名古屋市南区の白くなったタイルを綺麗にして破水コートしました!このタイルのコンクリートや目地などでよく見られる白くなる現象のことをエフロといいます。今回はこのエフロについてご紹介いたします。
エフロって何?って思われる方も多くいらっしゃると思います。エフロとは上記の写真の
白い部分のことを言います。
これは正式名称をエフロレッセンス(白華現象)と言います。このエフロレッセンスの出来る原因と考えられてるのがセメントの主成分である石灰分(炭酸カルシウム(CaCO3))が酸性雨や空気中に含まれている二酸化炭素(CO2)と化学的に反応して溶け出し、液体として素材表面に現れたものが、水分が蒸発した際に素材表面で炭酸カルシウムが再結晶化したものと言われています。
コンクリート内部で水分が蒸発してしまえばエフロレッセンスが発生しにくいのですが、
気温や場所などの関係で水分が蒸発しにくく、乾燥に時間がかかる場所はエフロレッセンスが発生しやすくなります。そのため日光が十分に当たらない建物の日陰や北側ではエフロレッセンスが多く観察されます。また、建物の日陰ではない場所でも
夏は気温が高く水分が蒸発しやすいのでエフロレッセンスは発生しにくくなり、逆に秋から冬にかけては気温が低く水分が蒸発しにくくなるためエフロレッセンスが発生しやすくなります。
エフロレッセンスの発生にもいろいろな段階があり、発生直後のものであれば、ブラシで軽く擦れば簡単に取れます。
しかし、石のようにガチガチに固まっていて、ちょっとやそっとではびくともしないエフロレッセンスなどもあります。特に難易度が高いのがガチガチに凝り固まったエフロレッセンスの除去です。そのような場合はエフロ専用除去剤を使ったり、ダイヤブラシといった機械などを使用する場合があります。
今回はエフロレッセンスの除去を行った後に破水コーティングを行っております。コーティングには
日本ペイント株式会社の建築用塗料「グラシィガード」を使用しました。グラシィガードはタイルのデザイン性を損なわずに浸水などの劣化を防ぐ外壁塗料になります。
また、このグラシィガードは浸透性の高い特殊な樹脂を使用することで、モルタル内部に深く浸透し、強力な吸水防止層を形成します。表面からの雨水などの浸水を抑制するとともに、躯体内部からの水の進出を抑制します。それによって、タイルを含む外壁全体の劣化を防ぐことができ、凍害やエフロレッセンスなどの抑制してくれるのです!
綺麗に仕上がりました!
今回ご紹介したエフロレッセンスは外壁や屋根の劣化症状などとは異なり放置したとしても、
特にコンクリートの劣化につながるなどの危険性はなく、環境への悪影響などもないと言えます。しかし、これには注意点があります。というのも、
仮に発生した箇所にひび割れが発生しているような場合には、雨水の侵入や内部の錆や腐食を招き、長いスパンで見たときに建物内部へのダメージが及ぶ可能性があります。放置しておいてもすぐにどうにかなるほどの危険性はありませんが、なるべく
早めに除去するのがベストでしょう。
もし、気になることがございましたら私たち街の外壁塗装やさんまでお気軽にお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2022年08月08日時点での費用となります。
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