はじめに
バルコニーは風雨や紫外線に常にさらされる場所であり、トップコートの劣化が進行すると雨漏りや建物内部への水の侵入といった重大なトラブルに発展する恐れがあります。
この記事では、トップコートの劣化サインとそのメンテナンスの必要性について、川崎市で点検にお伺いした際に撮影した実際の画像とともに詳しくご紹介します。
点検にお伺いしました!

この画像からわかるように、バルコニー全体が均一に劣化しているわけではなく、一部に集中して劣化している箇所が見られます。
これはトップコートの劣化によって防水層がむき出しになり、雨水が直接浸透しやすい状態になっている証拠です。

特に立ち上がり部分は雨水が滞留しやすいため、劣化が顕著に現れやすい箇所です。
ここに剥がれや変色、汚れの沈着が見られる場合はトップコートの再施工を検討するべき時期です。
トップコートの劣化サインとは
トップコートのメンテナンスが必要かどうかを判断するには、いくつかの目安があります。
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表面塗膜の剥がれや浮き
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色褪せやツヤの消失
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ひび割れや細かい傷の発生
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排水溝まわりの汚れや浸食
これらは全て、防水層が劣化し始めている兆候です。放置すると雨水の浸入により下地が腐食し、修繕費用が大きくなるリスクがあります。

この写真では、塗膜が一部剥がれて下地が露出している様子が確認できます。
トップコートが機能していない状態で、雨が降るたびに防水層が侵されていきます。

近くで見ると、トップコートの剥がれはより鮮明です。
小さな剥がれでも放置すると広がり、やがて雨漏りの原因になります。

排水溝周辺は水が集まりやすいため、特に劣化が早く進行します。
写真のように塗膜が完全に失われている場合は、防水層の再施工が必要です。
トップコートのメンテナンス方法
トップコートの劣化が見られた場合、以下のような手順でメンテナンスを行うことが効果的です。
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下地処理 古い塗膜を除去し、表面を清掃・乾燥させます。
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下塗り材の塗布 密着性を高めるためのプライマーを使用します。
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トップコートの再塗布 ウレタンやFRPなどの素材に適したトップコートを選定し、均一に塗布します。
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乾燥・仕上げ確認 完全に乾燥させ、塗りムラや剥がれがないかをチェックします。
メンテナンスのタイミングと費用
トップコートの耐用年数はおおよそ5〜7年が目安です。
目視で劣化が確認できた場合や、10年以上メンテナンスを行っていない場合は、専門業者による点検をおすすめします。
費用はバルコニーの広さや状態によりますが、トップコートのみの再施工であれば5〜15万円程度で収まることが多いです。
まとめ
バルコニーは日常的に使用されるだけでなく、建物の外部環境に常に晒されるため、劣化が進行しやすい部分です。
トップコートの剥がれや塗膜の劣化は初期の段階で発見し、適切な処置を施すことで大規模な防水工事を避けることができます。
街の外壁塗装やさんでは、バルコニーのトップコート診断・再施工も対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2025年06月15日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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