工事前の状態になります。
まず目に付いたのは、パラペットのトタン壁にサビが出ています。
笠木板金やパラペットのトタン壁、瓦棒葺き屋根が全体的に経年劣化しています。
釘の浮きや破損、変形、大きな穴、雨漏れなどの問題箇所はなく、このまま工事に取り掛かれます。
工程の一つ目として、高圧洗浄を実施します。
高圧洗浄で傷んだ旧塗膜やサビ、砂や雨などによる汚れを落として行きます。
今回の屋根では四方をぐるっとパラペットで囲まれています。
そのため、軒先(屋根の一番低い箇所、屋根の先端)には通常よく見かけるタイプの樋ではなく、箱樋が設置されています。
箱樋が詰まると、雨漏れのリスクが大きくなります。
高圧洗浄の際に、落ち葉などのゴミが詰まっていないか、排水が確実にされるのか確認をします。
次に高圧洗浄だけでは落としきれないサビを、ケレン掛けをして落として行きます。
ケレン掛けの工程は、サビや汚れを落とすだけではなく、塗料の密着性を高める為にも重要な作業となります。
ケレン掛けが不十分なまま塗装してしまうと、せっかく塗った塗料や錆止めの耐久性が低くなり、数か月経過した後に錆の発生や塗料の浮きや剥がれるなどのリスクが大きくなってしまいます。
今回の工事が無駄にならない様に、しっかりとケレン掛けの工程を行います。
ケレン掛けの工程が終わり、下塗りとなります。
錆止め塗料をローラーにて塗布して行きます。
今回はエポキシ系の2液弱溶剤の錆止めを使用します。
1液性と比べて2液の方が耐久性が高くなり、錆などの経年劣化が進んでしまった場合や、出来るだけ長持ちさたい場合に使用します。
次に中塗り作業になります。
中塗りと上塗りで使用した塗料は、プレミアムルーフシリコンになります。
色はシルバー色になります。
仕上げ塗り、上塗りの作業になります。
シルバーの光沢がキレイでカッコいいですね。
工事完了後になります。
全体的にキレイに仕上げる事が出来ました。
既存のサビもしっかり落として錆止めから塗装したので、パラペットと瓦棒の保護も安心ですね。
記事内に記載されている金額は2024年08月16日時点での費用となります。
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