トップコートとは?ベランダメンテナンスに欠かせない保護層
トップコートとは、防水層の上に塗布する仕上げ材のことで、主な役割は次の3つです。
-
紫外線から防水層を守る
防水層は紫外線に弱く、直接当たると劣化が急速に進みます。トップコートが盾となり耐久性を高めます。 -
美観を整える
表面を均一に整え、見た目を美しく仕上げます。 -
防水層の延命
トップコートが劣化しても防水層そのものは守られるため、結果として建物全体の寿命を伸ばします。
通常のメンテナンス周期は 5〜6年に一度 が目安。
ひび割れや色あせが目立つ場合は早めの塗り替えが必要です。
ここからは、実際のベランダメンテナンスの様子を、画像とともに手順に沿って解説します。
下地の清掃・アセトン拭き(油分除去)
まずはベランダ全体の汚れ・砂埃を取り除きます。
その後、密着性を高めるために アセトンでの脱脂作業(油分除去) を行います。
アセトン拭きはトップコートの密着に非常に重要で、怠ると剥がれの原因になります。
プライマー塗布(密着力向上)
下地とトップコートをしっかり密着させるため、専用のプライマーをローラーや刷毛で均一に塗布します。
プライマーがきちんと塗れていないと仕上がりムラや剥離の原因となるため、丁寧な作業が必要です。
トップコート1回目の塗布
いよいよトップコート塗布の開始です。
1回目は下地にしっかり吸い込ませるイメージで、均一にローラーで塗り広げます。
1回目の段階では色ムラが見えても問題ありません。
トップコート2回目の塗布(仕上げ)
乾燥後、2回目を丁寧に塗布して仕上げます。
2回目の塗布で光沢や色の均一性が出て、防水層の保護力が最大限に高まります。
しっかり2回塗りすることで、耐久性が大きく向上します。
施工完了
トップコートによって防水層が強固に保護され、美しく生まれ変わったベランダがよみがえります。
使用する製品によっては1playという1回塗りで仕上げるトップコートも存在します。
トップコートはDIYできる?プロに頼むべき理由
● 密着不良が起きやすい
清掃不足・脱脂不足・プライマーの選定ミスなどで剥がれを起こしやすい。
● 防水層の劣化に気づけない
トップコートだけで済むのか、部分補修が必要なのか判断が難しい。
● 天候・乾燥時間の知識が必須
湿度・温度・乾燥時間を誤ると施工不良の原因になります。
街の外壁塗装やさんなら、劣化状況を正確に診断し、最適なベランダメンテナンスをご提案します。
トップコートでベランダを長持ちさせるためのポイント
-
5〜6年に一度の定期メンテナンス
-
ひび割れ・膨れを見つけたら早めに相談
-
排水口まわりの清掃を定期的に行う
-
植物のプランターの置きっぱなしは避ける(湿気の原因)
ベランダは建物の中でも特に劣化しやすい場所だからこそ、継続的なケアが大切です。
トップコートは、防水層を守り、ベランダの寿命を延ばすために欠かせないメンテナンスです。
今回ご紹介したように、正しい手順で施工することで、美しさと耐久性の両方を維持できます。
ベランダメンテナンスでお困りの際は、ぜひ 街の外壁塗装やさん にご相談ください。
無料点検も対応しております。
記事内に記載されている金額は2025年12月12日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。
















