現地調査の様子になります。
メンテナンスを検討している建物は、築18年が経過した木造3階建ての住宅になります。築年数が経過し塗装やシーリングに劣化が見られた事でメンテナンスを検討されたそうです。
建物のメンテナンスは10年～15年を目安にメンテナンスが必要だと言われております。建物を定期的に修繕することで長期的に良好な状態を維持することが出来ますので定期的なメンテナンスは欠かせません。
先ずは、外壁や付帯部分の塗膜の状態確認を行ないました。
外壁の塗装には、軽微なチョーキングが発生しておりました。また、塗装の経年劣化の影響により塗装の低汚染性が低下し汚れが付着しやすい状態となっておりました。幸い苔や藻の発生は見られないことから、撥水性は維持されている状態だと思われます。
雨樋やシャッターボックスでは、塗膜のチョーキングが発生しておりメンテナンスが推奨される状態となります。
続いて、外壁のシーリングの状態確認を行ないました。
窯業系サイディングの隙間（目地）やサッシとの取り合い部に施されているシーリングは、隙間からの雨漏り防止や部材同士が接触し破損してしまうことを防ぐ緩衝材の役割を兼ね備えております。新築の際は、シーリングが後打ちとなるためシーリング上に塗装されることはありませんので紫外線のダメージを受けやすく10年ほどで劣化してしまいます。
シーリングが劣化してしまうと、接着面の剥がれや、シーリングのひび割れにより隙間が生じてしまいます。この様な隙間からは、雨水が侵入しサイディングの劣化や雨漏りへと繋がります。
記事内に記載されている金額は2024年05月07日時点での費用となります。
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