今回は名古屋市中川区のお客様からご依頼を頂き、足場を立ててトタン屋根の塗装工事をさせて頂きました。トタンとは亜鉛メッキ鋼板が正式名称で比較的安価でただの鉄板よりは錆びにくいと言われていますが錆びてはくるので塗り替えメンテナンスは必要になります。
トタン屋根といいましても何種類かありまして、今回は一番代表的な瓦棒葺き屋根です。瓦棒葺き屋根とは、50㎝間隔で縦に一本棒を通してその間を凹に折って一枚板金にして被せていく工法です。
塗料は日本ペイントのファインルーフSIを使用しました。弱溶剤2液型シリコン系トタン屋根用塗料になります。高光沢でとても綺麗な仕上がり感が出るのが大きな特徴です。また、紫外線にも強く光沢保持や速乾性に優れていて作業も効率的に施工できます。
まず高圧洗浄で綺麗に汚れを落としていきます。次に最も重要な下地処理です。剥離している塗膜を除去したり、新しく塗る塗料の密着性を良くするために下地を目荒らししていく作業になります。今回のトタン屋根は、素材が鉄になるので高圧洗浄だけでは十分な下地処理の効果が見込めません。あまり錆が目立っていない状態でもしっかりとケレン作業をすることが重要になります。
トタン屋根塗装で一番肝心なことは上塗りをどの塗料にするかではなく、どの程度ケレンによる下地処理ができるかといえます。
今回のトタン屋根は下塗り工程は錆止め塗布になります。錆止め塗料はいくつか種類がありますが、最も錆止め効果が高い2液反応硬化型のエポキシ樹脂の塗料を使用することをおススメしています。
下塗りで使用した錆止め塗料は、下地に対しての錆止め効果や密着性には絶大な効果を発揮しますが、太陽光から受ける紫外線にはとても弱く、すぐ劣化反応を起こしてしまうため、錆止め塗料を保護するという役割を持たすためにも上塗り塗料をしっかり塗布していきます。
上塗り塗料は通常同じものを2回塗布することによりその性能を発揮してくれます。
近年、外壁塗装には機能の向上により溶剤系塗料から水性系塗料の復旧が進んでいますが、いまだ外部鉄部素材に関しましては密着性、耐久性を考えると、まだ適しているとは言えません。
塗料の耐久性は主成分は樹脂で決定されます。耐久性の低い順からアクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、と基本的に分かれています。近年はその上の無機樹脂も主流になってきています。同じ樹脂でも1液塗料よりも2液塗料の方が耐久性は高いといわれています。
また、特殊顔料を混入することにより素材に対して
10~20度も温度を下げてくれる遮熱塗料、それ以上の効果のある断熱塗料があります。
記事内に記載されている金額は2021年06月01日時点での費用となります。
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