垂木は、屋根材の下に取り付けられ、屋根の荷重を分散し、建物全体の安定性を高めます。母屋（もや）と呼ばれる構造部に対し井形に垂木を組むことで、重量のある屋根を取り付けられるだけの安定性と、お住い全体の強度も上げているのです。
屋根頂上の棟木と呼ばれる部分から垂らすように取り付けられているため、垂木と呼ばれるようになったそうです。
そのため、野地板と垂木が重なる部分で釘を打つことにより、雨漏りに強い屋根にすることが可能です。野地板で覆い隠されていたり屋根カバー工法の際に垂木の位置が正確に分かるよう、通常は455mm間隔で均等に母屋へ取り付けられているのです。
一部303㎜間隔の建物も存在しますが、工事前に図面を確認することができれば対応可能です。
私たち街の外壁塗装やさんでは、屋根カバー工法の際にも垂木の位置出しなどをしっかり行い屋根材の固定を行います。例えば換気棟の隙間から垂木の位置が確認できれば、455㎜で位置出しを行っていけば野地板との重なり部分に屋根材を施工できます。
屋根葺き替え工事は野地板を含め、下地材をメンテナンスできる絶好の機会です。垂木がしっかりしていれば野地板のみを交換・もしくは増し張りで対応しますが、一部の垂木が腐食していては新しい野地板の固定も甘くなり、強度に問題が発生してしまいます。そのため、既存の垂木も解体し、新たなものへ交換する工事を行うことがあります。
垂木のみの交換の場合、母屋の同じ箇所へ釘を打ち込むことになるため固定力が不足する可能性があります。そんな時によく行われるのが交換ではなく補強方法の抱かせなのです。垂木以外にも、添え木によって木材部を補強するというやり方はよく使用されています。
以上が、垂木の修理に関する概要です。屋根葺き替え工事とともに、劣化した垂木の修理が行われることで、建物の安全性と耐久性を確保することができます。
私たち街の外壁塗装やさんでは、屋根葺き替え工事の参考価格は約150～200万円となっておりますので、垂木だけではなく屋根全体のリフォームとしてぜひご検討ください！
記事内に記載されている金額は2023年06月08日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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