瓦は日本の伝統的な屋根材料であり、その種類はさまざまです。メンテナンスをお考えの場合には、どの種類の瓦が使用されているかを見分け、それぞれに適した補修を進めていく必要があります。
瓦の種類の見分け方、そして瓦屋根の葺き替え工事についてもご紹介したいと思います。
瓦の種類の見分け方、そして瓦屋根の葺き替え工事についてもご紹介したいと思います。
瓦の種類の見分け方
まず、瓦の形状を確認しましょう。一般的な瓦の形状には、「和瓦(J形)」「S字瓦(S形)」「平板瓦(F形)」などがあります。S形とF形の多くは洋瓦として使用されており、雰囲気からも和瓦とはかなり違ったものに感じるでしょう。
素材によってメンテナンス方法が異なります
次に、瓦の素材を確認しましょう。瓦の素材には主に「陶器瓦」「セメント瓦」「金属瓦」などがあります。
陶器瓦は粘土を焼いて作られており、伝統的な瓦の素材です。粘土で形成された種類の瓦については、なんと塗装が不要です。塗膜で保護しなくとも防水性が非常に高く、屋根材が雨水の影響を受けることが殆ど無いためです。
燻して色を付けていたり、釉薬によって色付けしているものもありますが、それらは経年によって色が変化していくため、色褪せも味わいとして楽しむことができます。素敵ですね。
長寿命な瓦ですので、主なメンテナンスはひび割れやズレの補修、瓦の差し替え等になります。
陶器瓦は粘土を焼いて作られており、伝統的な瓦の素材です。粘土で形成された種類の瓦については、なんと塗装が不要です。塗膜で保護しなくとも防水性が非常に高く、屋根材が雨水の影響を受けることが殆ど無いためです。
燻して色を付けていたり、釉薬によって色付けしているものもありますが、それらは経年によって色が変化していくため、色褪せも味わいとして楽しむことができます。素敵ですね。
長寿命な瓦ですので、主なメンテナンスはひび割れやズレの補修、瓦の差し替え等になります。
塗装によって色を変えることなどが魅力的なポイントですが、現在はほとんど生産されていないことが注意点です。
そのため差し替えをしたくとも代わりの瓦が見つからなかったり、そもそも多く生産されていた終わり頃から30年程が経過しているため、塗装をしても寿命を迎えてひび割れることが非常に多いです。そのため、現在では葺き替え工事で別の屋根材へとリフォームすることが推奨されています。
金属瓦は鋼板やアルミニウムなどの金属で作られており、近年人気があります。和瓦・洋瓦、どちらのデザインも存在しており、なんといっても通常の瓦より軽量であることが大きなメリットでしょう。
近年の災害の頻発により、お住いの耐震性が重視されるようになりました。そこで注目されているのが屋根の軽量化です。屋根が軽ければ地震の際の揺れの重心が低くなり、お住いに与えるダメージも軽減することができるためです。そのため金属屋根材が現在では最もシェア率の高い屋根となっているのです。
こちらも塗装が主なメンテナンスとなります。経年で塗膜が劣化してくると苔や汚れが目立ちやすくなりますので、塗装を行いましょう。
以上のように、瓦の種類によって必要な対応が変わる為、それぞれに適した補修を行っていくことが望ましいです。
瓦屋根としてのメンテナンスに注目
まずは瓦の下に設置されている防水紙です。こちらが傷むと、いくら頑丈な粘土瓦を使用していても雨漏りが発生します。瓦は再利用できる屋根材ですので、屋根葺き直し工事などで防水紙や野地板のみを新しくすることが可能です。
また、棟に使用されている漆喰の劣化にも注意です。漆喰が剥がれるとそこから雨水が浸入し、内部の防水紙を傷めたり、棟の土台となっている盛り土が流出して崩れてしまう原因となります。そうならないためにも、瓦屋根では定期的に漆喰の状態を点検してあげることが重要なのです。
また、最近では耐震性への関心の高まりから、瓦屋根の葺き替え工事を選択する方も増えています。瓦は長い間使用することができますが、経年劣化や自然災害による損傷などで葺き替えが必要になることもあります。
軽量なガルバリウム鋼板などに葺き替えることで、お住いの耐震性や屋根の雨漏り対策に大きく貢献してくれます。
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記事内に記載されている金額は2023年09月07日時点での費用となります。
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