大阪市港区の工業地帯にある施設の外壁改修工事のお見積もりをご依頼いただきました。
弊社で数年前に搭屋の塗装工事をさせていただいたご縁で今回もお声がけいただきました。
今回は屋上と搭屋を除いた外壁4面全ての改修工事を想定してお見積りを作成させていただきます。
建物の外壁は鉄骨部分を除いて前面にタイル張りになっていますが
築年数もかなり経っているため至るところのタイルが剥落しています。
タイルは一枚剥がれるとその周りも脆弱になり広がっていくように剥がれていきます。
1階部分からの落下ならまだ危険はさほどありませんが今回の現場は建物の高さも
18m近くあり、上層部から落ちてきたタイルが人に当たれば大けがに繋がります。
建物の周りには落下してきたタイルが沢山落ちていました・・・
部分的に補修してある箇所もありますが・・・
今にも落ちそうなタイルだらけです・・・
どんな工法で改修工事を行うのか?
まず改修工事を行うにあたりどんな工事を行うのか考えなければなりません。
費用の問題もありますのであっちもこっちも全部根本から新しくすることはできません。
いかにご依頼者様の予算内で安全性・美観性を向上させる工事内容をご提案するかが大切です。
今回の現場で重要視したいのは安全面です。
多くの人や車が出入りし、地上では常に作業をしてる人も沢山いる施設ですので
タイルの落下などによりけが人を出さない為に安全面を最大限に考慮して工事したいところです。
タイル部分以外にもコンクリートの爆裂している箇所も多くありました。
※コンクリートの爆裂とは?
始まりは小さく思えるひび割れなどから水が内部に侵入し
建物構造材である鉄骨の錆を促進してしまうことで進行した錆によって
押し出されてコンクリートが写真の様に割れてしまう現象の事。
鉄骨がむき出しになったままの状態で放置していると
雨ざらしの状態ですので錆や劣化は進行していき非常に危険です。
補修方法としては爆裂した部分のさび落としや防錆の処理を行った後
新しくモルタルで形を形成していくことが一般的ですが今回は補修した後、
全体を鋼板で覆うことで、今後補修したところとは違う部分から水が侵入し
また違う部分が爆裂してしまうという問題を防ぎたいと考えています。
金額も大きくなるので様々なパターンを考えていきます
今回の現場はかなり大きく更に全体的な改修工事を予定しているため
工事金額もかなり高くなるのは避けられません。
その為、複数パターンの施工方法をご提案していき、
その中から予算と目的に合う工事をご相談させていただきながら組み合わせていきたいと思います。
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記事内に記載されている金額は2020年02月01日時点での費用となります。
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