今回は品川区平塚のお客様からのご依頼です。雨が降ると室内の窓枠まわりに雨水が染みてきて黒く雨染みができてしまうとのことです。窓枠まわりの雨漏りとのことですので外壁と窓サッシの取り合い部分に異常がある可能性が高そうです。その辺りを重点的に見つつ点検を進めていきます。
こちらは室内の様子です。窓枠の周りに黒く雨垂れの跡がついています。拭いて落としても、雨が降るたびに再発するため、とても困っているとのことです。まだ症状は軽いですが放置すれば窓枠付近の木材が腐食してしまい、雨漏り箇所も拡がっていくでしょう。早急な対応が望ましいですね。
室内側での雨漏りの位置から、窓サッシの上部右側に何か問題があるのではないかと見てみると、窯業系サイディングとサッシの取り合い部分に隙間ができています。どうやら窯業系サイディングが劣化して変形したために隙間ができてしまったようです。窯業系サイディングは塗膜が劣化すると撥水性が低下して、吸水してしまいます。そして晴れた日に窯業系サイディングが乾燥、雨が降ったら吸水というように、吸水と乾燥を繰り返すことで変形してしまうんです。そうして生じた隙間から雨水が入り込んでしまったようですね。
今回雨漏りを補修するだけであれば、この隙間をシーリングで埋めることで解決なのですが、サイディングの変形が進めば再発する可能性もあります。撥水性を復活させるためにも、併せて外壁塗装をするのが良いでしょう。窓サッシ周りにはシーリングが剥がれ始めている箇所もあるようですので、シーリングの増し打ちをしつつ外壁塗装も提案させていただきました。
記事内に記載されている金額は2023年06月13日時点での費用となります。
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