荒川区東尾久にて「鉄部に錆や塗装の剥がれが見られ腐食が心配なのでメンテナンスを検討している」とご相談を頂きました。
鉄部は外壁に比べ塗装の劣化が早い部分と言われておりますので鉄の腐食が進行する前に定期的なメンテナンスが必要になります。
現地調査にお伺い致しました。建物は木造2階建ての住宅で1階の2部屋は賃貸として貸し出しを行っており2階にオーナー様がお住まいになられておりました。2階のベランダ部分はデッキになっており鉄骨材により構成され、2階のオーナー様宅へは鉄骨階段が設置されており鉄部の面積が多い建物でした。
先ずは2階ベランダの手摺を調査しました。ベランダは南に面しており日当たりが良好でしたので他の部分と比べると塗装の劣化は顕著に出ておりました。塗装は剥がれてしまい鉄の表面には錆が発生していますのでこのままにしてしまうと腐食が進行し穴が空いてしまう可能性がありました。鉄骨階段には屋根が設置されており雨風を凌げる環境でしたので錆等の劣化症状は出ておりませんでした。
デッキ裏面は細かな錆が発生しておりましたが、ベランダの防水がまだ機能しているのでデッキ裏には大きな塗装の剥がれや錆の症状はあまり見られませんでした。お客様よりお話をお伺いしてもこれまで定期的にメンテナンスを行っていたのが覗えました。この様に鉄部の腐食が進む前にメンテナンスを行うことで部材を長く使用することができます。
鉄部以外にも気になっている点があるとのことでしたので調査すると、
モルタル部分に大きくクラック(ひび割れ)が発生しておりました。こういった
クラックからは雨水が浸入し割れを広げてしまいますので早めの対応が必要になります。
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記事内に記載されている金額は2022年03月19日時点での費用となります。
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