皆さんこんにちは、街の外壁塗装やさん熊本店です。
今回は、菊池市にお住まいのお客様宅で行った住宅木部の吹き付け塗装工事の様子をお届けします。
この現場、実はちょっと特殊な事情がありました。
お客様ご自身が約1年前にDIYで一部の木部を塗装されていたんです。
そのため、場所によって色の濃淡や傷みの進行度がバラバラ。
「1回の工事で一気にキレイにしたいけど、どうすればいいの?」というご相談からスタートしました。
結論から言うと、下地の状態を均一に整える塗装を行うことで、この問題を解決しています。
ここでは、その中でも特にこだわった「圧送ガンによる吹き付け塗装」の工程にフォーカスしてご紹介します。
施工を担当したのは――代表自らが現場に立つ理由

今回の木部塗装を担当したのは、当店の代表です。
実務経験15年以上のベテラン職人であり、国家資格「1級塗装技能士」を保有しています。
1級塗装技能士は、塗装に関する技能を国が認定する最上位資格。
実技試験と学科試験の両方に合格する必要があり、相応の知識と技術が求められます。
今回ご紹介した圧送ガンの口径を切り替える2段階吹き付けも、代表が長年の現場経験から編み出した独自の技法です。
口径の選定、塗料の吐出量、ガンの運行速度。
これらを木材の状態に合わせて微調整できるのは、やはり場数を踏んだ職人ならではだと思います。
また、代表はデザインセンスにも定評があり、お家の色選びの際に「こんなイメージにしたかった!」とお客様に喜んでいただけることが多いです。
塗装の技術だけでなく、完成後の見た目のバランスまで考えて施工するのが当店のスタイルです。
この現場が難しかった理由――木部の”吸い込みムラ”という壁
木部塗装で最もやっかいな問題のひとつが、木材の吸い込みです。
木は生きていた素材ですから、内部に無数の導管(水や養分の通り道)があります。
経年劣化で木材の表面が荒れてくると、この導管がむき出しになり、塗料をどんどん吸い込んでしまうんです。
さらにこの現場では、お客様がDIYで塗装済みの部分と未塗装の部分が混在していました。
つまり、塗料の吸い込み方がエリアごとにまったく違う。
普通に塗ったら確実にムラになります。
この「吸い込みムラ」を解消するために、私たちは3回塗りの工程を組み、2回目以降に圧送ガンによる吹き付け塗装を採用しました。
使用塗料「水性バトンプラス」を選んだ理由
今回使用したのは、大谷塗料の「外部用水性バトンプラス(VATON+)」です。
木部用塗料にはいろいろな選択肢がありますが、この現場でバトンプラスを選んだのには明確な理由があります。
浸透型の木材保護塗料であること。
これが最大のポイントです。
木部用塗料には大きく分けて「造膜型」と「浸透型」の2種類があります。
造膜型は表面にペンキのような膜を作るタイプで、浸透型は木の内部に染み込むタイプです。
今回のように木材の傷みが進んでいる場合、造膜型を使うと塗膜の下で木材の劣化が進行してしまい、やがて膜がベリベリと剥がれてきます。
一方、浸透型であるバトンプラスは木材の繊維深くまで浸透して内側から保護してくれるため、傷んだ木材との相性が抜群なんです。
バトンプラスの主な特徴をまとめると、こんな感じです。
・主原料は亜麻仁油などの植物油ベースで、環境や人体にやさしい
・退色・変色に強く、長期間にわたって木材の美観を維持できる
・木目を活かした自然な仕上がりになる
・浸透型なので塗膜の剥離やフクレが起きにくく、次回の塗り替え時のメンテナンスも容易
工程を詳しく解説――ハケ塗り→圧送ガン吹き付け→仕上げ吹き付けの3段階
【1回目】ハケで全面を丁寧に塗り込む

最初の1回目は、あえてハケ(刷毛)で塗っていきます。
「ローラーの方が早いんじゃない?」と思われるかもしれませんが、木部塗装でローラーを使うと、ローラー跡が残ったり塗膜にムラができやすいというデメリットがあります。
特に浸透型塗料の場合、木の導管に塗料を押し込むようにして塗る必要があるため、ハケの毛先で丁寧に擦り込むように塗るのが正解です。
この1回目の目的は、木材に塗料を初めて浸透させること。いわば下地への”ファーストタッチ”です。
【2回目】圧送ガンでたっぷり吹き付ける――ここがこの工事の肝

1回目の塗装から丸1日の乾燥時間を置いた後、2回目は圧送ガンを使って吹き付け塗装を行います。
ここがこの工事の最大のこだわりポイントです。

2回目では、あえて塗料が垂れるくらいたっぷりと吹き付けます。
なぜこんなに大量に吹き付けるのか?
理由は明確です。
傷んだ木材は、普通の量では塗料を吸い尽くしてしまうから。
1回目のハケ塗りで木材の表面層には塗料が浸透していますが、劣化が進んだ木材の内部はまだまだスポンジ状態。
ここに通常量の塗料を吹き付けても、木に吸われてしまって表面にほとんど残りません。
そこで「吸われる分は全部吸ってもらう」という考え方で、圧送ガンで大量の塗料を一気に吹き付けます。
木材が十分に塗料を吸い込んで飽和状態になることで、次の3回目の塗料が木の表面にしっかり留まるようになるわけです。
この工程を経ることで、先ほどお話しした「吸い込みムラ」の問題も解消されます。
DIY塗装済みの箇所と未塗装の箇所、塗料の吸い込み量が違っていた下地が、この2回目の大量吹き付けによって均一化されるのです。
【3回目】口径を極細にした仕上げ吹き付け――職人技が光る瞬間

2回目からさらに丸1日の乾燥時間を空けて、いよいよ最後の仕上げです。
3回目は、圧送ガンの吹き出し口径をかなり細く絞って吹き付けます。
口径を細くすると、噴霧される塗料の粒子がとても細かくなります。
この微細な粒子が木の表面に均一に載ることで、表面が”トルン”としたなめらかな質感に仕上がるんです。

写真をご覧いただくとわかるように、塗装前の荒れた木肌とは見違えるほどの仕上がりです。
木目の風合いを活かしながら、均一で美しい色味に整っています。
この口径を変えた2段階の吹き付け塗装は、正直なところ一般的な塗装業者ではあまり見かけない手法です。
圧送ガンの扱いには相当な経験と技術が必要で、口径の選び方や塗料の量、ガンを動かすスピードのすべてが仕上がりを左右します。
各工程の間に「丸1日」を空ける理由
ちなみに、1回目→2回目→3回目の各工程の間には必ず丸1日の乾燥時間を設けています。
「乾いたように見えるから、もう塗っていいんじゃない?」と思われがちですが、表面が乾いていても内部の塗料がまだ完全に硬化していない場合があります。
その状態で次の塗料を重ねると、密着不良を起こして将来的に剥離やムラの原因になります。
特に浸透型のバトンプラスは木の内部深くまで浸透するため、表面だけでなく内部までしっかり乾燥させることが仕上がりの持ちを大きく左右します。
工期は延びますが、ここは絶対に省略できない工程です。
菊池市の住宅木部、こんな症状が出ていたらご相談ください
最後に、木部のメンテナンス時期の目安についてお話しします。
以下のような症状が見られたら、そろそろ塗り替えのサインです。
・触るとザラザラと毛羽立っている
・黒ずみやカビが発生している
・前回の塗装から3〜5年以上が経過している
・ひび割れや反りが目に見えて出てきた
木部は外壁材の中でもとりわけ劣化が早い部位です。
放置すると表面の傷みが内部にまで及び、最悪の場合は木材そのものの交換が必要になってしまいます。
早めのメンテナンスが、結果的にコストを抑えることにつながります。
街の外壁塗装やさん熊本店では、菊池市をはじめ熊本県内全域で無料点検・調査を実施しています。
「木部の状態が気になるけど、塗装が必要かどうか自分では判断できない」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。
プロの目でしっかり診断し、最適なメンテナンス方法をご提案します。
街の外壁塗装やさん熊本店が選ばれる理由
◎ 地域密着7年、施工実績10,000棟以上
◎ 一級塗装技能士を含む自社職人が施工
◎ Googleレビュー☆5の高評価
◎ 電話1本で最短即日訪問のアフターフォロー
「そろそろ塗り替え時期かな?」と思ったら、まずはお気軽にご相談ください。
現場調査・お見積もりは無料です。
もちろん、しつこい営業は一切いたしません。
相見積もりも大歓迎です!
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記事内に記載されている金額は2026年03月31日時点での費用となります。
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