現場の様子
外壁の様子
こちらの建物の外壁はスタッコ調仕上げになっています。写真でお分かりと思いますが珪砂と塗料を混ぜたものを吹付けます。そしてローラーで押さえるとこんな感じの模様に仕上がります。10年位前によく流行った工法です。こちらの建物は築27年で一度も塗り替えをしていないそうです。年数の割には外壁はそんなに劣化していません。不思議なくらい痛んでいないですね。家の周りに大きな木があるので紫外線もあまり当たらないせいかもしれませんね。汚れはついていますが本体はしっかりしています。こういう所にも植木の偉大な影響を感じますね。
ツタの撤去
外壁の面積の半分ぐらいはツタが這っています。外壁塗装する場合はこのツタを撤去しなければなりません。方法としてはガスバーナーで焼くか手仕事で撤去するかしかありません。ツタは壁の中まで入りこんでいるので完全に撤去することはできません。よくツタを這わしている家を見かけますが建物のためにはいい事有りません。壁の内部でツタが腐ると外壁自体がもろくなります。いろんな面でよく検討してから実行された方がいいと思います。
外壁のツタのメリットデメリット
外壁にカビが
外壁にカビが発生しています。この面は日当りが悪いのが原因と思われます。この面はバイオ洗浄する予定です。バイオ洗浄とはカビ菌などを防ぐ効果がある薬剤を使って高圧洗浄します。薬剤を先に散布し20分後に水で洗浄します。薬剤は植木などにかからないように養生が必要です。スタッコ調の外壁は汚れが付きやすい材料なので全体の高圧洗浄は省くことはできません。
ベランダの軒裏になります。ここも蜘蛛の巣が張っています。綺麗に洗浄して塗装仕上げです。ベランダの軒裏はケイカル板を使っている場合多いです。ケイカル板とはセメントを圧縮して加工したものです。軽量で扱いやすいので軒天井などによく使われています。直接雨の当たる所には不向きな材料です。こちらのベランダの軒裏にはシミもないので今の所雨漏りはなさそうです。ベランダからの雨漏りで一番多いのがドレン(排水口)廻りからというケースです。そのあたりもベランダの上から点検する予定です。
軒裏部分に巣が
軒裏の隅に蜂の巣らしきものが見えます。これも塗装前に撤去してほしいと頼まれました。正直あまりうれしい作業では有りませんが危険のないように配慮しながら処分しなければなりません。当社の社員も現調時に蜂に刺された者もいますので慎重に作業する事です。そしてお客様に気に留めておいてほしい事が1点あります。廻りに植木の多い住宅の場合一番の困りごとは木の葉による樋のつまりです。今回も洗浄時に点検予定ですが年に1回程度は清掃が必要です。
雨戸や庇
雨戸、庇も劣化が進んでいます。塗装が必要です。雨戸は新築時には焼き付け塗装された商品が来ますので耐久性はいいものです。10年後建物の塗装時でも雨戸が劣化していなければ塗装しない方が長持ちします。雨戸などの塗装は変色してきた場合の最終手段として捉えて下さい。
庇は家にとって重要な役割を持っています。窓の上には必ず庇が有ります。庇が有ると雨が直接かかりにくいので窓を開けていても雨が入りにくいという長所があります。そして夏の日差しを遮ってくれます。種類も木製、アルミ製などが有ります。庇は住宅の中は厳しい環境下に置かれているので劣化のスピードが速いです。点検の上劣化している場合は塗装が必要です。
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こちらの現場を担当したのは私です
記事内に記載されている金額は2023年10月24日時点での費用となります。
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