今回は春日井市でひび割れてしまった基礎を専用塗料で塗装しました!家を支えている大事な「基礎」ですが、日本では頻繫に起こる地震に備えるためにも強い基礎が必要となります。そして強い基礎を維持し続けるためにも塗装は欠かせないものなのです!今回はそんな基礎についてご紹介していきます。
皆さん建物の「
基礎」についてご存知でしょうか?基礎とは上の写真のように
地面と建物の間にあるコンクリートの部分のことです。基礎は建築物の重さを支え、地震などの力に抵抗する役割があります。もしこの基礎が崩れてしまったら建物まで傾いてしまいます。この基礎も外壁などと同様に年数の経過とともに汚れてきてしまいます。
この経年劣化による汚れや雨染みを放置しておくと、カビやコケの原因になることがあります。美観も損ねるので、定期的な清掃と塗装による保護は欠かせません。
基礎が劣化して起こる可能性がある症状としてひび割れ・中性化などがあります。
防水性のないコンクリートは雨水を吸収して乾燥することで、膨張と収縮を繰り返すことになります。その結果、ひび割れが発生してしまう恐れがあります。
さらにアルカリ性のコンクリートは、このひび割れた部分から侵入した酸性雨や大気中の二酸化炭素に触れることで、次第に中性へと変化していきます。これを中性化といいます。
中性化したコンクリートは、「不働態被膜」と呼ばれる働きを失い、鉄筋が腐食してしまいます。その結果、錆が膨張してしまい基礎の内部が割れてしまうのです。
このような症状が起こらないようにするためにも塗装を行う必要があるのです。
上記でも触れましたが、塗装を行うことにより具体的には以下のようなメリットがあります。
・基礎の吸水性を抑える
コンクリートは水分を含みやすく、防水性がありません。また温度の変化にも弱いという性質があるため、基礎塗装をして表面を保護することで基礎の防水性を高めることができます。防水性を高めることにより、上記で説明しましたひび割れや中性化を防ぐことが出来ます。
・美観性が高まる
カビやコケの発生を抑え、基礎に色も付き、家の外観を整えることで美観性が高まります。
ただし、塗装を行うと外観はキレイになりますが、劣化や損傷が塗装で隠れてしまい、基礎内部の劣化に気づきにくくなるというデメリットがあります。そのため、基礎の塗装をするなら塗装前に劣化部分をしっかりと確認し、基礎の補強を行った後に塗装を行う必要があるので注意が必要です。
次に実際の基礎の塗装についてご紹介します。
まず塗装に行うにあたって下準備として、基礎巾木周りの地面を掘り下げて、基礎立上り面を全て露出させ、付着した土を完全に取り除き、乾燥した清浄な面とします。また同時にゴミ、未硬化セメント粉末、砂塵、油脂分などの付着物を、ワイヤーブラシなどで除去し、基礎を乾燥した清浄な面にします。
下準備が完了しましたら、塗装を行っていきます。
今回は菊水化学工業株式会社が出しているポリマーセメント系基礎巾木用塗材の「基礎ガード」を使用しました。この塗料は微弾性機能を持っており、基礎のひび割れを防止します。またコンクリートの中性化を抑える機能、防水性、密着性といった様々な特徴を持っているので基礎を長期に維持保守することができます。
綺麗に仕上がりました!
今回は基礎についてご紹介させていただきました。塗装のメリットについてご紹介したところでも触れましたが、基礎の塗装は建物の劣化状況によってはそのまま塗装してしまうと問題になってしまうケースもあります。私たち街の外壁塗装やさんでは無料でメンテナンスを行っており、しっかりと建物の状態を確認した上で工事のご提案・塗装をさせていただきます。もし基礎の塗装を検討していましたら遠慮なくご連絡ください。
記事内に記載されている金額は2022年10月19日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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