今回は大田区田園調布のお住まいで調査を行った様子を紹介します！築15年が経とうとしているお住まいで、タイル外壁の面とALC外壁の面がある造りになっています。お問い合わせによると外壁のひび割れが目立ってきたとのことですので、その点を中心に点検をしていきます。
まずはタイル外壁を見ていきます。タイル外壁に使われているタイルは耐久性が高いためメンテナンスフリーなんてよく言われるのですが、そのタイルにひび割れが生じている箇所がありますね。確かにタイルは耐久性が高いのですが、タイル外壁の下地のモルタルは劣化を起こします。モルタルが劣化して硬化してしまうと地震などで建物が動いた際に、その動きに追従できなくなり表面のタイルにその影響が出てしまいます。今回のひび割れもそれが原因でしょう。同様にしてタイルとモルタルの目地部分にひび割れが生じている箇所も複数確認できました。
お住まいの北側はシンプルなALC外壁です。こちらにもひび割れや、目地の劣化などが見られますね。ALC外壁も耐久性が高いことで有名ですが、水を吸いやすいという弱点があります。吸水と乾燥を繰り返すので、膨張、収縮がその都度起こります。するとALC外壁であっても、ひび割れや欠けといった症状が起きてしまうんです！それを防ぐためには塗装をして撥水性を復活させることが大切です。耐久性の高いALC外壁ですが、10年を目安に外壁塗装を検討されると良いですよ！
記事内に記載されている金額は2023年11月10日時点での費用となります。
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