屋上防水の着工
さて、屋上防水の様子をお届けしたいと思います。まず下地調整として既存のシートの剥がれている部分を剥がして平に近い状態にします。全て剥がすわけではなく、浮いているヵ所や、剥がれかけているヵ所をすべて剥がしていきます。既存のシートは経年劣化による腐食が進んでいますね。汚れも目立ちます。数年前に部分補修をされたようですが、雨漏りしてしまっていたので今回、全面を塩ビシート防水するに至りました。
架台部分
フェンスの下にある架台も防水をしっかりするために、防水シートを剥がします。
ドレン部分
排水ドレンの中も防水シートがかかっていたので、いちどキレイに剥がします。雨漏りの原因のひとつとして、ドレンの中から亀裂が発生していて雨水が漏れていたという事が稀にあります。ドレンの中は目が届きにくい場所なので、原因がわからない雨漏りの時はここから漏れていたりすることがあります。
今回使用する材料
これが、今回使用する塩ビシートの数です。実はこの巻物一本25㎏以上します(笑)これを担いで屋上まで登るのは大変です。かなりの重労働で、これだけで一日が終わってしまいます。なので重い荷物を運ぶのが専門の荷揚げ屋さんにお願いします。
絶縁シートを敷いていきます
1日目終了!
これで一日目の防水工事は終わりです。荷揚げ屋が運んでくれたシートは明日敷き詰めていきます。
2日目開始!
前回の下地補修が完了した状態から、今回は塩ビ鋼板の取付を行います。防水を施工する立上りの廻りなどに薄い鉄板を敷いていきます。これをつける事でより密着度もあがり、塩ビシートを隅々まで収める事ができます。
取付ける際はドリルでコンクリに穴をあけてから、長いビスで止めていきます。
フェンスのブロックの廻りにも鉄板を敷きます。この鉄板より上はウレタン防水に切り替えます。シート防水のデメリットとして複雑な形に対応しずらい事がありますが、ウレタン防水と合わせる事で複雑な形に対応できます。
ウレタン塗装後
改修ドレン
こちらが塩ビ用改修ドレンと言います。これをドレンの入り口に取付けて、雨がまわらないようにします。ここまですればドレンから漏れることはないでしょう。
■塩ビ用改修ドレンとは■
塩ビシート防水層と溶着一体化させることができる改修ドレンの事を言います。縦横兼用で使用することが可能で、サイズがとても豊富です。
■塩ビ用改修ドレンとは■
塩ビシート防水層と溶着一体化させることができる改修ドレンの事を言います。縦横兼用で使用することが可能で、サイズがとても豊富です。
屋上防水工事3日目
ディスクの固定
コーキング材処理
完成!!
近くから目をこらして見ると見えますが、普段歩く視点からであれば、あまり見えませんし、歩行の邪魔になる事もありません。三日でブロックのトップコート以外の作業が終わりました。これで雨漏りする事はないでしょう。保証も10年間ついているのでお客様にも安心していただけました。
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記事内に記載されている金額は2023年09月22日時点での費用となります。
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