現地調査の様子になります。雨漏りが発生している建物は、木造3階建ての建物で外壁にはモルタルやタイルが使用されておりました。
今回雨漏りが発生しているのが、赤丸部分の出窓の上部になります。タイル貼り外壁からの雨漏りは、外壁のひび割れや接合部の劣化などが原因となることがあります。雨漏りが発生すると、建物内部に水が浸入して壁や天井の損傷を引き起こす可能性があります。
また、雨漏りが放置されると、カビや菌の繁殖を促進し、建物の健康環境にも影響を与えることがあります。そのため、タイル貼り外壁の定期的な点検とメンテナンスが重要です。ひび割れや劣化部分を早期に修復し、雨漏りを防止することが必要です。
雨漏りによる内装への被害は、雨染みや水漏れなどが主な症状として現れます。内装に雨漏りが起きると、壁や天井の色あせやカビ、腐食、剥がれなどの被害が生じる可能性があります。また、内装の材料や構造が腐食してしまう場合もありますので、早めの対処が必要です。雨漏りを放置すると、内装の被害が拡大し、修復費用も増える可能性があります。雨漏りが疑われる場合は、早めに専門家に相談して適切な対策を取ることが重要です。
外部の状態を確認すると、出窓の上部もタイル張りになっており外壁タイルとの取り合い部分にコーキングが打たれておりましたが隙間が生じでおりました。雨漏り箇所との位置関係を考えると、コーキングの劣化が雨漏りに繋がっている可能性が高い状態です。
また、サッシ上部に設置された水切り板金ですが通気用に隙間が設けられているはずですが以前雨漏りの補修を行った際にコーキングにて埋めてしまっておりました。通気を阻害されると湿気が内部に溜まってしまいやがて雨漏りへと繋がってしまうケースもありますので注意が必要です。
記事内に記載されている金額は2024年06月29日時点での費用となります。
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