋根材が長持ちします。ところどころオレンジ色になっているのは苔が生えているためですね。苔や汚れなどは塗装前に高圧洗浄で洗い流します。既にひび割れがある箇所も確認できましたので、やはり塗装前に専用の接着剤で補修いたします。
スレート屋根には棟板金や谷板金という板金部材があります。面がぶつかり合う境目に使われます。雨を受け止め適切に流すためのものですが、金属ですので、経年で錆びたり歪んだりが起こります。こちらも補修の上、錆止めを塗り塗装で保護します。お客様のお宅は屋根の凹凸が多く棟板金も複雑な形状となっています。その分、板金の繋ぎ目も多く、繋ぎ目にはシーリングが充填されているのですが、それも黒く変色し剥がれそうになっているのが分かりますね。
また、棟板金を留める釘も緩んでいます。抜けてしまうと棟板金が固定できなくなり、またその下に雨水を引き入れ雨漏りの原因を作ってしまう恐れがあります。台風などで被害に遭うことを防ぐため、すべて補修致します。（場合によっては棟板金を新調することもあります）塗装工事といっても、ただ塗り替えるだけではありません。街の外壁塗装やさんでは、住宅を長く安全に保つため、塗装前に必要な補修、修理などもご案内いたします。まずはご相談ください。
記事内に記載されている金額は2021年10月13日時点での費用となります。
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