まず最初に破風板の役割りについてご紹介いたします。
①
雨・風を防ぐ建物の屋根は上からの雨や風に対して強い構造になっていますが、横や下からの雨風に対して弱いという特徴があります。
破風板があることで、屋根裏に侵入する雨風を妨ぐ効果があるのです。②
雨どいの下地になる雨どいとは、屋根を流れる雨水を集めて地上や下水に導くための装置のことです。
この雨どいを設置する際に金具を打ち付ける下地として破風板が有効活用されます。③
防火性を高める雨や風から家を守るだけでなく、火災からも守る大切な役割があります。住宅火災は通常、下から上へ向かって延焼します。窓から上がった火が軒に達するのは驚くほど早いため、
破風板によって防火剤が使われていない屋根裏への火のまわりを遅らせる役目があります。こうした理由から、破風板には耐火性のある部材を使用します。
重要な役割を果たす破風板ですが、
破風板は時間とともに劣化していきます。
劣化する原因は次の通りになります。
①
紫外線
破風板は一般的なもので20年ほどの耐久性がありますが、常に紫外線を受け続けているため傷みやすいのも事実です。
破風板の部材が木質系であれば、その傾向は強くなります。
特に南側に面している木質系の破風板は、塗装が剥がれるといった劣化症状が出やすくなります。
②雨風による腐食
強風や大雨、台風の影響によっても破風板は劣化していきます。
傷んで塗装が剥がれた破風板に、水が浸入することが腐食の主な原因です。
木質系はサビは発生しませんが、腐食のリスクがあることを覚えておきましょう。③
自然災害による劣化雪の多い地域では、屋根から雪が落ちる際に破風板を傷つけてしまうことがあります。また、雪やつららは水分を含んでいるので腐食の原因にもなります。
ゲリラ豪雨やドカ雪の後は、雨どいや破風板を点検しておくと安心です。
次に今回行った破風板の塗り替えについてご紹介致します。
破風板はお家ごとによって材質が違ったりしますので必ず材質の診断を行ってから、塗り替えをする事をおススメいたします。最初に高圧洗浄を行い、破風板の表面に付着した汚れを洗浄して取り除きます。
そのあと、ケレン作業を行います。ケレン作業を行う事によって汚れが落ちるのはもちろんですが、細かい傷が付き塗料が密着し剝がれにくくしてくれます。
次に錆止め塗布を行います。屋根自体が良く見える場所ではありませんが、壁に比べて劣化が早く板金はいずれ錆びてしまうので、錆止めを塗るか塗らないかで今後に大きく影響してきます。
最後に中塗り・上塗りを行い、完全に乾いたら完成となります。
破風板の塗り替えが完了致しました!
屋根の側面の重要部分である破風板は雨風にさらされる機会が多く、傷みやすいので定期的なメンテナンスが必要です!街の外壁塗装やさんでは無料での点検・お見積りを承っておりますので、破風板について気になることがございましたらお気軽にお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2022年06月30日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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