墨田区八広にお住まいのお客様より「建物外部に設置されている配管の塗装が剥がれてしまっているのでメンテナンスを検討している」とご相談を頂きましたので現地調査に伺い状況の確認を行い、工事のご提案を行わせていただきました。
こちらがメンテナンスを検討している配管になります。トイレの排水用のパイプとなっており2階から1階にかけて設置してありました。パイプの素材は塩化ビニルとなっており塗装の剥がれ具合から下地との接着不良が考えられました。塩化ビニルに水性塗料で塗装を行なった場合、下地との接着が悪く剥がれの症状が多く出てしまいます。
また、配管を固定している鉄製の固定金具(バンド)にはサビが多く発生しておりサビ汁により配管表面もサビ色に変色しておりました。
築14年が経過しており外壁全体の状態も気になされておりましたので外壁全体の調査も行いました。建物正面は
ジョリパットにより仕上げが行われており、その他の面はALC外壁が使用されておりました。ジョリパットは左官仕上げやローラーでの施行など様々な施工法があり施行の方法によってもデザインが異なりますので様々なデザインを楽しめる外壁仕上げ材になっています。
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LC外壁の表面には多少のチョーキングが発生しており塗装の傷みがみられました。築10年以降が経過した建物では多く見られる症状で塗装が劣化しているサインとも言われますので、チョーキングの発生がある場合にはメンテナンスをご検討してみるのが良いかと思われます。続いてALCの継ぎ目に施されているシーリングのチェックを行いました。シーリングには接着面の剥離や表面のひび割れ等の症状も無く問題の無い状態でした。ALC外壁の場合継ぎ目が多い外壁材なのでシーリングの劣化により雨水が浸入し雨漏りにつながるケースもあります。
配管の塗装以外には大きな劣化症状は見られませんでしたが、早めのメンテナンスを行うことで外壁自体の劣化を防ぐ事ができ、耐用年数も長くなりますので早めのメンテナンスが推奨されます。
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