今回は名古屋市南区で旧塗膜が剥離してしまったトタン屋根を塗り替えしました!サビが発生してしまったトタン屋根は放置しておくと穴が開く可能性があります。そうなってしまうと「部分差し替え」もしくは「葺き替え」と大掛かりな修繕が必要になる恐れがあります。もし発見した場合は早めのメンテナンスを行うようにしましょう。
トタン屋根とは
トタン(亜鉛メッキ鋼板)でできた縦葺きの金属屋根のことです。トタン屋根にも種類があり、上の写真のように
瓦棒(かわらぼう)とよばれる凸っとした突起物がある形状の屋根が多いです。
瓦棒とは、
屋根の傾斜に沿って金属の板を葺くために一定間隔に並べて取り付けた細い角材のことです。自転車の小屋・倉庫の屋根などで多く使われています。
次にトタン屋根のメリット・デメリットについてご紹介いたします。
・価格が安い
まずトタン屋根のメリットとして他の屋根材に比べて価格が安いため、倉庫や車庫のような居住空間ではない建物の屋根に使用するのに適しています。
トタン屋根の敷設工事は比較的簡単なため工期が短く、したがって全体の工費も安くなります。
・地震に強い
トタン屋根は、同じ面積の屋根瓦と比較すると、1/10以下の重量でとても軽量な屋根材といえます。そのため、地震が来ても建物への負担が少なく、耐震性が高くなるのが特徴です。
・耐久性が低い
トタン屋根は以前は耐用年数が長いと言われてきましたが、最近では新しく性能も高い金属屋根材が次々と登場したのでそれらに較べてしまうとその優位性はなくなってしまいました。例えば、ガルバリウム鋼板という金属はトタンとは重量はほぼ変わらず、トタンの3倍以上の耐久性があります。
かつては圧倒的な耐用年数を誇ったトタンですが、現在の金属屋根材の進化にはやはり勝てません。
・熱に弱く、遮音性が低い
トタンのような金属板は熱伝導率が高いため、夏は特に室内温度が上がりやすくなります。そのため、断熱材を多めに設置したり、屋根の構造を工夫したり、耐熱性の高い内装材を検討しなければいけません。また、トタンは薄い金属の板なので遮音性が低く、雨音などの音がそのまま響いてしまいます。ただし、これは屋根の下に遮音性能をもったシートを引くことにより防ぐことが可能です。
今回塗装を行ったトタン屋根は写真の通り、部分的にサビが発生しておりました。まだ穴は開いていませんでしたが、放置しておくと穴が開く可能性があるので大変危険です。1度発生したサビはなくなることはありません!放置しておくとどんどん広がっていきます。
もし穴が開いてしまうとそこから水が入り
雨漏りとなってしまうので穴が開く前に補修を行う必要があります!
塗装を行う前に塗装の為の下準備を行います。
まず最初に
高圧洗浄を行い錆や塗膜と一緒にホコリやコケなどといった汚れを落とします。そして次に
ケレン作業を行います。これはワイヤーブラシやサンドペーパーを使って高圧洗浄で落ちなかった錆などの汚れを落とします。他にもこのケレン作業にはこの後塗布する錆止め塗料の密着力を強めるため、既存塗膜の目荒らしをする意味もあります。
高圧洗浄・ケレン作業が完了したら次に下塗りを行っていきます。トタン屋根の劣化の最大の要因は
錆です!
この下塗りでは錆の進行を遅らせるために錆止めを塗っていきます。
最後に上塗り作業を行います。中塗り・上塗りと塗料を2回塗ることでしっかりと塗膜を保護します。
綺麗に仕上がりました!
トタン屋根の耐用年数は10年~20年と言われておりますが、最初にお伝えしたように錆や塗装剝がれが発生した場合、そのままにしておくと腐食で穴が開いてしまいます。
もし穴が開いてしまうと屋根カバー工法や屋根葺き替えを行う必要があり、お金がかかってしまうので注意が必要です。お住まいで使用しているトタン屋根について気になることなどがございましたら無料でメンテナンスも行っておりますので、お気軽に私たち街の外壁塗装やさんまでお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2023年05月31日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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