鉄骨階段は、建物の外部に設置されることが多く、雨風や紫外線などの自然環境に晒されやすい構造物です。そのため、適切な防水処理や塗装が行われていないと、鉄骨部分が錆びてしまい、階段の耐久性や安全性が低下する可能性があります。
錆びは、鉄が酸化することで発生し、放置しておくと階段の劣化を加速させるため、早めの修理や塗装が必要です。
本記事では、鉄骨階段の塗装や錆びの防止方法、実際の塗装作業の流れについて詳しく紹介します。また、どのような業者に依頼すればよいかについても解説していきます！ぜひ参考にしてみてくださいね(^^)/
鉄は非常に強度があり耐久性が高い素材ですが、空気中の酸素や水分と反応すると錆びが発生します。特に屋外に設置された鉄骨階段は、雨水や湿気、さらには潮風などにさらされることで錆びやすくなります。
防水工事や定期的なメンテナンスが行われていない場合、階段の錆びは進行し、放置しておくと安全性に問題が生じることもあります。
鉄骨階段の錆びを放置しておくと、階段そのものの強度が低下し、さらには階段の交換や修理が必要になる場合があります(>_<)
特に、安全性が求められる施設や建物では、定期的な点検と塗装が欠かせません。早めに対処することで、長期間にわたって安心して利用できる鉄骨階段を保つことができます！
鉄骨階段の塗装工程で重要なのは下地処理！作業手順をご紹介します
鉄骨階段の錆びを防ぐためには、塗装が重要な役割を果たします。
一般的な鉄骨階段の塗装工程の中でも特に重要なケレン作業（下地処理）を含めた施工手順についてご紹介します(^^)/
まず、「ケレン作業」を行います。ケレンとは、鉄骨階段の表面に付着した錆びや汚れ、古い塗装を削り取る作業のことです。この作業をしっかり行うことで、後の塗装がきちんと密着し、耐久性が向上します♪
ケレン作業にはいくつかの段階がありますが、特に錆びがひどい場合は「全面ケレン」という方法を用います。この作業では、サンドペーパーや電動工具を使用して鉄骨の表面を削り、錆びを取り除きます。
この工程が不十分だと、塗装後に錆びが再び進行してしまうため、職人の技術と経験が問われます。
鉄骨が腐食すると、まるで虫に食われたような穴が開き、強度や見た目の面で大きな問題を引き起こします。この穴が開いた状態は塗装だけでは修復できないため、まずは金属板を当てて溶接補修を行うことが必要です(>_<)
部分的な腐食であれば部分溶接での対応が可能ですが、踏板全体に腐食が広がっている場合は、根元から切断し、踏板自体を交換することを推奨します。
次に、鉄骨階段の塗装のベースとなる下塗りを行います。下塗りには、防錆効果のある塗料を使用します！
水や酸素と触れないための強い皮膜を形成するだけでなく、下塗りが鉄骨表面にしっかりと密着することで、後の塗装作業がうまく進み、長期的な防水性や耐久性が保たれます。
下塗り塗装は、塗膜の厚さを均一にするために丁寧に行います。下塗りが不十分だと、上塗りした塗料がうまく定着せず、後々剥がれやすくなるので、注意が必要です。
下塗りが乾燥した後、中塗りと上塗りを行います。この2つの工程は、最終的な仕上がりと防水性能に大きく影響を与えるため、非常に重要です。中塗りでは、耐久性の高い塗料を使用し、しっかりと厚みを持たせます。
その後、上塗りで色や仕上がりを整え、美観を向上させます！
使用する塗料にはさまざまな種類があり、屋外で使用される鉄骨階段には、防水性や耐候性に優れた塗料が選ばれます。色については、お客様のご希望に応じて様々な選択肢がありますが、現場の環境や建物との調和を考慮して選ぶことが大切です。
鉄骨階段の塗装や錆び防止の作業を業者に依頼する際には、いくつかのポイントに注意することが大切です。
鉄骨階段の塗装は、適切な技術と知識を持った職人による作業が必要です。
ケレン作業や塗料選びなど、細部までしっかりと対応できる業者を選びましょう。
業者選びの際には、過去の事例や実績を確認し、信頼できるかどうかを判断することが重要です。
実際に作業を依頼する前に、現場調査をしてもらい、正確な見積りを依頼しましょう。現場の状況によって作業内容や必要な時間が異なるため、事前にしっかりと打ち合わせを行うことがトラブル防止につながります！
鉄骨階段は、一度塗装して終わりではありません。
定期的な点検やメンテナンスを行うことで、長期間にわたり耐久性を保つことができます。塗装後も業者と連携し、適切なタイミングでメンテナンスを行いましょう。
荒川区西尾久にお住まいのお客様より「鉄骨階段の踏み板が1段落下してしまったのでメンテナンスを検討しております。調査お見積りをお願いしたい」とご相談をいただき調査にお伺い致しました。
私達「街の外壁塗装やさん」では、外壁だけでなく建物に付随する鉄骨階段等のメンテナンスにも対応しております。建物の修繕についてご検討の際には、お気軽にご相談をいただけますと幸いにございます(*^_^*)
現地調査の様子になります。メンテナンス検討している階段は、屋外に設置されている鉄骨階段になります。階段は設置から
40年程経過しており、数回塗装でのメンテナンを行っていたそうなのですが…
鉄部の腐食により踏み板の固定が低下し、踏み板の落下へ繋がってしまいました(T_T)
幸いな事に通行中の落下では無かったため、人への被害はでていないとのことで安心致しましたが他の箇所でも同様の症状が発生してしまう可能性もありますので全体的に調査を行います！
階段の踏み板は、階段側面のササラと踏み板をL型のアングルで溶接されておりました。脱落した階段の溶接面を見ると、設置部分に錆が多く発生していることがわかりました。
また、脱落していない箇所でも錆によりアングルが膨張してしまい
変形や
溶接面の剥離が生じており固定力が低下している状態でした。
踏み板は荷重が掛かる部分なので、
固定箇所の劣化により固定力が低下してしまうと踏み板の脱落に繋がり大変危険です。このような症状が見られる際には早急な補修工事が推奨されます！
鉄骨階段のメンテナンスには、定期的な塗装が重要です。屋外に設置されている階段は劣化しやすいので、塗装を定期的に行うことで劣化を防ぐことができます。
劣化症状としては、
塗膜の剥がれや
サビが挙げられます。
塗装の流れとしては、劣化した塗膜やサビを除去して下地処理を行い、中塗りと上塗りを施すことが一般的です。
また、補修内容は塗装だけでなく、劣化状態に合わせて必要な工事を提案することもあります。劣化が進んでいる場合でも適切なメンテナンスを行うことで補修が可能です。錆びた部分は早めに対処することが重要で、錆止め塗料を使用することで効果的に補修することができます！(^^)/
調査の結果から、踏み板の溶接及び劣化した塗膜の塗装工事をご提案致しました。お客様のご希望により部分的な補修をご希望でしたので必要最低限の範囲にてご提案致しました。
今回の工事は、税込み250,000円にてご提案いたしました。
工事の金額は、施工箇所や施工環境により金額が異なりますので詳しくはお問い合わせください！
鉄骨階段は、適切な塗装とメンテナンスを行うことで、耐久性を保ちながら美観を維持することができます。錆びの防止にはケレン作業や定期的な塗装が欠かせません。職人によるしっかりとした作業と適切な塗料選びが、鉄骨階段の長寿命化に繋がります。
塗装や修理などのメンテナンスを検討している方は、専門の業者に依頼し、事前に現場の調査や見積りを行ってもらうことが大切です！
街の外壁塗装やさんでは、お住まいの点検・お見積りの作成まで無料で承っております。
お気軽にお問い合わせください(^^)/
記事内に記載されている金額は2024年09月11日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、
屋根塗装、
外壁・屋根塗装、
ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。
